村川絵梨企画艶∞ポリス番外公演『またしても登場して頂きましょう』開幕！「思いっきり楽しめるエンタメを提供します」

2025.08.21

REPORT

女優・村川絵梨と、演劇ユニット「艶∞ポリス」主宰・岸本鮎佳による二人芝居『またしても登場して頂きましょう』が、8月19日（火）に東京・ニューサンナイにて初日を迎えた。

本作は、2024年に上演された二人芝居『それでは登場して頂きましょう』をパワーアップさせたリバイバル作品。村川の企画を発端に、作・演出は岸本が務めている。

岸本は、テレビ東京系列・ドラマ24『ディアマイベイビー〜私があなたを支配するまで〜』やテレビ東京系列・ドラマ23『夫の家庭を壊すまで』の脚本を手掛けるなど、女性ならではの視点から、思わずクスッと笑ってしまう分かりやすく精度の高い物語づくりに定評があり、本作も実生活でも女優として活動する村川絵梨と岸本鮎佳が、オーディション会場に集められた二人の女優を演じ、正反対の数奇な人生を軽妙なやり取りを描き出している。

舞台初日の開演時刻を迎え、岸本と村川が二つの椅子とともに登場。大掛かりなセットも目を引く大道具もなく、その潔さが観客の想像力を刺激し、二人の芝居を際立たせる。芝居が始まると、舞台はたちまちオーディション会場へと変わり、観客はまるでその会場を覗き込んでいるかのような臨場感に引き込まれ、二人の会話の渦に飲み込まれていく。

村川と岸本のやり取りは息が合い、まさに怒涛。切れ目ない会話の中に2024年公演にはなかった「チャットGPT」といった時事ネタが放り込まれるなど、客席からは笑いが絶えない。ナレーションや映像にもくすりと笑わせる仕掛けがあり、会場はたびたびざわめいた。

物語が進むにつれ、現実とフィクションの境界が曖昧になっていく。その揺らぎに巻き込まれる感覚こそ、“フェイクドキュメンタリー的演劇”の醍醐味といえる。

「演劇の敷居を低くしたい」という思いから生まれた本作は、観劇しながらお酒を楽しめるスタイルも特徴。会場では、ドリンクを手に作品を楽しむ観客の姿が多く見られ、初日は大盛況のうちに幕を閉じた。

初日公演を終え、村川絵梨は「とんでもないセンスで日々ブラッシュアップを続ける鬼才、岸本鮎佳さんとの稽古は刺激でしかなかったです。きっと、しばらくはないだろうこの2人芝居。またアラフィフ辺りで面白い事が出来たら幸せだなぁなんて思います。」とコメントし、また岸本は「再演をやるなら、絶対に初演よりも面白くなければならないので、適度なプレッシャーを感じながらもようやく初日を迎えることが出来ました。皆様の期待に応えるべく、思いっきり楽しめるエンタメを提供します。」と意気込みを語った。

公演は8月19日（火）〜8月24日（日）まで東京・ニュー・サンナイにて開催。全公演チケットは完売しているが、各公演とも当日券の販売を予定している。当日券の情報は艶∞ポリス公式Xをチェック！

村川絵梨コメント

1年足らずで再演という道を選んだこの2人芝居。とんでもないセンスで日々ブラッシュアップを続ける鬼才、岸本鮎佳さんとの稽古は刺激でしかなかったです。
チケットも早々に売れ、リピーターの方も多くて感謝感激でしかありません。
会場に来て下さる皆様、どうか楽しんでいただけますように。
きっと、しばらくはないだろうこの2人芝居。
またアラフィフ辺りで面白い事が出来たら幸せだなぁなんて思います。

岸本鮎佳コメント

再演をやるなら、絶対に初演よりも面白くなければならないので、適度なプレッシャーを感じながらもようやく初日を迎えることが出来ました。
初めて演劇を観に来るお客様に、演劇って面白いんだと思っていただけるように、村川絵梨さんと共に全力でふざけ倒します。
そして今、チケットが売れないと言われている演劇において、1週間前にチケットが全公演完売したのは、とてもありがたいことで、そんな皆様の期待に応えるべく、思いっきり楽しめるエンタメを提供します。