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キムラ緑子主演。松村雄基、林翔太ら登壇。『わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-』取材会レポート!

REPORT

2026年1月2日~20日東京・三越劇場、1月24日~2月1日京都・南座にて上演される『わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-』。

今回は、笠置シヅ子役のキムラ緑子、服部良一役の松村雄基、花森英介役の林翔太、補綴・演出の齋藤雅文が登壇した取材会の様子をお届けする。

取材会レポート

齋藤雅文「笠置シヅ子、服部良一という方は、周囲からやることなすこと『ダメだダメだ』『あかんあかんあかん』と言われ続けてきたと思うんです。『女がそれをやったらあかん』『結婚したら家に入らなあかん』『そんな歌い方したらあかん』『足あげたらあかん』と。それを全部乗り越えてきた。だから、涙と笑いがたくさんある芝居になると思います。これは勇気と愛の物語です。豊かな音楽劇になることを確信しておりますので、ぜひ、ご期待ください」

キムラ緑子「『東京ブギウギ』という歌の力、それから笠置シヅ子さんの力を借りて、齋藤さんの演出のもとで、皆さんと手を一緒に繋いで楽しい作品にできたらいいなと思っています。お正月ですし、皆さんが華やかな、明るい気持ちで劇場に来てくださると思います。それに負けないように、 『良い芝居!』『良いものを見たな』『楽しくなった』 と言ってもらえるようなお芝居をみんなで作っていけたらと思っております。頑張りますので、皆さんどうぞよろしくお願いいたします」

お話を聞いた時の率直な感想は?

キムラ緑子「去年の2月ぐらいにマネージャーから『笠置シヅ子さんの物語のお話を頂いていますが、どうですか?笠置シヅ子さん役です』と言われ、部屋がブワッと明るくなった感じでした。一瞬で、光が私に降り注がれたみたいな感じがして、すごくうれしかったのを覚えております」

松村雄基「服部良一さん役ということで、『そんな役をやる年になったのかな』と。もう、プレッシャーしかありませんでした」

林翔太「ドッキリかと思いました。役どころを聞きましたら、緑子さんと激しい恋に落ちる役ということで。前回ご一緒させていただいた時も恋人の役をやらせていただいたので、今回もこの作品を通して、緑子さんの専属恋人役になれるように頑張りたいと思います!」

笠置シヅ子役をやってみたいと思っていた理由は?

キムラ緑子「15年ぐらい前、劇団にいた頃に衣裳をやってくれていた仲のいい友達が、笠置シヅ子さんのことが大好きで、カセットテープを持って来て『これをぜひ聴いてくれ。貴方にやってほしいと思っている』と言ってくれたことがあって、ずっと気にはなっていたんです。そこまで言ってくれるんだったら、歌を歌うのが好きだからやってみたいなって。ぼんやりとずっと笠置シヅ子さんのことが私の中にあった感じです」

戦後の大スターを演じるプレッシャーは?

キムラ緑子「(笠置シヅ子さん役を)やらせてもらうことになってから、実際に笠置シヅ子さんに会ったことがあるという方に立て続けにお会いしました。生の笠置さんの音楽を聞いて、近くで舞台を拝見してエネルギーをもらっていた方々の思いや、イメージを裏切らないように、壊さないように、なるべく近づけるよう頑張りたいです」

松村雄基「服部良一さんが、戦争から復員されてきた時に、『幸い命をとりとめたんだ。いい曲を書こう。いい歌を唄おう。敗戦ですべてを失った人たちの生きる力になるような』 と笠置シヅ子さんと語り合う場面が芝居の中にあり、自叙伝の中にも書いてあるんですね。音楽というのは、やはり素晴らしいと戦争中に実感したとおっしゃるんです。それはなぜかというと、国境もないし、人種もないし、人の心に勇気や希望や、喜びを与えてくれるものだからだと。その服部さんの思いをしっかりと胸に秘めて、観てくださるお客様にあたたかい気持ちや笑顔を届けて、元気になっていただけるような作品にしたいと思っています」

林翔太「プレッシャーは感じまくっているのですが、戦後という時代を知らない年齢層の方もたくさん観に来られると思うので、芝居を通して、嘘を届けないように時代の空気感をちゃんと表現できればと思っています」

舞台演出のプランは?

齋藤雅文「日本橋の三越劇場は割と小さな劇場で、やっていて心地よい、生の声が届くとても良い空間なんです。踊れて歌えて芝居のできるダンサーの皆さん、そしてここにいる皆さんと一緒に、鮮やかに、かっこよくやりたいと思っています。レトロで懐かしいけど、今の演劇としてふさわしい、お洒落な芝居になるといいなと思っています」

公演概要

わが歌ブギウギ―笠置シヅ子物語—

作:小野田勇
補綴・演出:齋藤雅文

出演:
キムラ緑子 林翔太 松村雄基
惣田紗莉渚 賀集利樹 曽我廼家寛太郎 一色采子 桜花昇ぼる

【東京公演】
2026年1月2日(金)~20日(火)
三越劇場

【京都公演】
2026年1月24日(土)~2月1日(日)
南座

製作:松竹株式会社

11月29日(土)10:00より電話予約・Web受付開始

公式サイト:
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/mitsukoshi_2601/
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/20260124minamiza/

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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