平賀勇成が進む役者としての通過点「演技で人を感動させられることが嬉しい」【シアダンFRESH vol.01】(前編)
INTERVIEW
――役者の仕事をしていく中で、悔しかったことや苦労したエピソードはありますか?
演技が思ったようにできなくて、言葉や動きでうまく伝えられなかったり、求められたものを表現できなかったりすると、やはり自分はまだまだだなと思い、よく悔しい気持ちになります。
それから姿勢が猫背ぎみなので、意識していないとすぐに戻ってしまうところもいまだに苦労しています。
――では、逆に自分が大きく成長できたと感じた出来事や作品、役柄などはありますか?
自分自身すごく人見知りで静かな性格なので、稽古のときに声が小さくて注意されることがよくありました。 昨年12月に出演させていただいた舞台は今まで出演させていただいた舞台の中で一番会場が大きくて、後ろの席までマイクなしで声を届けないといけなくて。
なので、普段よりも大きな声で演じるということを稽古のときから常に意識していました。でも、それ以降は稽古でも声の小ささで注意されることはなくなったので、そこは成長できた部分かなと思います。
ほかにも、舞台『リライト』という作品では、アクションシーンが多かったのですが 、どうしても稽古時間だけだとなかなか上手くこなすことができなくて……。なので、早めに稽古場に来て自主練をしていました。そのおかげで大分成長できたと思います。