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小笠原 海(超特急)インタビュー 『聖剣伝説3 TRIALS of MANA THE STAGE』 「原作へのリスペクトと愛を持って演じられたら」(後編)

INTERVIEW

2025年3月7日(金)より東京・サンシャイン劇場、4月4日より大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて、『聖剣伝説3 TRIALS of MANA THE STAGE』が上演されます。

『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』は、『聖剣伝説』シリーズの3作目として1995年に発売されたアクションRPG『聖剣伝説3』のフルリメイク版として発売され、世界累計出荷・DL販売本数100万本を突破した超人気作。マナの力を利用し世界征服をたくらむ勢力の争いに巻き込まれながら、必死に運命に抗う若者たちの旅立と試練の物語が、待望の舞台化となります。

THEATER GIRLは、THEATER GIRLは、本作で主演のデュラン役を演じる、超特急2号車・カイとして活動中の小笠原 海さんにインタビュー。後編では、役柄の印象や舞台の魅力、さらにはメンバーへの思いを語っていただきました。

インタビュー前編はこちら

自分は「THE 座長」というタイプではない

――今回演じるデュランの印象を教えてください。

最初は粗暴で戦いのことばかりを考えていて、国と父を尊敬しているいい意味で恐れを知らないキャラクターだと思っていました。でも脚本を読み込むと、そこから人として成長して、本来の愛すべき部分が出てきているなと感じて。とても主人公らしさのあるキャラクターなので好きですね。

――ご自身と似ている部分はありますか?

僕は、粗暴なタイプではないのですが(笑)。自分が大切だと思っているものに対して真っ直ぐなところは似ていると思いました。僕も、家族や友人、メンバーを大事にしたいと常日頃思っているので、そこはリンクしているのかなと思っています。

――稽古や本番について、特に楽しみにしていることはありますか?

今からすごく楽しみなのは、同じ事務所の先輩の合田(雅吏)さんがいらっしゃるので、たくさん学ばせていただきたいなと思っています。役柄がラスボス的な立ち位置なので、大先輩ではありますが倒させていただきます!(笑)あとは、僕と飯窪(春菜)さん、礒部(花凜)さんが同い年で、

僕たちがちょうど真ん中くらいの世代なので、座長ではありますが「引っ張ろう!」と思いすぎず、いい意味で頼らせてもらって、みんなで楽しく作っていけるチームにしていけたらと思っています。

――今回、座長として引っ張っていこうというよりは、みんなで作っていこうというお気持ちなのですね。

僕は「THE 座長」というタイプではないので(笑)。みんなで話し合って作っていけるのが一番かなと思っています。舞台経験豊富な方がたくさんいらっしゃるので、頼れるところは頼らせていただいて、僕ができることは僕がやって……。6人が主人公なので、みんなで助け合いながら作っていけたらなと思います。

――舞台への出演は3作目になりますが、小笠原さんの思う、舞台の楽しさや魅力を教えてください。

僕自身、舞台や音楽のライブなどのナマモノを観に行くのが好きなんです。目の前で迫力のある動きが観られることや役者の息づかいが分かること、同じ公演でも決して同じものがないことが舞台の魅力だと思っています。今回はとくに、東京と大阪と違う場所でもやりますし、毎公演同じ内容だけど違ったものになりそうで楽しみです。

――舞台やライブを観るのがお好きとのことですが、所属事務所の方の出演舞台を観に行くこともあるのでしょうか?

ありますね。メンバーで舞台経験がある人はあまりないのですが、同じ事務所の人が出ている舞台やライブを観に行くことはよくあります。それ以外にもいろいろなライブを観るのも好きですね。

――今回は、念願の舞台出演になりますね。

そうですね。あと、僕はゲームも好きなので、今回はとくに好きが詰まった作品になりそうです。

メンバーとの出会いは運命的

――小笠原さんは、K-POPやポケモン、ファッションなどがお好きとのことで、多趣味なイメージがありますが、最近のマイブームはありますか?

なんだろう……。あ、最近は「ラブライブ!」にハマっています。ここ一年くらいで好きになって。今まで自分の好きな系統のものにしか触れてこなかったのですが、「それは良くない!」と思って、いろいろなものに触れるようにしていたんです。そんな中で、アニメ好きの友人に「ラブライブ!」を勧められて。なんとなく聞いたことはあったのですが、観てみたらちゃんとハマりました(笑)。あの青春な雰囲気が刺さったんだと思います。もともとスポーツものも好きだったので、どこかリンクする部分もあって。

――本作では、各々が運命に抗うため『マナの剣』を求めますが、小笠原さんが今までに“運命的”だと感じたエピソードがあれば、教えてください。

普段グループ活動をしているので、メンバーや8号車(ファンの方の呼称)との出会いも運命的だと思っています。誰か一人でも出会わなければ今の自分はいないと思っているので、素敵な巡り合わせで活動できているなと感じますね。

――グループ活動をしていく中で、その思いは強くなっていったのでしょうか?

そうですね。とくに、メンバーのタクヤはもともと高校の同級生だったので、同級生からメンバーになるというのは不思議な経験でした。高校時代は、休み時間や放課後に一緒にダンスの練習をしてから、レッスンやリハーサルに行くという生活をしていたので、本当に運命的だなと思います。

――同級生からメンバーになるとは本当に運命的ですね。

最初は一緒にグループを組むとは思わなかったので新鮮でしたね。グループを組む前から一緒にレッスンを受けることもあったので、改めてメンバーになったのも運命的だと思っています。

――では、最後に本作を楽しみにされている皆様へメッセージをお願いします。

原作の発売から30周年という節目で舞台化されることがすごいと思いますし、そこに僕が出演させていただけることはとても光栄です。原作ファンの皆さまの思いも大事にしつつ、尊敬の気持ちも忘れないようにしたいです。そして、まだ原作に触れたことがない方にも「面白そうだな」という思いで原作に触れてもらえたらなと。「やってみようかな」とか「もう一度やろうかな」と思ってもらえるように頑張って演じたいです。

取材・文:THEATER GIRL編集部
撮影:Jumpei Yamada

インタビュー前編はこちら

公演概要

『聖剣伝説3 TRIALS of MANA THE STAGE』

【原作】 聖剣伝説3 TRIALS of MANA(スクウェア・エニックス)
【音楽】 菊田裕樹

【脚本・演出】 松多壱岱(ILCA)

【出演】 小笠原 海(超特急)
青柳塁斗 飯窪春菜 礒部花凜 阿久根温世(ICEx) 宮崎あみさ
最上もが 高尾颯斗(ONE N‘ ONLY)
桜庭大翔 野本ほたる 山本龍人(ICEx)
石坂 勇
高木トモユキ 原西孝幸(FUJIWARA)
合田雅吏
ほか

【公演情報】
<東京公演>
会場:サンシャイン劇場 (〒170-8630 東京都豊島区東池袋3-1-4 文化会館ビル4F)
日程:2025年3月7日(金)-3月16日(日)

<大阪公演>
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール (〒 540-0002 大阪府大阪市中央区大阪城3-6)
日程:2025年4月4日(金)-4月6日(日)

【チケット料金】
全席指定 12,100円(税込)
※未就学児童入場不可

【主催・企画・製作】 エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ 【企画協力】スクウェア・エニックス
【東京お問合せ】 公演事務局:https://supportform.jp/event(平日10:00-17:00)
【大阪お問合せ】 キョードーインフォメーション:0570-200-888(平日・土曜11:00-18:00 ※日祝休み)

【公式HP】 https://seiken3-tom-stage.com/
【公式X】 https://x.com/stage_seiken

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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