松本白鸚主演、松たか子ら出演。ミュージカル『ラ・マンチャの男』開幕! コメントと舞台写真が到着
2022年2月6日(日)より東京・日生劇場にて、ミュージカル『ラ・マンチャの男』が開幕した。
本作は、聖書に次いで世界的に読まれているスペインの国民的小説「ドン・キホーテ」を原作としたミュージカルで1965年にブロードウェイで初演され、翌年のトニー賞ではミュージカル作品賞を含む計5部門を受賞。
日本では1969年の初演より松本白鸚が主演し、翌70年にはブロードウェイからの招待を受けて、マーチンベック劇場にて全編英語で現地の役者と渡り合い、計60ステージに立った。その後今日までの上演回数は1,307回に到達している。
そして2022年、ついに松本白鸚『ラ・マンチャの男』一世一代の遍歴の旅路はついに終焉を迎える。ドン・キホーテが想い姫と慕うアルドンザ役に、2012年公演以来、松たか子が扮し、父・白鸚との久しぶりの舞台共演に臨む。
脇を固めるサンチョ役の駒田一、牢名主役の上條恒彦に加え、新たなキャストとしてアントニア役に実咲凜音、カラスコ役には吉原光夫を迎え、松本白鸚「ラ・マンチャの男」集大成、2022年公演がいよいよ始動する。
今回は、主演の松本白鸚の初日開幕コメントと舞台写真をお届けする。
松本白鸚コメント
『ラ・マンチャの男』の初日があきます。
感無量の思いです。
今日の初日を迎える事が出来たのも、
東宝の方々、スタッフ、キャスト、それにマスコミの方々のお陰、
そして 何よりもうれしいのは、
その都度、劇場へ足をお運びくださった多くのお客様のお陰です。
心より感謝申しあげます。
本当に
本当にありがとうございました。
舞台写真
あらすじ
16世紀末のスペイン、セビリアの牢獄そしてミゲール・デ・セルバンテスが想像するさまざまな場所。薄暗い牢の中。囚人たちの耳に、はるか上方から梯子が下ろされる物音が聞こえ、やがて宗教裁判所の隊長に率いられた男たちが下りてくる。教会を侮辱した罪で、セルバンテスが従僕共々投獄されようとしている。新入りであるセルバンテスをこづきまわす囚人達で牢内は騒ぎになり、聞きつけた牢名主がセルバンテスを詰問、裁判をやろうと言い出す。なんとかこの場を収めたいセルバンテスは、即興劇の形で申し開きをしようと思い立つ。それは、囚人全員を配役した劇。
――田舎の老人アロンソ・キハーナは本の読み過ぎで狂気の沙汰とも言えるとんでもない計画を思いつく。何世紀も前に姿を消した遍歴の騎士となって、悪を滅ぼさんがために世界に飛び出す…その男こそ、ドン・キホーテだ。
従僕のサンチョを連れた旅の途中、立寄った宿屋でキホーテはアルドンザという女と出会う。あばずれ女のアルドンザだが、キホーテにとっては“憧れの麗しき姫ドルシネア”その人に見える。憧れの姫のために、その身を捧げる決意をするキホーテ。不思議な彼の言葉に、アルドンザの気持ちは揺れる。だが、そんな彼女にラバ追いのあらくれ男たちが襲い掛かる。身も心もボロボロのアルドンザを目にして、それでも“麗しの姫”と崇め続けるキホーテ。
彼の求める夢とは、そして真実とはー。
公演概要
ミュージカル『ラ・マンチャの男』
<キャスト>
松本白鸚(セルバンテス/ドン・キホーテ)
松たか子(アルドンザ)
駒田一(サンチョ)/実咲凜音(アントニア)/石鍋多加史(神父)/荒井洸子(家政婦)/
祖父江進(床屋)/大塚雅夫(ペドロ)/白木美貴子(マリア)/吉原光夫(カラスコ)/
上條恒彦(牢名主)
隊長: 鈴木良一/ギター弾き: ICCOU/ムーア人の娘: 酒井比那/フェルミナ:北川理恵
美濃良/山本真裕/市川裕之/山本直輝/さけもとあきら/斉藤義洋/宮川智之/
下道純一/楢原じゅんや/乾 直樹/中野祐幸/小林遼介/堀部佑介/砂塚健斗/
ルーク・ヨウスケ・クロフォード/郡司瑞輝/森内翔大/尾関晃輔/岩永 俊/鈴木満梨奈
<スタッフ>
演出:松本白鸚
脚本:デール・ワッサーマン
作詞:ジョオ・ダリオン
音楽:ミッチ・リー
訳:森 岩雄、高田蓉子 訳詞:福井 崚 振付・演出:エディ・ロール(日本初演)
演出スーパーバイザー:宮崎紀夫 プロデューサー:齋藤安彦、塚田淳一
振付:森田守恒 装置:田中直樹 照明:吉井澄雄、鈴木尚美 音響設計:本間俊哉 衣裳協力:桜井久美
音楽監督・歌唱指導:山口琇也 音楽監督・指揮:塩田明弘 歌唱指導:櫻井直樹 稽古ピアノ:間野亮子
振付助手:萩原季里、大塚雅夫 演出助手:坂本聖子
技術監督:菅田幸夫 舞台監督:金山政英 制作助手:村上奈実
東京・日生劇場
2022年2月6日(日)~28日(月)
チケット発売中
料金:S席14,500円 A席9,000円 B席4,500円(消費税込)
お問い合わせ:東宝テレザーブ(03-3201-7777)
公式サイト:https://www.tohostage.com/lamancha/intro.html
製作:東宝