• HOME
  • topic
  • REPORT
  • 相葉雅紀主演。パルコ・プロデュース2025『グッバイ、レーニン!』開幕!「愛のあるフィクションの世界に一緒に入っていただけたら」

相葉雅紀主演。パルコ・プロデュース2025『グッバイ、レーニン!』開幕!「愛のあるフィクションの世界に一緒に入っていただけたら」

REPORT

3月9日(日)、PARCO劇場にて、パルコ・プロデュース2025『グッバイ、レーニン!』が開幕した。

『グッバイ、レーニン!』は、2003年にドイツで映画公開され、本国ドイツだけでも600万人以上を動員、大ヒットした名作映画。

東西ドイツが統一されてから三十数年が経ち、ドイツ国内でも東ドイツの記憶が薄れつつある中、東ドイツを知らない世代も、あの時代を懐かしむ世代も親しみをもてるよう、国家の政治的な背景ばかりでなくコメディ要素も盛り込んだ家族にまつわる普遍的でハートフルな演劇作品として、2021年に初めて舞台化された。日本初演となる本作の演出は、2024年9月に新国立劇場の芸術参与に就任し、2026年9月より同劇場演劇部門芸術監督に就任予定の上村聡史が手掛ける。

母のため必死の“ウソ”をつき続ける主人公・アレックスを演じるのは、近年ますます精力的に俳優活動を続ける相葉雅紀。そして相葉演じるアレックスの母には、劇団四季出身で舞台のみならず数々のドラマ・映画に出演する堀内敬子。アレックスの恋人ラーラには、2023年に初舞台を踏み、本作が2作目の舞台出演となるトリンドル玲奈。アレックスの同僚デニスには、幼少期より数々の作品に出演し個性派俳優として印象を残す浅利陽介。ケルナー家の近所に住むシェーファーには、舞台・映画・ドラマのほかナレーションなど多岐にわたる活躍をみせる西尾まり。アレックスの父には、2018年に自身の劇団を立ち上げ、第26回読売演劇大賞優秀男優賞、第28回同賞最優秀男優賞を受賞した山崎一。さらに松岡依都美、後藤剛範、福本伸一、櫻井章喜、佐川和正、今國雅彦ほか、個性豊かな豪華俳優陣が顔を揃えた。

今回は、相葉雅紀、堀内敬子、トリンドル玲奈、浅利陽介、西尾まり、山崎一のコメントと舞台写真をお届けする。

コメント

相葉雅紀 / アレックス・ケルナー 役

この作品は東ドイツと西ドイツが分かれていた頃のお話ですが、社会主義や資本主義などについても知ることができますし、母のためにつく温かいウソやフィクションを、家族だけじゃなくて近所の人たちもファミリーとしてみんなで作り上げていくところに愛を感じます。
このカンパニーは本当に仲が良く、実家でこんなことがあったとか言わなくていいことも口が滑っちゃうくらい何でも話していました!浅利くんがみんなの行ける日をメモに正の字で書いて調整してくれて全員でご飯に行きましたね(笑)。諸先輩方もみなさん本当に仲がいいのでその中に入れていただけてとても居心地がよかったですし、たくさんの大先輩に囲まれてとても素敵な経験をさせていただいています。そんな素敵なみんなで作る愛のあるフィクションの世界に一緒に入っていただけたら嬉しいです。

堀内敬子/ クリスティアーネ・ケルナー 役(アレックスの母)

とてもハートフルな作品で、戦争のことなど昨今いろいろと考えることもあると思いますが、身近にいる人を大切にするということが伝わればいいなと思える作品です。とても温かい作品なのでぜひ皆さんに観ていただきたいです。今回は相葉さんのセリフが多く本当に大変なのに、稽古が始まったときからセリフがしっかり入っていて、スムーズに稽古ができました。みんなが手を取り合って一丸となって作った作品なので、その雰囲気がお客様に伝わったらいいなと思いますし、温かい気持ちになっていただけたら嬉しいです。ぜひ楽しみに観に来てください。

トリンドル玲奈 / ラーラ 役(アレックスの恋人)

アレックスと出会って彼の家族や周りの人たちと関わっていく看護師の役を演じます。アレックスがつくウソについて、いろんな思いを抱えながら演じさせていただきます。
1か月と少し稽古していたんですが、とても楽しくてあっという間でした。歴史のことや時代背景など一見難しい作品だと思われるかもしれませんが、劇中のみなさんの会話などからなにか感じ取って、気楽に楽しんでいただけたら嬉しいです。頑張ります!

浅利陽介 / デニス・ドマシュケ 役(アレックスの同僚)

デニス・ドマシュケという映画監督とプロデューサー志望で西と東が統一された後パラボラアンテナを売る営業でアレックスと一緒になる同僚の役です。
母のために嘘をつくという話ですが、自分の母親、父親が笑って過ごせるのが1番良いなと思うという所に共感できます。相葉くんのアレックスは柔らかくてチャーミングなのでそういう部分が見どころだと思います。
展開が早いので自分が出てないシーンの緊張感、流れの波に乗っかって自分がやるべきことをしっかりとお客様に伝えられたら良いなと思っています。
クスクス笑えるところがあるのでそこも見つけていただけたらと思います。

西尾まり / ハンナ・シェーファー 役(ケルナー家の近所の住人)

ご近所さんとして、家族にかかわるハンナ・シェーファー役を演じます。
色々と起きる騒動に巻き込まれつつ、それを楽しみに参加している役どころです。
テンポがとにかく速い芝居なので、お客様も一緒になって巻き込まれていく所が見どころだと思います。
次のシーンへバトンを渡していって、バトンをもらった人は任せろといった感じで展開していくので皆のチームワークの良さを観ていただけたらと思います。

山崎一 / ロベルト・ケルナー 役(アレックスの父)

アレックスの父親ロベルト・ケルナー役を演じます。
ロベルトは、唯一西ドイツに亡命してしまいますが最後に彼が1番大切なものが何だったのかが、わかっていただけると思います。
西とか東、というイデオロギーの話も出てきますが「愛」や「家族」の話で、結局西も東もないんだということを感じていただけたらと思います。
とにかく頑張ります(笑)
お客様には少しだけでも幸せになって帰っていただけたら嬉しいです。

公演概要

撮影:宮川舞子

公演概要

パルコ・プロデュース2025 『グッバイ、レーニン!』

原作 ヴォルフガング・ベッカー/ベルント・リヒテンベルクによる同名映画
脚本 ベルント・リヒテンベルク
演出 上村聡史

スタッフ 翻訳=長田紫乃 美術=長田佳代子 音楽=国広和毅 照明=松本大介 音響=加藤温
映像=栗山聡之 衣裳=前田文子 ヘアメイク=川端富生 歌唱指導=河合篤子
演出助手=神野真理亜 舞台監督=棚瀬巧・浦本佳亮

出演 相葉雅紀 堀内敬子 トリンドル玲奈 浅利陽介 松岡依都美 後藤剛範
福本伸一 櫻井章喜 佐川和正 今國雅彦
石井舜 塩田宙 豊本燦汰 鳴海竜明
西尾まり 山崎一

【東京公演】
2025年3月9日(日)~3月31日(月)  PARCO劇場

【福岡公演】
2025年4月5日(土)~4月7日(月)  キャナルシティ劇場

【大阪公演】
2025年4月11日(金)~15日(火)  森ノ宮ピロティホール

制作協力  サンライズプロモーション東京
企画・製作 株式会社パルコ

公式サイト https://stage.parco.jp/program/goodbye-lenin

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

プロフィール

PICK UP

関連記事一覧