山本一慶×和合真一インタビュー 『夏の夜の夢』 「皆さんに届けたい思いが詰まっている作品」（前編）
今年5月に予定されていたものの緊急事態宣言により延期となっていた舞台『夏の夜の夢』が、新キャストを迎えて12月18日より名古屋と東京で上演されます。
今回、新たに参加するのは、関西ジャニーズJr.の澤田雅也さんとジャニーズJr.の松本幸大さん、和合真一さん、八神蓮さん、深澤大河さん、大崎捺希さん。続投の安井一真さん、谷水力さん、KIMERUさんら、多くの舞台やバラエティ番組などでも活躍する若手実力派キャスト陣が集結し、シェイクスピア時代の上演方法である“オールメイル（※すべての役を男性俳優が演じる）”で、妖精のいたずらによって起こる恋人たちの恋のドタバタ模様を描きます。
本作で演出家デビューを飾る山本一慶さんとディミートリアス役を演じる和合真一さんに、前編では『夏の夜の夢』の魅力や稽古への期待、公演にかける意気込みについて、たっぷり語ってもらいました。
『夏の夜の夢』の魅力をストレートに伝える作品に！
――山本さんは本作が初演出となりますが、演出に挑戦することになった経緯と、ウィリアム・シェイクスピアの『夏の夜の夢』という作品を選んだ理由を伺えますか？
山本：昔からいろいろ企画することは好きで、様々な舞台作品に役者として出演させていただくなかで自然と「将来的には演出もやってみたい」と考えるようになっていきました。今回『夏の夜の夢』を選んだ理由は、僕自身が以前出演した『夏の夜の夢』でハーミア役を2回演じていて、その流れで作品への理解を深めつつあったこともあり「演出するのであれば『夏の夜の夢』かな？」と思いました。
――キャスティングに関して山本さんの意見はどの程度反映されているのでしょうか？
山本：プロデューサーからの提案に、ちょっと希望を言わせていただきました。
和合：もちろん「和合ちゃんは絶対！」って言ってくれたんでしょ？
山本：そうですね。「和合ちゃんは絶対に入れたいです」って言いました（笑）。
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