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佐久間由衣インタビュー 『てにあまる』「ジェットコースターに乗るような感覚で挑みたい」

INTERVIEW

演劇、映画、ドラマと多岐にわたる作品に出演し、唯一無二の存在感を持つ俳優・柄本明さんが演出を手がける舞台『てにあまる』が、12月19日より東京、佐賀、大阪、愛知、静岡で上演されます。

濃密な会話劇が繰り広げられそうな今作で、藤原竜也さん演じるベンチャー企業経営の男の妻役を演じるのは「佐久間由衣(さくま・ゆい)」さん。2017年放映の連続テレビ小説「ひよっこ」にヒロインの幼なじみ・助川時子役で出演したほか、主演を努めた映画『“隠れビッチ”やってました。』で第32回東京国際映画祭 東京ジェムストーン賞を受賞するなど、今、注目すべき役者のひとりです。

そんな佐久間さんは、今回『てにあまる』が舞台作品への初挑戦。稽古が始まって間もない11月中旬に彼女を訪ね、初舞台への思いや、稽古場の印象、触れてみて感じた舞台作品の魅力などについて、たっぷり語っていただきました。

初めての舞台に抱いた思いは「嬉しさ」と「戸惑い」

――今作は佐久間さんが挑戦される初めての舞台作品となりますが、出演が決まった時の気持ちを聞かせてください。

お話をうかがった時には、素直にすごく嬉しかったです。ただ「どうして私なんですか?」という気持ちもあったので、いろいろと戸惑いも生まれてきたりして(笑)。でももう、是非挑戦させていただきたいと思ってお受けさせて頂きました。

――稽古が始まって、本日で2日目だそうですね。稽古の雰囲気はいかがでしょうか?

今は、本読みを繰り返しやっています。舞台の稽古自体が初めてなので、ほかに比較するものが全くないんですけど。セリフの解釈や、これはどういうことなんだろうという部分を、一回一回止まってみんなで話し合いながら進めている感じですね。こういうご時世なのもあって少人数なので、話しやすい空気の中でディスカッションさせてもらってます。

――共演者の方々と顔を合わせるのは、ビジュアル撮影以来だったのでしょうか。

その前に一度、本読みをする機会が別の場所であったんですけど、回数としては今日でまだ4日目くらいで。緊張感がまだまだとってもあります(笑)。

――そうですよね。初めて舞台稽古にも臨まれているにあたって、想像していた通りだったところや、イメージとはちがったところはありましたか?

本当に何も分からないので、言われたことをとりあえずやってみようと思っていたんですけど。そうですね……。稽古初日から立ってお芝居をするのかと思って、“稽古=もう立つ”みたいな感覚でいたんですが、違いました。ほかの作品ではどうなのかは分かりませんが、今回の現場では本読みをしながら、ひとつひとつちゃんと区切って考えていくという感じなので、そこは自分のイメージとはちがいましたね。

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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