その目に映るは、真実か幻か。ミュージカル『イリュージョニスト』フルバージョン開幕!「より刺激的で想像力豊かな舞台に生まれ変わりました」

2025年3月11日より東京・日生劇場にて、ミュージカル『イリュージョニスト』が開幕。4月8日からは大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される。
本作は、ピューリッツァー賞を受賞した作家、スティーヴン・ミルハウザーによる短編小説『Eisenheim the Illusionist(幻影師、アイゼンハイム)』が原作。2006年にはエドワード・ノートン主演にて映画化され(2008年日本公開)、ウィーンを舞台に、天才幻影師と公爵令嬢の禁断の愛、傾国の危機が迫るオーストリア皇太子の苦悩、嘘と真実に翻弄される人間模様を、巧みなストーリー展開と華麗なトリックで描き話題となった。
この作品を、日本では2021年1月にコンサートバージョンとして上演。そして、4年の歳月を経て、この度フルバージョンの上演が実現する。
主役の幻影師(イリュージョニスト)アイゼンハイム役を海宝直人、皇太子レオポルド役に成河、公爵令嬢ソフィ役に愛希れいか、ウール警部役に栗原英雄、そして興行主ジーガ役を濱田めぐみと豪華実力派キャストが集結。更にクリエイティブスタッフには、脚本にピーター・ドゥシャン、音楽は若手作曲家マイケル・ブルース、そして演出は、ミュージカル『タイタニック』、『グランドホテル』、『パジャマゲーム』等、日本でも定評のあるトム・サザーランドが手がける。
舞台上では息もつけないストーリー展開と巻き起こるイリュージョン、驚愕の結末へと観客を誘う。
今回は、スタッフ、キャストの開幕に向けてのコメントと舞台写真をお届けする。

コメント
脚本/ピーター・ドウシャン
皆さまにトム・サザーランドが演出を手掛ける、私たちのミユージカルを観ていただけることを、非常に楽しみにしています。舞台上にはワクワクするような演出が満載です。クリエイティブチームの仕事は驚くほど素晴らしく、俳優たちはそれぞれの役をダイナミックに表現しています。刺激的な時間を、劇場でどうぞお楽しみください。
作詞·作曲/マイケル・ブルース
『イリュージョニスト』フルバージョンが、ついに日生劇場(そして梅田芸術劇場)で上演されることを、とても嬉しく思います。このプロダクションは挑戦的かつ壮大で、圧倒的な舞台装置と、現代社会に響く力強いテーマ性を兼ね備えた作品です。2021年のコンサートバージョン以来、一流のプリンシパルキャストの皆さんはさらにその演技を深め、卓越した技術とショーマンシップを存分に発揮しています。この目が離せないミステリー・ロマンス・スリラーでは、オーケストラの響きがこれまで以上に壮麗で、アンサンブルの圧倒的な歌声が劇場の屋根を吹き飛ばすほどの迫力を生み出しています。素晴らしい才能を持つ俳優たち、クリエイティブチーム、そして技術スタッフたちと共に仕事ができたことを心から光栄に思います。
演出/トム・サザーランド
日本で初めてミュージカルを演出してから、早くも10年が経ちました。その間に、ここで共に創作する仲間たちを、世界最高峰の技術を持つアーティストとしてだけでなく、大切な友人だと感じるようになりました。今回、ピーター・ドウシャンとマイケル・ブルースによるこのスリリングなミュージカルを皆さんと共有できることを、大変嬉しく思います。素晴らしいキャストの皆さんによって、キャラクターに命が吹き込まれ、この作品はさらに鮮やかで豊かなものになりました。コンサートバージョンも愛していましたが、いよいよ開幕が近づく今、より刺激的で没入感のあるミュージカルに生まれ変わったことを確信しています。どうぞお楽しみください。いいえ、”大いに”お楽しみください!
イリュージョニスト・アイゼンハイム/海宝直人
前回公演は感染症による制約の中、カンバニーー丸となり、創造力を駆使して作品を作り上げました。そして今回は待望のフルバージョン。ドラマチックで美しい音楽はそのままに、より刺激的で想像力豊かな舞台に生まれ変わりました。ある時は色鮮やかに、ある時は魅惑的に、またある時は幻想的に。多彩な表情を見せながら、この作品が問いかけるのはまさに現代そのもの。ぜひ皆さま劇場でご体感ください。
皇太子·レオポルド/成河
ついにフルバージョンを皆様にお披露目できることを嬉しく思います。トム・サザーランドによる唯一無二の空間演出は全て、アナログを駆使した人海戦術です。今のテジタル優位の世界で、イリュージョンも含めた、このアナログの持つ「脳みそを使った最高峰の遊び」をご堪能下さい。そして、この作品が最後に突きつけてくる問いは非常に今日的なものです。劇場でこの問いが美しい音楽と共に皆様に届く瞬間を楽しみにしています。
公爵令嬢・ソフィ/愛希れいか
初日の幕が開くギリギリまで、皆んなで試行錯誤を繰り返し、妥協することなくチャレンジし続けています。私自身も初日にどうなっているのか正直分かりませんが、きっと緻密で美く、かつ大胆な舞台になるのではないかなと思っています。干秋楽までソフィとして精一杯生きたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。スリル満点の『イリュージョニスト』の世界を最後までお楽しみください!!
警部·ウール/栗原英雄
いよいよ開幕の時を迎えます。この作品が皆様の元へお届け出来る事に喜びを感じております。2016年プロジェクトの立ち上がりから本日まで多くの人が関わって来ました。様々なことが有りました。これまで全てのスタッフキャスト関係者の仲間と創られた作品です。この作品が皆様の目にどう映り、どう心に響き、どう思考されるのか、、貴方の真実とは、、ミュージカル『イリュージョニスト』の幕が上がります。
興行主・ジーガ/濱田めぐみ
今回のフルバージョンになって圧倒的な世界観に包み込まれます。セットやライト、衣裳、メイクが揃って漸く完成した舞台『イリュージョニスト』になるのだと。幻想的で独創的な魅力溢れる世界。前回よりも立体的により深くこの物語が迫って来ます。是非劇場にてこの物語に包まれて下さい。
舞台写真










撮影:THEATER GIRL編集部
公演概要

ミュージカル『イリュージョニスト』
【東京公演】
2025年3月11日(火)~3月29日(土)
日生劇場
【大阪公演】
2025年4月8日(火)~4月20日(日)
梅田芸術劇場メインホール
出演:
イリュージョニスト・アイゼンハイム ・・・ 海宝直人
皇太子・レオポルド ・・・ 成河
公爵令嬢・ソフィ ・・・ 愛希れいか
警部・ウール ・・・ 栗原英雄
興行主・ジーガ ・・・ 濱田めぐみ
池谷祐子 井上花菜 今村洋一 植木達也 岡本華奈 伽藍琳 柴野瞭
仙名立宗 常川藍里 東間一貴 藤田宏樹 湊陽奈 安福毅 柳本奈都子
<スウィング>晴音アキ 松谷嵐(50音順)
脚本: ピーター・ドゥシャン
作詞・作曲: マイケル・ブルース
原作: ヤーリ・フィルム・グループ制作映画「幻影師アイゼンハイム」
スティーヴン・ミルハウザー作「幻影師、アイゼンハイム」
演出: トム・サザーランド
オーケストレーション・音楽監督: 島健
美術: 松井るみ
イリュージョン: クリス・フィッシャー
リアルマジシャン RYOTA
照明: 吉枝康幸
音響: 山本浩一
衣裳: 前田文子
ヘアメイク: 富岡克之(スタジオAD)
振付: 青山航士
音楽監督補・ピアノコンダクター・稽古ピアノ:松田眞樹
歌唱指導: 鎮守めぐみ
歌唱指導補: 柳本奈都子
稽古ピアノ: 境田桃子
久野飛鳥
美術助手: 平山正太郎
振付助手: 隈元梨乃
演出助手: 加藤由紀子
技術協力: 二瓶剛雄
舞台監督: 黒澤一臣
【企画・制作】 梅田芸術劇場
【主催】 梅田芸術劇場・AMUSE CREATIVE STUDIO・ABCテレビ(大阪)
公式HP:http://illusionist-musical.jp/
公式X:@M_T_Illusionist