OSK日本歌劇団「レビュー 夏のおどり」開幕!「一人ひとりに注目していただけたら」
2025年8月22日(金)~26日(火)新橋演舞場にて、OSK日本歌劇団「レビュー 夏のおどり」が上演される。
OSK日本歌劇団は1922年に誕生し、今年4月に創立103年目を迎えた。レビューの伝統を大切に継承しつつ、その歴史を刻み続け、1928年には東京公演を実現。2014年には新橋演舞場での初公演を果たし、以降、東京でも多くの観客に愛され続けている。
今回は待望の翼和希トップスターお披露目公演として、花柳寿楽による構成・演出・振付の和物ショーと、中村一徳(宝塚歌劇団)作・演出の洋物ショーという豪華二本立てで、トップスター就任を華やかに祝す。
今回は、翼和希と千咲えみが登壇した囲み取材の様子と舞台写真をお届けする。
東京公演の初日を迎える今の思いについて翼和希は「いよいよ東京公演の初日を迎えます。松竹座の公演で学んだことや課題を一人ひとりがクリアし、新橋演舞場で皆様にお披露目できることをうれしく思っております。千秋楽まで誰一人欠けることなく全力で駆け抜けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします」と意気込み、

トップになって1年近く経つが、東京の大劇場でのお披露目については「やはり身が引き締まる思いです。最後に大階段を降りた時、仲間に迎えられた瞬間、うれしさと同時に大きな責任を感じました。歴史を繋いでいく一人として、しっかり責任を持たねばならないと思いますし、それを力に変えてOSKをもっと知っていただけるよう努めたいと決意を新たにしました」と思いを述べ、

新トップコンビとして1年近く舞台に立ってきて、どんな積み重ねができたかという問いには「同期という存在にとても支えられています。就任以来、同じ公演で組ませていただいているので、言葉を交わさずとも分かり合える信頼関係が深まった気がします」と千咲への信頼を見せた。

千咲も「私たちは東京公演が初舞台でした。13年経って、こうして大事な立場で再び東京に立てることがうれしいですし、頑張らなければという気持ちです。隣にいてくれるだけで安心できますし、お互いに支え合いながら、お客様を第一に考えて舞台に立ちたいと思います」と翼と舞台に立つことへの安心感を語った。

お互いに助けられた点や新たな発見について、翼は「舞台上で隣にいてくれる存在そのものが支えになっています。踊っている時に目配せをすると、緊張を和らげてくれて楽しい気持ちに変えてくれるんです。一緒に踊ることで初心を思い出させてもらい、舞台がやっぱり好きだと感じられるのはありがたいです」と語り、
千咲も「昨日の舞台稽古で、男役だけの場面を客席から見ていました。最後に翼が真ん中に立つ姿を見て、みんなが安心してついていける、そんな一歩先を歩いてくれているトップさんだと実感しました。一年やってきて劇団員も安心してついていける存在だと改めて感じました」と、信頼できる部分について語った。

本作の見どころについて聞かれると、翼は「一部、二部ともに出演者それぞれにスポットを当てていただいているので、一人ひとりに注目していただければと思います。私としては、やはり日舞の「チョンパ」で幕が開く場面が最大の見どころです。これぞOSKの日舞のレビューショーだというものをお届けできればうれしいです」と

千咲は「これぞレビューショーという作品だと思いますが、やっぱりラインダンスも東京の皆様に「これがOSKのラインダンスだ」と感じていただけると思います。また、一部の楽曲は大阪版から東京版に変わっており、新橋演舞場の名前も登場します。歌詞の違いも楽しんでいただけるとうれしいです」とそれぞれ本作の見どころについて語った。

文・撮影:THEATER GIRL編集部
翼和希インタビュー「レビュー 夏のおどり」「夏の暑さに負けない、熱い舞台をお届けします」
公演概要
OSK日本歌劇団「レビュー 夏のおどり」
会場:新橋演舞場
日時:2025年8月22日(金)~26日(火)
ご観劇料(税込):
S席(1・2階) 10,500円
A席(3階) 5,500円
キャスト:
翼和希、千咲えみ
他 OSK日本歌劇団
公式サイト:https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/202508_osk_enbujo/
