浜中文一主演。舞台「スケリグ」ゲネプロ&取材会レポート!キャスト7人+音楽家1人で描くファンタジックな世界
――それだけやることがある中で、こういった時期ですし稽古は大変でしたか?
金子:まずZoomでの本読みから始まったんですが。僕たち初演組は、台本が少ししか変わっていないですし、なんとなくこの世界観が身体に染みついているので、Zoomでもなんとかミーティングができたんですが、初参加組は相当苦労したと思います。しかも、初演時と比べて、半分くらいの稽古期間だったので、初参加組はかなり優秀だと思いますね。
――実際に稽古が始まって、稽古場で皆さんに会ったときは嬉しさは感じましたか?
浜中:嬉しかったですね。久々に人と会える嬉しさもあって、なんかホッとしたというか。
ウォーリー木下:僕は自粛明けの初仕事がこれだったので、そういった喜びもありました。
――浜中さんは、劇中でいろいろな役割をやっているということでしたが、具体的にアピールするとしたらどんなところですか?
浜中:皆さんは絶対気づいてないと思うんですけど、サッカーを一緒にやってます。
あっあとデス先生、絵で出てくるでしょ。あれは僕です。あとは、赤ちゃんの泣き声が一番難しいんじゃないですかね。今回僕着替えながら、「おぎゃ~」ってやってますもん(笑)。
――今回は、初めて配信でも観られるとのことですが、楽しみにしている方に観るポイントを教えていただけますか。
ウォーリー木下:ささやかな感じの舞台なので、できればひっそりと観てほしいなぁというか。あまりリビングで家族全員でにぎやかに観るというよりは、音も細かいのでプライベート空間でヘッドホンを付けて観ていただくのもいいかもしれませんね。もちろんそうじゃなくても良いんですが、劇場に近い感覚を味わいたいと思ったら、部屋を暗くしてこの世界に没頭していただけるような環境を作ってもらえたらと思います。
――今回、フェイスシールドを付けての演技でしたが、どんな感覚でしたか?
金子:逆にどうでしたか?(笑) 僕たちは、稽古中はマスクを付けてやっていたんですけど、マスクよりはやっぱり空気も通りますし、喋りやすいですね。
浜中:若干顎が気になりません? 顎で支えてるので、汗とかでずれてくるので僕らは気になったりするんですけど。
――安心感もありますし、表情もとても見やすくてよかったと思います。
瀬戸:耳の部分はスタッフさんがゴムをストッキングに変えてくれたので、痛くなりにくくしてくれてますし、とてもありがたいです。