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太田駿静(OCTPATH)・Who-ya(Who-ya Extended)・竹野世梛(ICEx)・世古口凌らが語る、ミュージカル『南くんの恋人』への思い。製作発表会レポート!

REPORT

12月6日(日)より東京・日本青年館ホールにて、ミュージカル「南くんの恋人」が上演される。

内田春菊による漫画『南くんの恋人』は、1990 年から 2024 年まで 5 度にわたりドラマ化された。そんな 世代を超えて愛され続けてきた人気作品が、初めて”J-POPミュージカル”として舞台化される。 

南聡介役は、OCTPATH のメンバーで舞台初出演となる太田駿静(OCTPATH)と、国内外で活躍するアー ティストWho-ya(Who-ya Extended)。堀切千代光役は、ダンスボーカルユニット ICExの竹野世梛(ICEx) とスーパー戦隊シリーズなどで活躍の幅を広げる世古口凌が、それぞれWキャストで務める。

 さらに、物語の鍵を握る白いカラス・シロ役を、1994 年ドラマ版の『南くんの恋人』でヒロインを務めた高橋由美 子。演出・歌詞構成は、オリジナル作品から 2.5 次元舞台、ミュージカルまで幅広く手掛ける元吉庸泰が務める。 

今回は、太田駿静(OCTPATH)・Who-ya(Who-ya Extended)・竹野世梛(ICEx)・世古口凌、高橋由美子・元吉庸泰(演出・歌詞構成) が登壇した製作発表会のレポートをお届けする。

製作発表会レポート

まずは、本作の楽曲のメドレー「スクールライフ」、「瞬く星」、「人生をとりもどせ」の3曲が披露された。

その後は、登壇者への質問に。

出演が決まった際の心境について、太田は「今回お話をいただいたとき、デビューしてから初めてミュージカルに出演させていただくということで、宝物をいただいたような感覚がありました」と振り返る。多くの人に愛されてきた作品への出演に、喜びと同時にプレッシャーも感じたそうだが、「それと同時にワクワクとドキドキが詰まっていて、今は楽しみの方が大きいです」と期待を寄せた。

Who-yaも、アーティストとして活動してきた中で、ミュージカルや演技の仕事は今回が初めて。「『南くんの恋人』がミュージカル化されることにも驚きましたし、自分が南くん役として参加させていただくことにもプレッシャーを感じました」と率直な思いを明かす。人生で初めての稽古を経験している最中だが、「稽古が始まってからはすごく楽しくやらせていただいているので、一か月後がすごく楽しみですね」と笑顔を見せた。

竹野も「率直にすごくうれしかったです」と出演決定時を振り返る。一方で、舞台で演技をすること自体が初めてということもあり、「自分にこの責任をしっかり果たせるのかというプレッシャーもありました」とコメント。それでも、「新しい扉を開きたいというか、自分に挑戦するために頑張ろうという気持ちで、このお話を受けました」と、新たな挑戦への意欲を語った。

世古口は、歴史ある『南くんの恋人』がミュージカルになることに驚いたという。出演が決まった際には「自分はどっちなのかな、ちっちゃくなる方なのか、南くんなのかというところが結構大事だった」と、役柄にも関心を寄せていたそう。「蓋を開けてみたら、ちっちゃくなる方だったので、どうちっちゃくなるのかがすごく楽しみで、この現場に入りました」と、ユーモアを交えて語った。

続いて、普段の活動とミュージカルとの違いや、稽古を通して力を入れていることについて質問が及んだ。

普段はアイドルとして活動する太田は、舞台で役を演じることについて「太田駿静としてではなく、自分ではない誰かになって歌を歌ったり、お芝居をしたりするのは、全く別の感覚です」と説明。特に意識しているのは、芝居から歌へのつながりだという。「お芝居をして、そこから役のまま歌に入っていく。今回はその状態を引き継いだまま歌に入り、またお芝居に戻るということの連続なので、そこは稽古中も意識しながらやっています」と、ミュージカルならではの表現に向き合っていることを明かした。

Who-yaも、普段は自身の楽曲を制作し、歌っている。楽曲の雰囲気によって自然と表現を切り替えている部分はあるものの、今回は「南くんという、自分とは違う人生を生きる瞬間がずっと続いていく」と、その違いを実感しているそう。「普段の自分が知らないような自分にも出会えるような気がしていますし、そこが一番大きな違いなんじゃないかなと思います」と、新たな自分を発見することへの期待を語った。

竹野は、これまで映像作品を中心に演技の仕事をしてきたことから、舞台ならではの表現に難しさを感じているという。「舞台やミュージカルでは、生身の自分で、目の前で見てくださっている皆さんに感動を届けなければいけない」と話し、映像での経験があるからこそ、表現が内にこもってしまう部分もあると明かす。現在は「そこを今、すごく頑張って表に出すようにしています」と、意識して取り組んでいるそう。「歌も演技も、皆さんに気持ちが届くように頑張っていきたいです」と意気込んだ。

一方、舞台経験のある世古口は、今回の共演者たちについて「皆さん、普段はアイドルやアーティストとして活動されている中で、僕だけ名前の横にかっこがなくて。『僕だけないな』と思いました(笑)」と、会場の笑いを誘う。それでも、「この現場で素敵な仲間たちに出会えて、すごく心強いです」と、カンパニーへの思いを語った。

また、同じ役を演じる竹野とは、歌稽古から一緒に取り組んできたそう。「お互いに違うところを指摘し合ったりして、すでに助けてもらっている状態です。これからも同じ役として、お互いにサポートし合いながら、いい作品にできるよう頑張っていきたいと思います」と、心強いパートナーへの感謝を伝えた。

続いて、高橋由美子は、ドラマ版への出演から約30年を経て、今回は白いカラス・シロ役として再び『南くんの恋人』の世界に参加することへの思いを語った。

「こうして30年近く経って、『南くんの恋人』という作品にまた出会えるのは、何かの運命だと思っています。ミュージカルという形で、しかも新しい日本オリジナルミュージカルとして出会えたことが、何重にも嬉しい瞬間です。お稽古をしながらその喜びを噛みしめ、毎日とても楽しく過ごさせていただいています」

また、学生役のキャスト陣に囲まれた自身の立ち位置については、「皆さん学生なので制服なんですよね。私は合唱コンクールの引率の先生、指揮をするのにすごく頑張っている先生のイメージで、今日はその先生の気持ちで制作発表に臨ませていただいています」と笑顔を見せる。

演出・歌詞構成を手がける元吉庸泰は、これまで何度も映像化されてきた『南くんの恋人』をミュージカルとして上演するにあたり、最初に「どうやるんだ」と考えたことを明かす。

「人が小さくなるんですよね。最初に企画を持ってこられた時、プロデューサーさんに『正気かって、人が小さくなるって大変なんだぞ』とお話ししました」

そのうえで、演劇ならではの表現や映像的な見せ方だったり、観客の想像力も借りて、小さくなったことを伝えていくという。

「ビジュアル的にも、ちゃんと小さくなっているとわかること。そして、それを見た時に、本当に小さい人がそこにいる、大きい人がそこにいるという驚きや、そこから感じることを大事にしたいと思っています。そうしたギミックも含めて、楽しみにしていただけたらと思います」

続いて話題は、J-POPミュージカルとしての楽曲の魅力へ。太田駿静は、劇中にラップが取り入れられていることを挙げ、「ミュージカルの中にラップが入っているのは、新しいことなんじゃないかなと思いますし、かなり難しいです」と率直な感想を語る。歌やバラードに加えてラップも楽しめる、幅広い楽曲構成に注目してほしいと呼びかけた。

Who-yaも、初めて「J-POPミュージカル」と聞いた時は、Aメロ、Bメロ、サビという構成の楽曲を想像していたという。しかし、実際に歌稽古に臨むと、そのイメージは大きく変わった。

「テンポや乗り方もさまざまですし、ラップもあります。本当にJ-POPとしてくくるには幅広すぎる、いろいろな楽曲が何十曲もあるんです。常々思っていますけど、本当に『J-POP』って便利な言葉だなと(笑)。オレノさんの楽曲の幅広さが詰まった作品になっていると思います。ミュージカルが好きな方はもちろん、いろいろな音楽が好きな方にもぜひ観ていただきたいです」

竹野は、初めて楽曲を聴いて歌った時の印象を振り返り、「初めてという感覚ではなく、どこかで聴いたことのあるメロディーやリズム感がありました」とコメント。J-POPに親しんでいるからこそ、自然とリズムに乗ることができ、初めて聴く人にも入りやすい楽曲になっていると感じたそうだ。

世古口も、披露された楽曲だけでなく、ほかにも魅力的な曲がたくさんあると話す。

「僕は歌いながら星空が見えるようなイメージがすごく湧いていて。稽古中も、本当に星空が見えるんです。それくらい幻想的なイメージの楽曲がたくさんあるので、そこにも注目していただきたいです」

最後に、本作を楽しみにされている方々に向けて一人ずつメッセージが贈られた。

演出・歌詞構成の元吉庸泰は、長く愛されてきた原作をミュージカル化するにあたり、改めて漫画を読み返して感じたことを語る。

「原作は、どう生きるのか、どうそこにあるのかということをちゃんと描いている作品だと思います。『こういうメッセージがある』とか『こうすればいい』というものがあるわけではなく、ただそこにあるということを描いている。だからこそ、千代光や南くん、そして彼らを取り巻く人たちが、小さくなってどう生きていくのか、どう考えていくのかということを、一つひとつ大事にした作品になっています。何かを持って帰っていただける作品になると思いますので、楽しみにしていただけたら嬉しいです」

高橋由美子は、『南くんの恋人』という作品が持つ可能性に期待を寄せる。

「この作品の持っている力の無限の可能性を信じて、たくさんのお客様に観ていただける、楽しくてほっこりして、そしてちょっと考えさせられる、そんな作品をみんなで作っていこうと思っています。ぜひ劇場へお越しください」

世古口凌は、初めて台本を受け取った時から心を動かされていたことを明かす。

「初めて台本をいただいた時に、涙が止まらなくて。昨日、改めて皆で本読みをした時にも、すごくグッとくるものがありました。言葉ではうまく説明できないのですが、涙腺が緩むような、本当に温かいお話です。皆さんにも、どこかグッとくるポイントがきっとあると思うので、楽しみにしていただけたらと思います。一生懸命、みんなで頑張ります」

竹野世梛は、観客の心に残る作品を届けたいという思いを語った。

「素敵なミュージカルになるように、これからも全力で頑張っていきたいです。観に来てくださった方々に、いろいろな感情を抱いていただきながら、『また観たいな』と思ってもらえるような、記憶に残る素敵な作品を届けられたらと心から思っています」

Who-yaは、音楽や歌が生み出す壮大な世界観と、その根底にある人と人との物語に注目してほしいと話す。

「今回のミュージカルは、音楽や歌の壮大な世界のパワーがありながらも、結局は人と人との物語をすごく大事にしている作品だと思います。ミュージカルを観終わった後に、友達や家族、兄弟など、たとえ関係に名前がなかったとしても、自分が大切に思うことや、大切な人をふと思い出せるような作品になればと思っています。残り1か月、全力で頑張りますので、ぜひお越しください」

最後に太田駿静は、登場人物たちが一歩ずつ進んでいく姿に触れ、観客にも何かを届けたいと意気込む。

「大きな一歩があるシーンばかりではなく、キャストの皆さんが小さな一歩を一歩ずつ進んでいって、それが最後には大きなものになっていく。皆さんにも、最後に何か一歩を踏み出せるような作品になったらいいなと思っています。僕たちが一歩進む姿を見て、皆さんに何かを与えられたらと思います。ぜひ劇場にお越しください」

文・撮影:THEATER GIRL編集部

公演概要

ミュージカル『南くんの恋人』

原作:
内田春菊『南くんの恋人』

脚本:
新井友香

演出・歌詞構成:
元吉庸泰

音楽:
オレノグラフィティ

振付:
GENTA YAMAGUCHI

歌唱指導・音楽アドバイザー:
福井小百合

あらすじ:
一見自由に見えつつも偏差値と世間体という「数字の檻」に囲まれた自称進学校の天烏陵高校。母を亡くし、無気力になってしまった父を支えるために自らの未来を諦めていた南聡介は、流星群の夜、砂浜でクラスの孤高の秀才・堀切千代光が掌サイズに小さくなってしまう場面に遭遇する。千代光は、「ここではない本当の世界」を求め続けていた。今の自分から抜け出したいという願いを持っていた。元の姿に戻るまで……という期限付きで聡介と千代光の共同生活が始まる。聡介は千代光の強さに惹かれ、千代光は初めて安心を覚える。胸ポケットに千代光を入れて登校する聡介。二人の間にはいつしか強い思いが芽生えて行く。

出演:
太田駿静(OCTPATH) Who-ya(Who-ya Extended) 竹野世梛(ICEx) 世古口凌
田野優花 秋野祐香 / 畠山理温 中田凌多 日暮誠志朗
大山真志 木村花代 / 泉見洋平 笠松はる
麻央侑希 芋洗坂係長
高橋由美子

アンサンブル
音咲いつき 設楽銀河 岩淵心咲 漆間良尚 大川正翔 尾崎豪 Ken corin 嵯峨のん 徳田海斗

オンステージスウィング
海里 隈元梨乃

公演スケジュール:
2026 年12月6日(日)〜12月16日(水) 計15公演

会場:
日本青年館ホール
〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町4-1

チケット:
[料金(全席指定・税込)]
S 席:13,500 円 A席:10,500円
※未就学児入場不可

[一般発売]
10 月10日(土) 10:00〜

公演公式HP: https://aoi-stage.jp/minamikun/
公演公式X(旧Twitter): https://x.com/minamikun_2026/
公式インスタグラム: https://www.instagram.com/minamikun_2026/

主催:AOI Pro.
共催:サンライズプロモーション

お問合せ:サンライズプロモーション:0570-00-3337(平日12:00〜15:00)

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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