南果歩、栗原英雄ら出演。「これだけはわかってる」〜Things I know to be true~開幕!「家族に電話したくなったり、会いたくなったり、そういう気持ちになる作品です」
2023年6月30 日(金)~7 月 9 日(日)まで東京芸術劇場シアターウエストにて、『これだけはわかってる~Things I know to be true~』が上演される。
本作は、家族同士が交差しぶつかり合いながら互いに成長していく姿を、1 年を通して描いた海外傑作戯曲。父親や母親の考えがあり、さらに、その両親の理解の範囲を超える子供たちの考えもある。それぞれの思いゆえのコミュニケーションの難しさや、少しずつ変化していく家族の様を会話劇で魅せる。
本作を上演する「tsp NextStage」は、次世代を大いに期待される新進気鋭の演出家と、実力派キャストで海外翻訳戯曲を上
演する企画であり、第二弾公演では、第一弾に続き、荒井遼が演出を務める。
オーストラリア郊外に住む看護師で働き者の母親・フランには、数々の映像作品や舞台に出演し、海外へも活動の場を広げる実力派女優の南果歩。早期退職した元自動車工で日々庭仕事をする父親・ボブには、舞台・映像作品で幅広く活躍し、近年大河ドラマでの記憶も新しいベテラン俳優の栗原英雄。教育局で働くキャリアウーマンである長女・ピップには、南果歩と母娘としての共演が 2 度目となる山下リオ。そして、IT 系のエンジニアである長男・マークに、本作の公演初日が俳優デビュー15 年目の記念日となる市川知宏、金融関係で働いている次男・ベンには、デビュー15 周年の入江甚儀、と同じ事務所の先輩・後輩という間柄で兄弟役を演じるのも見どころのひとつ。
さらに、映像作品での演技力が高い評価を受けている若手女優の山口まゆが、旅先から家族の元へ戻ってきた末娘・ロージーを演じ、本作で初舞台に挑む。
コメント
南果歩
いよいよ初日ですが、私は小心者なので、初日前になるとドキドキしてしまって、どうしてこの仕事を受けてしまったのだろうかと思いながら、舞台袖で出を待っています(笑)。一旦舞台に立つとその気持ちはなくなってしまうのですが。何十年もこの仕事を続けているのに、いつまでもこの気持ちが消え去らないのは、新鮮に、舞台に上がることに畏れを抱いているということなのかなと思います。怖いけれども挑みがいがある作品です。素晴らしいキャストの皆さんと一緒にプライス家の一年を表現できればいいなと思います。
舞台は実際に観ていただくのが一番。家族の物語なので、観終わった後に、家族に電話したくなったり、会いたくなったり、そういう気持ちになる作品です。老若男女、皆さんに観ていただきたい作品に仕上がっています。千秋楽まで心を引き締めて頑張ります!
栗原英雄
ひと月ちょっと稽古をし、やっと皆様にお届けできます。本当に素晴らしい作品で、僕たちみんな大好きなので、早くお客様に観ていただきたいです。
プライス一家の物語ではありますが、全世界の家族の物語だと思いますので、何かしら心に刺さるものがあれば嬉しいです。親の目線で見るのもあり、子の目線で見るのもあり。社会情勢などを考える機会でもあり、色々なことを家族で話し合う時間が持てるのではないかなと思う作品です。ぜひ劇場でお待ちしております。
山下リオ
この作品は家族がテーマで、みんな子供であり親であるというどこか共通して感じられるものがあると思います。私も台本を読んで、心が揺さぶられました。せっかくこの家族の一員になれたので、その家族の絆を持って、皆様にも、自分が感じた心の動きをお届けできるように頑張りたいと思います。
このような会話劇だと、その日の一人一人の声色などの違いで、日々進化して、また変化した作品になると思っているので、(複数回観て)毎回その違いを観ていただくのも良いと思います。家族は日々進化していくという作品の素晴らしさを体感しに来ていただきたいです。
市川知宏
初めてこの戯曲を読んだ時には衝撃を受けました。すごく良い作品で、改めて家族というものを見つめ直すきっかけになりました。今日初めてお客様に届けられることが嬉しいのですが、今は、自分が読んで受けた衝撃以上のものをお客様に届けられるかという不安も入り交ざった感情です。ただ、やってきたことに間違いはないので、お客様にその衝撃を届けられるように頑張ります。僕が演じるマークは、親を超えなきゃいけない人物で、劇中で親を超える瞬間があります。一歩踏み出したいけど家族に遠慮があって踏み出せないとか、親を振り払ってでも自分の道を進みたいとか、そういう思いがある方にぜひ観ていただきたいです。
入江甚儀
皆さんが言うように本当に良い戯曲で、この作品に参加できることが嬉しかったですし、今日初日を迎えることができて良かったです。家族だからこそ向き合わなければいけないこと、言えなかったけど言うべきことがある、というこの作品のテーマを、お客様にお届けしたいです。帰り道には前向きな気持ちになって、家族を見つめ直すきっかけになれたらいいなと思っています。今回は配信や映像化をする予定がなく、全11公演だけですし、絶対観に来た方が良い舞台だと心から感じています。これを観た後の人生はきっと華やかなものになります。これだけはわかってます!(笑)
山口まゆ
初めての舞台かつ重要な役を演じるので、プレッシャーと緊張と色々な感情が混ざり合っています。初舞台がこの戯曲で、そしてこのキャストの皆さん、スタッフさんとともに上演できることが自分の中ではすごく嬉しくて、この作品を一刻も早くお客様にお届けしたいです。が、私は自分のことで精一杯なので自分の役を全うできたらなと思います(笑)
この戯曲を読んで、家族ってなんだろうと見つめ返すきっかけになりました。今回の作品は、女性に偏ることもなく、男性に偏ることもなく、性別問わず皆さんが感情移入できる作品になっておりますので、ぜひ劇場に観に来てほしいです。
舞台写真
撮影:阿部章仁
公演概要
tsp NextStage
「これだけはわかってる」〜Things I know to be true~
作: アンドリュー・ボヴェル
翻訳: 広田敦郎
演出: 荒井遼
美術: 牧野紗也子
衣裳: ゴウダアツコ
照明: 榊美香
音響: 森谷公一
ステージング: 王下貴司
舞台監督: 深瀬元基
出 演: 南果歩 栗原英雄 山下リオ 市川知宏 入江甚儀 山口まゆ
【東京公演】
公演期間: 2023年6月30日(金)~7月9日(日)
会 場 : 東京芸術劇場シアターウエスト
料 金: 6,600円(全席指定税込)
発売窓口: チケットぴあ https://w.pia.jp/t/koredakeha/
主催製作: tsp Inc.
公式サイト: https://tspnet.co.jp/koredake/
チケットのお問い合わせ live-info@pia.co.jp
お問い合わせ contact@tspnet.co.jp