長野博主演。ブロードウェイ・ミュージカル「バイ・バイ・バーディー」開幕！「とても素敵でたくさん笑えて幸せになれる作品」

2022.10.19

REPORT

2022年10 月 18 日(火)よりKAAT 神奈川芸術劇場<ホール>を皮切りに、ブロードウェイ・ミュージカル「バイ・バイ・バーディー」が開幕した。

本作は、一度聴いたら忘れられない！キャッチーな楽曲に彩られ、キュートでパワフル、底抜けにハッピーなコメディ・ミュージカル。本作が誕生した当時、アメリカ中を熱狂の渦に巻き込んでいたキング・オブ・ロックことエルヴィス・プレスリーの徴兵エピソードからヒントを得て作られた。

1961 年にミュージカル作品賞をはじめとするトニー賞を受賞するなど観客を沸かせ、その後1963 年には映画化、2009 年にはブロードウェイ再上陸を果たすなど、長らく愛されている。

高橋亜子氏が翻訳・訳詞、演出・振付をTETSUHARU氏が務める。主人公アルバートを演じるのは、長野博。共演に、霧矢大夢、松下優也、寺西拓人、日髙麻鈴、内海啓貴、敷村珠夕、田中利花、樹里咲穂、今井清隆とバラエティ豊かな実力派が揃った。

今回は、長野博、霧矢大夢、松下優也、寺西拓人が登壇した取材会の様子と舞台写真をお届けする。

コンラッド・バーディー役松下優也さんのインタビューはこちら

取材会レポート

初日を迎える今の気持ちについて主演の長野は、「皆さんと一緒に稽古を一ヶ月半ほど重ねてきて、ようやく本番を無事に迎えられて本当に嬉しく思っています。こういう時期ということもあって、本番を迎えられることやお客様が来てくださることに本当に感謝しています」と思いを述べた。

霧矢は「長野さんと同じですが、この日をみんなで元気に迎えられて本当に幸せです。心温まる素敵な作品なので、精一杯お届けしたいです」と初日に向けてメッセージ。

松下は「初日を迎えられることが当たり前じゃない中、無事に初日が迎えられたことを嬉しく思います。僕が演じるコンラッドは、ファンの皆さんに囲まれながら演じているのですが、劇場に来ていただいた皆さんがファンだと思って演じられると思うので楽しみです」と思いを述べた。

寺西は「幕が上がって最後まで走り抜けられるように、感染対策もしっかりして取り組みたいと思います。個人的に僕は、神奈川県の川崎出身なので凱旋公演のような気持ちで、勝手にちょっと嬉しくなっています（笑）」と地元愛についても述べた。

共演者の印象について長野は「霧矢さんは大阪のそのまんまの部分が出てるんですよ。役柄と全然印象が違うのでそのギャップがとても好きですね。松下くんは、なんか秘めてそうな雰囲気があって、淡々としっかりとこなしていくような、自分の中でしっかりと作り上げていくイメージがあります。寺西くんは、僕の差し入れのお団子を気に入ってくれました（笑）。あんこが苦手みたいなので申し訳なかったなって」

寺西「1番美味しいあんこでした」

長野「でも、自分の引き出しをどんどん出していて、すごく面白いなと思って見ていました」と3人の印象を語った。

霧矢は「長野さんは本当に温かい空気、オーラを常にまとっていらっしゃるので、すごく安心するんです。松下くんは、先ほど長野さんが大阪の人とおっしゃっていましたが、松下くんも関西の人ですけど、私とタイプが違ってすごくしっかりとした関西弁で、私はちょっとふにゃふにゃした感じなので（笑）。いつもスターの貫禄があります。寺西くんは可愛らしいです。でも、２幕のダンスシーンではけっこう色っぽい感じで私に迫ってきてくださるので、大事にしっかりと踊らせていただきたいと思っています」とそれぞれの印象について述べた。

松下は「長野さんは小さい頃から見ていた方なので、芝居といえど、マネージャーとしての関係性がすごく変な感じがします。ただ、稽古場も本当に穏やかな温かい空気をまとっているので、コンラッドとしてはこの穏やかな優しい雰囲気に負けたらあかんなと思って、芝居として、突っ込んでいかないとなと思っています。

霧矢さんは、最初はほんまに大阪の人やなと思いました（笑）。もちろん、とてもしっかりとしている方ですし、いろいろなシーンでアドバイスをくれて嬉しかったですね。てらは特に…（笑）」

寺西「なんで！？　喋ってくださいよ（笑）」

松下「ヒューゴなんで、役柄としては勝手にライバルと思われてるんですけど、稽古後半ぐらいから、割とコミュニケーションを取るようになったんですけど、めちゃくちゃいいやつです！　めっちゃまともな人やなって思いました。でも、やっぱり踊りのシーンになるとカッコいいのが出てくる（笑）」

寺西「俺の中のジャニーズが暴れだしちゃう（笑）」

松下「初めて見た時、めっちゃかっこいいと思いましたね」と茶目っけたっぷりに印象を語った。

寺西は「やっぱり長野くんが大先輩なので、すごく緊張してたんですけど、でも、本当にこの雰囲気のまま稽古場でもいてくださって、やっぱり主演の方の雰囲気が、稽古場の雰囲気や作品の雰囲気になったりするので、本当に平和な方だなという印象があります。個人的には、僕がまだジャニーズに入る前に、テレビでV6さんを見てた時の推しメンは長野くんでした（笑）。そんな方と共演できてすごく嬉しいです。

霧矢さんは、本当にカッコ良くて一人で場を支配されていてすごいなと思います。優也くんは……いい人です（笑）。事務所は違うんですけど、アニキ感みたいなものをすごく感じます。最近、勝手に優也くんのアーティストとしての活動を追いかけ始めました。すごくかっこいいです」とエピソードを交え、3人の印象を語った。