甲斐翔真、阿部顕嵐(7ORDER)、夢咲ねねら出演。ミュージカル『October Sky ‐遠い空の向こうに‐』ゲネプロ&取材会レポート!
――それでは、甲斐さんに質問です。稽古を重ねてどんなカンパニーになってきましたか?
甲斐:ロケットボーイズに関しては、昨日楽屋で4人でタピオカを飲みましたね。タピオカメンバーです。
阿部:タピオカメンバー(笑)。
甲斐:それくらい仲良くなってきました。カンパニー全体で言いますと、演出の板垣さんのお話で「僕の演出する舞台は主役、脇役、アンサンブルという隔たりはなく、全員が主役であるんだ。全員が見せ場を持ってそのシーンの主役であるべきだ」とおっしゃっていて。まさに稽古を通してきて、一人ひとりのキャラクターにとても個性があって、主役の集まりのようなカンパニーだと僕は思っています。観る方々の誰に感情移入しても、きっと感動できるようになっていると思います。仲はとても良いです。
――それでは、阿部さん、井澤さん、福崎さんに質問です。作品の中で好きなところや見どころのシーンを教えてください。
阿部:全部好きなシーンで、それぞれにもちろん意味があるのですが、僕が特に好きなのはホーマーがロケットを作るきっかけとなったスプートニクをみんなで見るシーンです。役的には「綺麗だけど、何だあれ?」と感じているシーンなのですが、全員で一つの物を見ていてステージ上のみんなの時が止まっているような感じがします。観に来てくださる方とも時間が止まるのを共有したいなと思うシーンなので、個人的にはそこが好きです。
井澤:たくさんあるんですけれども、特にオープニングの一曲目が僕は好きで、幕が開いて後ろのセットから炭坑夫たちが出てくるんですね。その後ろでオケの皆さんがいて、その瞬間に1950年代のアメリカに飛べるような、タイムスリップできるような、そんな迫力があってとても引き込まれます。なので、ここはぜひ皆さんにも注目していただきたいと思います。
福崎:僕が演じるクエンティンはいじめられていて、それをホーマーたち3人に助けてもらって、ロケットボーイズ4人で「ロケットを作るぞ」と信念を固めるシーンが好きです。僕はこの作品に勇気というものを一番与えられていまして、それがとても感じられるシーンなので、ぜひそこに注目していただければうれしいなと思います。