平間壮一インタビュー ミュージカル「ドン・ジュアン」「少し大人になったことで、内側にある怒りを表現したい」(前編)
10月7日(木)から大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて、その後10月21日(木)から東京・TBS赤坂ACTシアターにて、ミュージカル「ドン・ジュアン」が開幕します。
2019年、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔さんが初めてミュージカルに挑み、さらに主演を務めたことでも話題となった本作。今回は 、マリア役に宝塚歌劇団卒業後初めてのミュージカル出演となる真彩希帆さんをむかえ、2年ぶりに上演されます。
物語の舞台はスペイン・セビリア。欲望の赴くままに女と酒を求めて放蕩の限りを尽くす色男、ドン・ジュアンが「真実の愛」によって変貌していく様を描いています。前回と同様、潤色・演出は宝塚歌劇団の生田大和さんが担当。藤ヶ谷太輔さん、真彩希帆さんのほか、上口耕平さん、天翔愛さん、吉野圭吾さん、上野水香さん、春野寿美礼さん、鶴見辰吾さんなど豪華キャストがそろいました。
今回THEATER GIRL編集部がお話をうかがったのは、マリアの婚約者・ラファエルを演じる平間壮一さん。インタビュー前編となる今回は、再演が決まったときの気持ちから、藤ヶ谷さん、真彩さんに対する印象、カンパニーの雰囲気などをたっぷり語っていただきました。
「また絶対に同じメンバーでやりたい」という願いが叶った
――まずは、本作の再演が決まったときのお気持ちからうかがえますでしょうか。
再演が決まったときは本当に嬉しかったですね。ただ、最初は「『ドン・ジュアン』をまたやるよ」というだけで実はキャストについては何も聞かされていなかったんです。前作のときに「同じメンバーでまたやれたらいいよね」と話していたのもあり、実際にキャスト発表となったときは、アンサンブルも含めてほとんど変わらないメンバーでやれると知って、願いが叶ってよかったなと感じました。
――まさかこんな早くに実現できるとはといった感じでしょうか?
はい、本当に集まれるんだなと。
「奮い立たされる舞台」フラメンコの手拍子のパワーも大きい
――平間さんはミュージカル「ドン・ジュアン」の作品の魅力については、どのように感じていらっしゃいますか?
奮い立たされる舞台だなと思っています。元気がなかったりするときも、稽古場でみんなが頑張っている姿を見たり、フラメンコを踊ったりすると「頑張らなきゃ」と自然に思えるのがこの作品の良いところだなと思います。
――情熱的なフラメンコにも注目ですね。
はい! フラメンコは結構手を使うので、自然と合わせたくなるといいますか。人が動きたくなる踊りだなと感じます。手拍子にはやはりすごいパワーがあるんだなと思いました。