• HOME
  • topic
  • REPORT
  • 三宅健、音月桂、林翔太、木場勝己ら出演。『陰陽師 生成り姫』製作発表記者会見レポート!

三宅健、音月桂、林翔太、木場勝己ら出演。『陰陽師 生成り姫』製作発表記者会見レポート!

REPORT

2月22日(火)〜3月12日(土)まで東京・新橋演舞場、3月18日(金)~3月24日(木)まで京都・南座にて『陰陽師 生成り姫』が上演される。

原作は、全世界での発行部数が800万部を超え、日本のみならずアジアをはじめとする世界中で大ヒットを記録した夢枕獏の小説「陰陽師」。1986年に小説誌「オール讀物」での 連載が開始し、2021年に35周年を迎えた今でも人気作として支持され続けている。

これまで、映画やドラマ、漫画などジャンルを超え様々な「陰陽師」が描かれてきたが、今回の舞台化ではマキノノゾミの脚本、鈴木裕美の演出により、晴明の無二の友である源博雅との友情や、晴明がそっと見守る徳子姫と博雅の切ない恋など、登場人物の機微をより繊細に写し出す。

今回は、三宅健、音月桂、林翔太、木場勝己、脚本のマキノノゾミ、演出の鈴木裕美らが登壇した製作発表記者会見の様子をお届けする。

製作発表記者会見レポート

脚本を担当したマキノノゾミは「夢枕先生のシリーズからいろいろと作品を探したが、やっぱり「生成り姫」が一番演劇にしっくりくると感じた。演出の鈴木裕美さんともいろいろ話し合って人間を見せるという意味では一番ふさわしいのではということでこの題材になりました。脚本の5分の4ぐらいはほぼ原作通りの展開ですが、最後の5分の1くらいが、今回オリジナルになっているので、舞台ならではの生成り姫をお見せできるのではと思います」と生成り姫を題材に選んだ理由を語った。

続いて演出の鈴木裕美は「陰陽師というのは非常に有名な作品でもしかしたら皆さまLEDなどを使った派手な演出を思い浮かべるかもしれませんが、今回は人間の情の部分にフォーカスした陰陽師にしたいと思います。いろんな表現を全て人力でやって、音楽に関してもヨーロッパの中世以前の音楽の古楽の生演奏に歌唱が入るアコースティックな形でやっていく予定。稽古が始まる数ヶ月前に三宅さんに電話でその話をしたら「つまりアンプラグドってことね」とおっしゃって。それがすごくいいなと思ってそれからずっとその言葉を使っています。なので、アンプラグドな演出、表現方法で、人力でお見せする陰陽師にしていきたいです」と本作の演出について語った。

本作で主人公・安倍晴明を演じる三宅健は「安倍晴明は、今までにいろんな方が演じられていて、話をいただいたときも光栄でしたが、同時にプレッシャーでもありました。自分にしかできない安倍晴明を演じたいと思います」と役への意気込みを話した。

徳子姫を演じる音月桂は「陰陽師はいろいろと舞台や映像になっていますが、今まで触れたことがなかったので、嬉しい気持ちがありました。それと同時に世界各地に陰陽師ファンの方々がいるというのを耳にしていたので、皆さまのイメージする陰陽師像がきっとあると思います。その中でもキーパーソンの役をやらせていただくのは少しプレッシャーを感じていますが、皆さまの力をお借りして、素敵な作品を作れるように情熱を持って稽古に臨みたいと思います」と真摯に語った。

源博雅役の林翔太は「本当に誰もが知っている作品に携われることに嬉しい気持ちがありました。その中でも、ジャニーズ事務所に入るきっかけになった三宅健くんと一緒に、ジャニーズの世界から少し離れた外の世界で一緒にお芝居をさせていただけることが本当に光栄。この幸せを噛み締めながら千穐楽まで頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。

蘆屋道満役の木場勝己は「『花歌舞伎徒然草』という夢枕 獏さんのエッセイがあるのですが、そこに、亡くなった立川談志さんのことが書かれていて。生前、談志さんにはお世話になったのでそれを読んで年甲斐もなく号泣してしまいました。そしたら急に事務所から電話があり、この陰陽師のお芝居のオファーを伝えられ、これはもう運命的だと思ってお断りすることはできないと思いました」とオファー時のエピソードについて語った

最後に改めて三宅から「こんなご時世なので観に来てくださいとは軽々しく言えませんが、お時間のある方、心に余裕のある方は、ぜひ僕たちにしかできない陰陽師を観に来ていただければと思います」と意気込みが語られ、製作発表記者会見を締めくくった。

文:THEATER GIRL編集部
撮影:くさかべまき

公演概要

陰陽師 生成り姫

原作:夢枕お獏(文春文庫『陰陽師 生成り姫』)
脚本:マキノノゾミ
演出:鈴木裕美

出演:
三宅健
音月桂 林翔太
姜暢雄 太田夢莉 佐藤祐基
市川しんぺー 岡本玲 佐藤正宏
木場勝己

製作:松竹株式会社
制作協力:クオラス

【東京公演】
会場:新橋演舞場
公演日程:2022年2月22日(火)~3月12日(土)

【京都公演】
会場:南座
公演日程:2022年3月18日(金)~3月24日(木)

松竹HP:https://shochiku.co.jp
公式HP:https://www.onmyoji-stage.jp
公式Twitter:@onmyojistage

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

プロフィール

PICK UP

関連記事一覧