伝説の舞台が新たな楽曲も盛り込んで再演。ふぉ～ゆ～ meets 梅棒『Only1,NOT No.1』開幕！「ホストクラブ未経験の方も入店しやすいお店です」

2025.07.14

REPORT

2025年7月13日（日）、日比谷シアタークリエにて『Only1,NOT No.1』が開幕した。

ショービズ界でオンリーワンの存在として注目を集めるふぉ～ゆ～が、ストーリー性のある演劇的な世界観をダンスとJ-POPで創り上げるダンスエンターテインメント集団「梅棒」と2022年にコラボし、舞台ふぉ～ゆ～ meets 梅棒『Only1,NOT No.1』を上演。大ヒットJ-POPに乗せた極上のダンス・パフォーマンスで、ホストクラブ同士の激烈バトルを表現し、大きな評価を受けた。

ふぉ～ゆ～演じる寄せ集めのホストが働くホストクラブ「WHITE KNIGHT」。自分だけの“Only1”を磨き、“No.1”を目指して奮闘する4人の前に立ちはだかるのは、全国の歓楽街のNo.1ホストが集結した、ホストクラブ界の黒船「BLACK SHIP」。そこで働くホストを演じるのは、梅棒の梅澤裕介、鶴野輝一、遠山晶司、櫻井竜彦、楢木和也、天野一輝、野田裕貴。ほか、“歌舞伎町の女王”「クレア」役に、新キャストの紅ゆずる。ゲイバーの店長「ハマ子」役にHideboH。地方から上京してきた“新人キャバ嬢”役に、新キャストの佐々木莉佳子など、バラエティーに富んだ役者陣が集結した。

初演とは一部楽曲を変えて、20曲以上のJ-POPに乗せて、Only1でNo.1な演劇のパワーアップした再演が届けられる。

今回は、ふぉ～ゆ～の福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介、梅棒の梅澤裕介、鶴野輝一、遠山晶司、櫻井竜彦、楢木和也、天野一輝、野田裕貴、そして佐々木莉佳子、HideboH、紅ゆずるが登壇した開幕記念会見と舞台写真をお届けする。

まずは登壇したキャストそれぞれから本作への意気込みが語られた。

楢木和也「日本一のかませ犬を目指して頑張りたいと思います。よろしくお願いします」

鶴野輝一「（韓国語で挨拶）とても素敵なカンパニーと舞台に立てることが幸せです。頑張りますので、よろしくお願いします」

櫻井竜彦「それぞれのおもてなし方をするので、皆様はそれぞれのおもてなされ方をして、いいホストとゲストの関係になりましょう」

天野一輝「ふぉ〜ゆ〜の皆さんはもちろん、本業のホストもぶっ倒す勢いでやっていきたいと思います。よろしくお願いします」

野田裕貴「ノンバーバルなダンス、アクト、梅棒イズムをぜひご体感ください」

梅澤裕介「最高のノンアルコールステージをご用意しましたので、ぜひ酔いしれて帰ってもらえたらと思います。よろしくお願いします。」

遠山晶司：「（役として挨拶）『Only1,NOT No.1』楽しみにしててね～！」

佐々木莉佳子「この作品に携わることができて本当に嬉しく思っています。No.1キャバ嬢をキラキラ頑張りたいと思います。よろしくお願いします」

HideboH「本当に老若男女に見ていただきたい作品です。世界一、唯一無二のジェンダーおじいちゃんを目指しています。タップダンスをたっぷりとお届けしますので、ぜひお楽しみください」

紅ゆずる「大変好評だった公演の一員として舞台に立たせていただけることを光栄に思います。歌舞伎町の世界観に皆さんを引き込めるよう頑張ってまいります。よろしくお願いいたします」

福田悠太「浅草出身、ふぉ〜ゆ〜のリーダーです。リーダーとしての仕事は、こういう時に「リーダー」と言うことだと思っています。よろしくお願いします。今日は人数が多いので、この挨拶の持ち時間は1人15秒です（笑）きっかり15秒でやらせていただきました！」

辰巳雄大「僕が梅棒の作品を初めて見たとき、本当にオンリーワンなチームだと感じましたし、漫画を一人で読んでいるような没入感があって、自分だけの世界に入れるような感覚になりました。皆さんにこの夏『『Only1,NOT No.1』を楽しんでいただきたいですし、ホストクラブ未経験の方も入店しやすいお店でございます。この夏必ずあなたがご指名する素敵なキャストがいると思いますので、ぜひご指名よろしくお願いします」

越岡裕貴「梅棒の作品は運動量が多くて、僕は汗っかきなのでペットシーツを仕込んでおります。よろしくお願いします」

松崎祐介「日本一、いや世界一熱い夏がシアタークリエにある。劇場で待って松」

本作は、ふぉ～ゆ～の得意とするトークを封印し、全編ノンバーバルの舞台になっていることについて福田は「僕ら、本来は「喋らないで立っている」のが一番得意なんですけど……あっすみません！喋らないで立っていることに憧れていた男たちなので（笑）」と語ると

辰巳は「梅棒さんのスタイルはノンバーバルでセリフがないのですが、皆さんが必ず聞いたことのある楽曲を使ってパフォーマンスしています。僕が梅棒さんの作品を見たときもそうだったんですが、歌詞がセリフに聞こえてくる瞬間があって、音楽がより深みを増して作品にパワーを与えてくれると思います。もともと音楽の持つ力が僕らのお芝居によってさらにパワーアップして、必ず思い出の曲ができる作品になっています」と、全編ノンバーバルである本作の魅力について触れた。

これだけホストがたくさん登場する中で、稽古場などでホストらしさを感じたことはあったかという問いに

紅は「お稽古場でもちょっと無駄に（笑）流し目を見ることが多かったです。それぞれがメイクにもとてもこだわっていて、役に徹していたので、歌舞伎町にそのまま行っても、かなりいい順番を取れるんじゃないかと思いました」と語ると

佐々木は「でも本当に、皆さんかっこいいんですよ。普段、稽古場でお話ししていると、優しいお兄さんたちという印象なんですけど、ステージに立って目線が合うと、「ふぉ～」となることがあったりして（笑）。皆さん、本当にホスタリティ満載で素晴らしいと思います」と称賛した。

最後にふぉ～ゆ～の4人から、本作を楽しみにしている方々へメッセージが語られた。

福田「『Only1,NOT No.1』。再演になったのには訳がある。それはきっと面白かったからである。シアタークリエで会いましょう。今回セリフがないので、セリフっぽく喋りたくなってしまいました（笑）」

越岡「この夏、この劇場が一番暑いのではと思うくらい、全力で突っ走っていきたいです。よろしくお願いします」

松崎「3年前の『Only1,NOT No.1』より、さらにパワーアップした2025年版をぜひ劇場でご覧ください。劇場でお待ちして松」

辰巳「言い忘れていたのですが、僕の長い舞台人生の中で今回初めてのことが起きました。稽古場の最終日って普通は決まっているのですが、今回は「もういけるな」と1日前倒しで終わったんです。最終日を使わなかったという初めての現象がありました。それくらい完成度が高く、密度の濃い『Only1,NOT No.1』になっています。皆さんをもてなしますし、追いかけたくなるような男たち、そして数々の魅力的な登場人物がたくさん出てきますので、必ず誰かを推したくなると思います。今回も熱い夏にしますので、よろしくお願いします」

とそれぞれ意気込みが語られ、会見は終了した。