増田貴久主演。ミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』ゲネプロ＆取材会レポート！

2021.11.20

REPORT

11月20日より東京・渋谷の東急シアターオーブにて、ミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』が開幕。

本作は1961年にブロードウェイで初演され、以降1417回のロングランヒットという記録を打ち出したコメディミュージカルの名作で、主人公・フィンチが、ビルの窓ふき清掃員から大企業の幹部へと出世街道を邁進する様子を描いた物語。

今回は、増田貴久、唯月ふうか、松下優也、雛形あきこ、黒須洋嗣、林愛夏、ブラザートム、春野寿美礼、石川禅、クリス・ベイリー（演出・振付）が登壇した取材会の様子をお届けする。

初日に向けて今の心境についてコメント

増田貴久

本当にスタッフさん演者さん含め、カンパニーが本当にすごく良い雰囲気で、約一ヶ月間毎日楽しくお稽古させてもらっています。昨年の初演のときには、クリスとベスが来日できなかったんですが、今回は直接演出を受けることができて、とても刺激的で楽しい日々を過ごさせていただきました。長かったようですぐ初日まで来たという感じで嬉しく思っています。

唯月ふうか

明日ついに初日を迎えることになりじわじわと実感してきているのですが、こんなに楽しくて素敵なカンパニーの一員になれたことに本当に幸せを感じています。舞台上でのびのびとローズマリーとして生きて、お客様にも楽しさやワクワク感を届けられたらいいなと思います。

松下優也

僕も約一年前にバドを演じさせてもらったのですが、久しぶりに稽古に入ったらけっこうすぐにセリフを思い出したので、やっぱり身体に染み込んでいるものがあるんだなと思いました。今回クリスさんとベスさんが来日してくださって、昨年一度最後までやりきったと思っていても、まだまだ気付けていなかった部分がたくさんあったので、また新しい『ハウ・トゥー・サクシード』ができるなと、すごく楽しみです。

雛形あきこ

私も今回が再演で、初演のときもたくさん刺激を受けて楽しかった印象なのですが、今回クリスとベスから直接演出を受けることができて、より密な時間を過ごさせていただいたので、本当にあっという間に今ここに立っているなという気持ちです。皆さんに観ていただけることがすごく楽しみです。

黒須洋嗣

僕自身5年ぶりのミュージカルなので、出演が決まったときからボイトレを始めました。クリスとベスのディレクションがすごく明確なのでそれに沿ってやってきました。

林愛夏

私も今回が再演で、今年もスミティを演じさせていただくんですが、この素敵な作品をまた届けられることが嬉しいですし、来日して演出してくださったクリスとベスから作品の魅力をさらに教えていただけたのが、すごく興味深くて演じる上でとても勉強になりました。今回また演じていく中で作品を深められたらと思うので頑張りたいと思います。

ブラザートム

こんにちは。僕も青春時代にブロードウェイに憧れていました。今回こうやってブロードウェイから来た方と同じ舞台を踏めることは本当に幸せなことだと思っています。ぜひ楽しんでください。

春野寿美礼

私も昨年出演させていただいて、この作品を皆さまにお届けしようと必死に稽古をしてきました。今年新たにクリスとベスが来日されて、この作品の時代背景などをクリスから直接聞くことができて、今までは埋められていなかった部分を自分で理解したことによって新たなインスピレーションを得られたと思います。さらにこの再演では、この年代のアメリカの様子をより深く伝えられるのではと思うので、明日初日を迎えるのをとてもドキドキしていますが、楽しみにしております。

石川禅

私は初参加ですが、まさか自分がこのミュージカル史に残る名作に出演させてもらえるとはかけらも思ってもいなかったです。台本を読ませていただいたときに、このビグリーという役の重さを改めて感じました。緊張の毎日で稽古場に臨んだのですが、初演からのカンパニーの皆さんがとっても優しくしてくださるので、そこに甘えつつ一歩一歩歩いてきた感じです。オープニングで僕は最後に出るのですが、素晴らしいダンスシーンが繰り広げられていて。それをずっと見ていると、ここに出ていかなきゃいけないんだと、一番緊張します。でも自分は社長だぞ思いながら胸を張って出て行っている毎日です。ぜひご覧いただければと思います。