今年で記念すべき40年目。丸美屋食品ミュージカル『アニー』製作発表会見レポート!
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2025年4月19日(土)~5月7日(水)新国立劇場 中劇場にて、記念すべき40年目となる丸美屋食品ミュージカル『アニー』が上演される。
本作は、1977年にブロードウェイのアルヴィン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生したミュージカルです。以来世界各地で上演され、現在は米国各都市でのツアー公演が行われている。
日本公演は1986年、日本テレビが主催で上演をスタートして以来、約196万人もの人たちに心温まる深い感動を与え続けている国民的ミュージカルとなっている。
『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』『ヘアスプレー』などで活躍する演出家・山田和也が今年も演出を担当し、テンポが良く現代的な演出で好評を博し、完売が続く人気公演となっている。
これまで多くの人に支持され続けて迎えることが出来たアニバーサリーイヤーに、演出家の山田和也も今まで以上のアニーを作りたいと意気込みを見せている。新生アニーと孤児役を演じる子供たちが、溢れる元気パワーと無邪気さを伴って、頼もしい大人キャストと一緒に、ポジティブでハートフルなアニーをお馴染みのトゥモローの歌と共に今年最高の笑顔を観客の元に届ける。
主役のアニー役 は2名の合格枠を目指し、歌、ダンス、演技など厳しい審査を勝ち進み抜擢された丸山果里菜(まるやまかりな)、小野希子(おのきこ)。
新生アニーの2人と元気いっぱいな子供たちを支える豪華大人キャストに、昨年は舞台『罠』や、ドラマ『連続ドラマW ゴールデンカムイ ー北海道刺青囚人争奪編ー』に出演し、現在はドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』に出演中の藤本隆宏がウォーバックス役を続投。また、舞台『ようこそ、ミナト先生』やブロードウェイミュージカル『ピーターパン』などに出演している須藤理彩が、昨年に引き続きハニガン役を務め、頼もしいメンバーが再集結!!
そして、初出演となるキャストには、グレース役を、宝塚で雪組トップ娘役を務め、退団後は連続テレビ小説『マッサン』や、映画化もされた大人気コミックの実写ドラマ『今日から俺は!!』、舞台『夜曲~ノクターン~』などフィールドを問わず活躍し、本作が出産後初の作品となる愛原実花が務める。ルースター役は、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー‼」〝飛翔〞のメインキャストとして俳優デビューし、三人芝居 『6006 ロクゼロ ゼロロク』や、映画『シモキタブレイザー』など、ジャンルを問わず多彩な役柄に挑戦し続けている赤名竜乃介が演じる。リリー役には、ミュージカル『町田くんの世界』やラジオ『TOYOTA Athlete Beat』にてレポーターを務めるなど幅広く活動し、2月には農業系☆Rock Musical『いただきます!〜歌舞伎町伝説〜』の公演が控える浜崎香帆が出演し、40年目のアニーを盛り上げていく。
今回は、公演に先立ち行われた製作発表会見でのキャストコメントをお届けする。
キャストコメント
アニー役(チームバケツ)・丸山果里菜
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アニー役に決まった時、本当にアニーなの!?とびっくりして嬉しかったです。信じられなかったですが、ようやく実感が湧いてきました。前向きで明るさ100%のアニーを目指したいです。
衣裳を着たキャストの皆さんに初めて会って、すごく素敵で今から本番に向けてわくわくしています。初めてビジュアルを見て、すごく素敵で嬉しいです!
チームバケツのみんなとは名前を覚えて仲良くなるために、おにごっこで遊んでみたいです。
私の好きな曲は「N.Y.C.」です。ウォーバックスさんと一緒に出かけられるのが大好きでしょうがない!という気持ちの曲です。
アニー役(チームモップ)・小野希子
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アニーのオーディションの時、最初自分の名前が呼ばれたのかわからないくらい驚きました。自分がアニーに選ばれたとわかって自然に涙が出てきました。明るくて元気なだけじゃなく、悪さや面白さがあって、ずる賢くてとても可愛いアニーになりたいです。
衣裳を着た大人キャストの皆さんは迫力がすごい!と思いました。去年までは舞台や写真でしか見ることができなかったのがこんなに近くで見られて、不思議だけどとても嬉しい気持ちです。
チームモップのみんなとは、ダンスでリズムに乗りながら仲を深められたらと思います!
孤児たちの「フリードレス」が好きな曲です。面白くて観ていて楽しいし、私も出たいなと思っていました。
ウォーバックス役・藤本隆宏
またこうして2025年版の『アニー』に、しかも40年目という節目の年に出演できること、とても嬉しいです。
今回のキャストは須藤さん以外初めてですので、新たな気持ちで初心を忘れず頑張りたいと思います。今年で40年目ということで、これは『アニー』の持つ大きな魅力のおかげで継続できたのだと思っています。『アニー』を好きなファンの方、協賛社の皆さま、そしてウォーバックスを演じられてきた先輩方からバトンを受け継いできた40年目です。私も50年目、100年目までバトンを繋げられるように努めます。
今年のアニー2人もウィッグや衣裳がとても似合っていますね!今すぐにでも舞台に立ちたいような気持ちになります。
好きな曲は「イージーストリート」。我々の歌う曲とは違って、舞台の奥行を使うしスポットライトも当たってザ・ブロードウェイミュージカル!という感じです。かっこよくて見入ってしまいます!子供たちの曲も大好きなのですが、泣いちゃうので見れません(笑)。
ハニガン役・須藤理彩
引き続きハニガンを任せていただけて、とても光栄だと感じています。役者にとって同じ役を任せてもらえることは一番のご褒美だと思うので、嬉しい気持ちでいっぱいです。去年よりもさらに憎たらしくて怖いハニガンを作り上げて、大暴れしたいと思います!
(演出・山田和也さんのコメントを受けて)1日1日の積み重ねが40年という歴史を作ってきたのだと感じました。昨年の本番中に2000回公演を迎えまして、それも1回1回の積み重ねだったことを思うと…重いですね…!(笑)
最初に私が「こどもこども」と歌う曲(「リトルガールズ」)が好きで、とても感情を乗せやすく、ハニガンのこれまでの鬱憤を込められる曲です。昨年歌った時、ミュージカルってこういうことだと実感できて、これをもっと上手く歌い上げることを目標に1年間過ごしてきました。さらにパワーアップしたものをお届けしたいと思います。
娘が18歳になるのですが、小学生の時に観た『アニー』と去年観た『アニー』はまるで違う作品に感じたと言っていました。自分の立ち位置が変わることで、違う魅力に気づくことができる作品だと思います。
(長年続けていることは)身体を動かすことですね。幼稚園の頃には自分が人より足が速いことに気づき、水泳や剣道をやってきました。今はヨガをしています!
グレース役・愛原実花
歴史のある素晴らしい作品に出演させていただき、とても嬉しいです。まだ緊張していますが、先ほど演者の皆さんとお話した時にとても楽しい雰囲気でしたので、それをお客様にも届けられるよう頑張ります。
(アニー2人の「Tomorrow」歌唱を聴いて)泣きそうなくらい感動しました!小さい頃から『アニー』を劇場に観に行っていたので、こんな特等席で聴けるなんて感激です。
好きな曲は「N.Y.C.」で、アニーが”いつも見ていた街並みなのに一緒にいる人が違うと違って見える”と歌ったり、ウォーバックスがNYの街のことを「クールでタフな奴」とまるで人のように表現しているところが好きです。ウォーバックスが街を愛しているのが伝わってきますよね。
この作品を子供の頃に観て、自宅のベッドでアニーごっこをしていたくらい憧れの作品です。時代背景は大恐慌の直後、厳しく、先の見えない変化の時代ということで、現代に置き換えることもできるのかなと思います。そんな時代を生きる今の子供たちにもぜひ『アニー』を観ていただいて、アニーのように前を向いて、必ず明日を信じるという気持ちを持ってほしいですね。
ルースター役・赤名竜乃介
0年目を迎える歴史ある作品に携わることができて、本当に光栄に思います。
子どもたちをはじめ、幅広い方々に愛される『アニー』の魅力を存分にお届けできるよう、役に真摯に向き合って本番を迎えたいと思います。
アニー2人の歌を聴いて、ここに向けて一生懸命練習してきたことが伝わってきました。自分ももっと頑張りたい、そして2人や出演する子どもたちを支えたいと改めて感じました。
「イージーストリート」が大好きです。ただの悪巧みをしているだけの曲ではなくて、ハニガンやルースターのこれまでの生い立ちが歌詞にあらわれていて、稽古をしていて自然と気持ちが入り込みます。
今回の出演が決まったことを受けて、親戚から「子どもを連れて観に行きたい」と声をかけてもらいました。僕自身は子どもの頃に『アニー』を観たことがないのですが、大人になってから観ると、アニーとウォーバックスさんの出会いのような縁の大切さに気づけたので、そんな『アニー』の魅力も届けられたらと思います。
(長年続けていることは)腹筋と腕立てを続けています。小学生の頃から続けているので、やらないと気持ち悪くて寝られないです(笑)。
リリー役・浜崎香帆
このような素晴らしい作品に携わらせていただくことを本当に嬉しく思っています。私個人としては悪役に初挑戦となりますので、秘めていたいたずら心を出す時がきたなとワクワクしています。悪役といえどもリリーは芯のある強い女性ですし、リリーならではの愛らしいところも出していきたいです。ビジュアルも素晴らしく、あの『アニー』に出られるんだ!と実感が湧いてきました…!
私の好きな曲は「N.Y.C.」です。クリスマスコンサートを拝見して、初めて藤本さんのウォーバックスを生で観た時、一気に『アニー』の世界観に引き込まれて思わず涙が出てしまいました。ウォーバックスの人の良さや男らしさはもちろん、どこか儚さのようなものも感じられてとても魅力的です。
私は小さい頃に母と一緒に舞台を観て、そこからこの世界を目指すようになりました。同じように親御さんと観劇にいらしたお子さんがこの世界を目指すきっかけになり、そしていつかそういった子たちと共演できたら嬉しいです。
演出・山田和也(会場にて代読)
丸美屋食品ミュージカル『アニー』2025/製作発表に寄せて
丸美屋食品ミュージカル『アニー』が40周年を迎えます。40年……ちょっと気が遠くなるような年月ですが、40年前、皆さんは何をしていらっしゃいましたか? 私は大学を出て、この世界に飛び込んだばっかりの「駆け出しの裏方」でした。演出を仕事にするようになるのはもっとずっと後のことです。
40年間にはいったい何人の子供たちが『アニー』に出演してくれたのでしょう? 40年ですから、もう大人になり、子供を連れて『アニー』を観に来てくれた「元」子供たちも少なくないでしょう。オーディションを受けに来てくれた子供たちの数は40年で……それこそ数万人? ……でしょうか?
そんな『アニー』を大好きな皆さんに支えられた40周年です。子供たちは1年で次の子供たちと交代ですが、私たち大人はもう少し長く続けさせてもらえるので、『アニー』の演出家は40年の間に私でまだ3人目です。ちょっと不公平……かも知れませんね。
それはともかく、これからも『アニー』のことを応援していただけると嬉しいです。50周年の時に演出をしているのはきっと4人目の演出家でしょうが、私もいつまでもいつでも応援しています(できることなら100周年まで)。
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公演概要
丸美屋食品ミュージカル『アニー』
日程:2025年4月19日(土)~5月7日(水)
会場:新国立劇場 中劇場
※東京公演の他、上田、大阪、金沢、名古屋公演予定
出演:丸山果里菜、小野希子、藤本隆宏、須藤理彩、愛原実花、赤名竜乃介、浜崎香帆 他
演出:山田和也
チケット一般発売:2025年2月15日(土) 10時~
公式HP:https://www.ntv.co.jp/annie/
東京公演主催/製作:日本テレビ放送網
協賛:丸美屋食品工業