7 MEN 侍新橋演舞場単独初主演。『MASSARA』開幕！「これからも共に色づけられたら」

2024.09.05

REPORT

2024年9月4日（水）より新橋演舞場にて、『MASSARA』が開幕した。

本公演は、7 MEN 侍の中村嶺亜、佐々木大光、本髙克樹、菅田琳寧、今野大輝、矢花黎がグループとして新橋演舞場単独初主演を務める。

構成・演出・振付に、ダンスアーティスト「GANMI」のリーダー兼ディレクター・Sota、脚本に、翻訳・訳詞や振付までマルチな才能をみせる福田響志を迎えて、7 MEN 侍とともに新しい舞台を創造する。

今回は、7 MEN 侍が登壇した初日前会見の様子とゲネプロの舞台写真をお届けする。

まずは、それぞれの役どころと意気込みについて挨拶があり、

ハルキ役の中村嶺亜は、「ハルキはこのチームの中ではリーダー気質があるけど、引っ張っていくというよりはみんなを巻き込んで『一緒にやろうぜ』というタイプのリーダー。僕と似てるかと言われたらわからないですが、僕の憧れのリーダー像に近いと思っているので、この1ヶ月間楽しく演じられたらと思います」と

タカ役の佐々木大光は「タカは普段の自分と変わらない、自由奔放で周りをかき乱すけど引っ張っていくところもあるという、演じていてとても楽しい役をやらせていただいています。1ヶ月間、新橋演舞場でタカとして楽しみたいと思います」と

カズト役の本髙克樹は「カズトは大学院に行っている役なので近しい部分もありますが、内面的なところは、けっこう遠いかもしれません。このMASSARAという、日常と非日常が入り組んだような世界でカズトを楽しく演じれたらいいなと思います」と

ダン役の菅田琳寧は「ダンという人間はとてもおちゃらけていますが、実は周りが見えていて的を得たことをズバっと言える、意外と男らしいキャラクターなので、そういったところを愛していただけたら。そしておっちょこちょいな部分や筋肉アホなところも楽しんでもらえたら嬉しいです」と

リョウタロウ役の今野大輝は「リョウタロウは学生時代のイキがっていてチャラさがあるところからサラリーマンになってのギャップを皆さんに楽しんでいただけたらいいなと思います。これから1ヶ月間頑張ります」と

ケイ役の矢花黎は「ケイという役柄を見ていただいた方はわかると思うのですが、この『MASSARA』というストーリーが始まるきっかけのキャラクターです。まさかそんな重要な役割になると思っておらず、他のメンバーから『座長』と都合よく使われております（笑）。そんなことは気にせず、ケイなりの人生を、1ヶ月この新橋演舞場で楽しもうと思っています」とそれぞれ意気込みを語った。

7 MEN 侍としては、単独初主演の舞台になるが、今の気持ちについて中村は「この新橋演舞場に7 MEN 侍として立つのは初めてで、それを主演という形で1ヶ月間も出させていただけるのはすごく光栄なことだと思います。これまでも数々の錚々たる作品がありますが、『MASSARA』もそこに並んで胸を張れる作品に僕たちがしていけたら」と意気込んだ。

本作に対する思いについて佐々木は「今まで先輩方がやってきて、受け継がれてきた舞台がありますが、どうせやらせていただくならこの先も後輩たちが受け継いでいく舞台になる初演をここで迎えたいという思いで今回立たせていただきます」と噛みしめるように語った。

今回、脚本を手掛けた福田響志が、7 MEN 侍のYouTubeを見て、それぞれのキャラクターに合うように役を作ってくれたというエピソードが。

一番本人に近いキャラクターは？という問いに中村は「タカ（佐々木）だよね、タカすぎてたまに大光って呼んじゃう（笑）」と即答し、佐々木は「この役に関しては、何も役作りみたいなことはしていないです」と笑みを見せた。

アドリブシーンも多いという本作。真面目なシーン以外は、ほぼアドリブという話も飛び出した。どこがアドリブシーンになっているかはぜひ、劇場でチェックしてほしい。

最後に、初日を迎えるにあたって本作を楽しみにしている方々へ、それぞれからメッセージが送られた。

矢花は「自分たちのライブツアーと並行しながら組み立てた、この『MASSARA』の初日が開けることに感慨深いものがあります。正直なところ、ツアーとずっと並行していて、丸1ヶ月ぐらい毎日歌っているので、全く初日の体力ではないんですが、すでに自分のペースができている段階で初日を迎えられるので、このまま安定した状態でお客様にお届けできたら。僕たちが初めてゼロから作ったこの『MASSARA』という舞台を感じ取っていただいて、持ち帰って考察したりと、味わい深く楽しんでいただければと思います」と

今野は「僕自身、新橋演舞場に立たせていただくのは初めてなのですが、先輩方が数々の舞台をやられてきた中で、僕らが新しく舞台を作り上げる、そしていずれは後輩の方々にもやってもらえるような、そんな素敵な舞台を1ヶ月間頑張ってやっていきたいと思うので、楽しみにしていてください」と

菅田は「今年はツアーと『MASSARA』を並行して各地に回って、無事に舞台の初日を迎えました。本作はMASSARAがテーマなので、帰った頃には皆さんがどんな色に染まっているのかなと。もちろん君色に染まってほしいですが、この舞台を通してMASSARAっていいものだなと、自分の色って何なんだろうということが、わかっていただけたらすごく嬉しいです」と

本髙は「この『MASSARA』という舞台は皆さんの日常に潜んでいるようなストーリーが展開されていくので、多分皆さん1人1人が投影できる役があると思います。その中にも、今までの我々の伝統にプラスアルファした新しいエンターテイメントが組み込まれて、今の僕らにできる全てのエンタメがこの舞台に詰まってると思うので、ぜひ楽しんでいただけたら」と

佐々木は「今日から『MASSARA』が開演します。ここから僕たちと観に来てくださるファンの皆さんと、初演だからこそ一緒に作り上げられるような舞台にして、後輩の方たちにもこれから受け継いでいってもらえるような伝統的な舞台にできるように頑張りたいと思います」と

中村は「まずは今日無事に全員揃って初日を迎えられることを本当に嬉しく思います。今日まさにMASSARAからスタートする訳ですが、矢花も言っていましたが、今僕たちはツアー中なので、僕の気持ち的には対極というか、逆にめちゃくちゃ仕上がっている状態だと思っています。このまま一拍も置くことなくツアーから続けていけることをすごく嬉しく思っていますし、今僕たちは、とあるゲームのスターみたいな無敵状態だなと。この仕上がってる状態で初日を迎えられること、そして来てくださる皆さんがこの作品を通して、前向きになったり新しいことをやってみようと思えたり、逆に辞める勇気が出たり、そういったものを受け取ってもらえたら。皆さんが僕たちと出会ってくれるタイミングはそれぞれだと思いますが、出会った頃のMASSARAな思い出から今に至って色づいていくまでを思い出してもらって、これからも共に色づけられたらいいなと思います」とそれぞれメッセージが語られ、初日前会見は終了した。