鈴木絢音（乃木坂46）、尾碕真花、高橋健介ら出演。舞台「六番目の小夜子」ゲネプロ＆取材会レポート！

2022.01.08

REPORT

2022年1月7日（金）より新国立劇場小劇場にて舞台「六番目の小夜子」が開幕した。

本作は、恩田陸の処女作で、2000 年に NHK 教育テレビにてドラマ化され、高い人気を誇り、今年 7 月 NHK 総合での再放送も話題なった注目作。舞台版のシナリオでは、小説のもつ空気感はそのままに、学校、演劇部という限られた時間・空間の中で起こる群像劇を、舞台、映像など各方面で活躍する若手俳優を中心に、ひやりとするような演出を交えながら描かれる。

映画『リング0～バースデイ～』や映画『おろち』などを手がけ、“Jホラーの父”と呼ばれる鶴田法男を総監督に迎え、謎の転校生・津村沙世子役として、乃木坂46の鈴木絢音が舞台単独初主演を務める。その他にも尾碕真花、高橋健介、熊谷魁人、山内瑞葵（AKB48）、山本涼介、森下能幸など若手をメインとしたキャストが揃っている。

今回は、鈴木絢音（乃木坂46）、尾碕真花、高橋健介が登壇した囲み取材とゲネプロの様子をお届けする。

囲み取材レポート

初日を前にした今の意気込みについて主演の鈴木は「千穐楽まで元気に走り抜けられるように頑張りたい」と意気込んだ。尾碕も「千穐楽まで気を抜くことなくいい緊張感を持って頑張りたい」と抱負を語った。

続いて高橋は「大変人気な原作で、ドラマなどでも一度成功している作品。それに負けないような舞台を作れたらと思いみんなでやってきた」と作品への思いを話した。

その後は、それぞれ役を演じる上で苦労した点、工夫した点についての話題に。

鈴木は「動きを制限するのにすごく苦労した」と語り「ずっと動いている人間なので、ミステリアスさを出すためにピッと止まるようにして頑張っている」と役作りへの苦労を語った。

尾碕は「少し言い方を変えたり、変なニュアンスにしてしまうと、ただのわがままな子という印象になってしまうので、気を付けて演じている」と演じる上で気を付けていることについて話した。

高橋は「普通の高校生が集まっている部室の雰囲気作りをできるだけナチュラルにというのを最重要課題としてみんなでやってきた。その中に異物の人が入るという全体の雰囲気作りの方が難しく何回も繰り返して、やっと作ることができた」と、工夫した点について改めて語った。

その後は、本作が2022年の1月に上演されるとのことで、今年の抱負についての話に。

鈴木は「のんびりと生きていけたらいいなと思う」と語り、尾碕は「気取らず、気負わず、気楽にという三つの「き」を大事にのんびりと自分らしく過ごせたら」と話した。

高橋は「若い後輩たちがたくさん出てきて、追い抜かれるかすごく心配なのでとにかく行き急いで、高橋健介ここにありという感じでやっていけたら」と今年の抱負について述べた。

さらに話題は、主演の鈴木絢音への印象は？　という話に。

高橋は「めちゃくちゃ変な子です（笑）。すごい嘘つきで、毎日2時間半くらい半身浴をしているって言ってたのに、翌日に聞いたら「昨日は30分でした」と言ってて（笑）。でも、やっぱり真ん中としてみんなを引っ張ってくれるような、特別な存在感があって素敵な方だと思います」と鈴木のエピソードを語り、さらに「後半の部分だけ使ってください」と付け加え会場の笑いを誘った。