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美弥るりかインタビュー Musical「The Parlor」「多くの人に共感してもらえる主人公を等身大で演じたい」(後編)

INTERVIEW

2022年4月から5月にかけて東京と兵庫で上演されるMusical「The Parlor」。本作は、演出家・小林香氏が手掛ける新作オリジナルミュージカルで、曽祖母・祖母・母と受け継がれてきた場所=「ザ・パーラー」を舞台に、悩み傷つきながらも自分らしい美しさや強さを手に入れて生きようとする人々を描くハートフルストーリー。

主人公のゲームクリエイター“円山朱里”を演じるのは、宝塚歌劇団星組・その後月組にて男役で活躍し、退団後も唯一無二の存在感で舞台をはじめ様々なフィールドで活動の幅を広げる美弥るりかさん。

共演には、祖母の阿弥莉役で宝塚OGの剣幸さん、同じく宝塚OGで朱里の母・千里と妹・灯の二役を演じる花乃まりあさん、幼い娘を育てるシングルファーザーの巧役に植原卓也さん、クロスドレッサーのザザ役を演じる舘形比呂一さん、ゲーマーの主婦アリス役の北川理恵さん、大手おもちゃメーカー・トイッスルの社長で灯の父親・草笛遊史役の坂元健児さんら、個性あふれる実力派キャストが名を連ねています。

THEATER GIRLは主演の美弥るりかさんにインタビューを敢行。後編では、今作の楽曲の印象や共演者の剣 幸さんと花乃まりあさんの印象などをお聞きしました。

インタビュー前編はこちら

古き良きものと新しいものの融合がこの作品にとても合っている

――本作で音楽を担当するのは、アメリカで活躍する作詞・作曲家アレクサンダー・セージ・オーエンさん。ブロードウェイ注目の新進気鋭のクリエイターと伺っていますが、彼の楽曲を聴いて感じた事など、ぜひお話を聞かせてください。

海外で活躍されている方が、この作品のために作ってくださるオリジナル曲を歌うことになんだかドキドキしています。まだ全曲は聴いていないのですが、数曲聴かせていただいただけでも「ザ・パーラー」という懐かしい場所に帰って来て心がじんわり温かくなったりホッとするよう感覚を味わえるような曲だなと思いました。それと同時にオシャレさも感じました。

うまく説明出来ないけど、フォークソングの懐かしさと最新のリズム感が合わさっているようなイメージ? 古き良きものと新しいものが融合して、それがこの作品にとても合っているなと感じました。あと、英語で歌って録音をしたものを送ってくださっているので「英語で歌ったバージョンで聞いたら、 このリズムはすごくカッコイイ」みたいになっています。 そのカッコ良さを私たちが日本語で歌ってどれだけ再現できるのか・・・・・・。

リズムがとにかく“シンコペーション” が多い印象で、譜面として読むとすごく時間がかかります。お客様にとっては初めて聴く曲と歌詞なので、ストレスなく聴いていただくにはどうしたらいいかを考えながら、そしていい具合に曲の個性を崩さないように、慎重に“真ん中”を選んでいけたらいいなと思いながら、今は心情を歌い上げるような曲を練習しています。個人的にはみんなでゲームを作っていくシーンの曲がどうなるのか、 楽しみにしています。

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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