• HOME
  • topic
  • REPORT
  • 中山優馬、浜中文一、桜井玲香、水田航生ら出演。ロック☆オペラ『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー ~The Pandemonium Rock Show~』ゲネプロ&取材会レポート

中山優馬、浜中文一、桜井玲香、水田航生ら出演。ロック☆オペラ『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー ~The Pandemonium Rock Show~』ゲネプロ&取材会レポート

REPORT

9月18日(土)から日本⻘年館ホールにて、中山優馬主演ロック☆オペラ『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー ~The Pandemonium Rock Show~』が開幕!

舞台の始まりはザ・ビートルズの来日に沸いていた昭和の日本。ロックの魅力を知った主人公・楠瀬涼はロックの魅力にどんどんのめり込んでいき、やがてロックバンド「THE REASON」を結成する。若者から熱狂的な支持を受ける人気バンドになっていく中で、友情や恋で悩み苦しみながら、激動の時代を生き抜いていく物語。

作・作詞・楽曲プロデュースは作詞界のレジェンドと呼ばれる森雪之丞。演出は河原雅彦、音楽は亀田誠治といった豪華クリエイター陣が作品を手がける。主演の中山優馬をはじめ、ヒロイン・及川真実役に桜井玲香、山下勝也役に水田航生、荒木三枝子役に玉置成実、野村正嗣役に浜中文一といった個性的なキャストも集結した。

今回は、森雪之丞、亀田誠治、河原雅彦、中山優馬、桜井玲香、水田航生、玉置成実、浜中文一が登壇した取材会とゲネプロの様子をお届けする。

――いよいよ初日を明日に迎えますが、みなさんそれぞれ意気込みを教えていただけますか?

森:オリジナルミュージカルを立ち上げるのは今回で5作目となります。ブロードウェイでは、音楽の史実に基づいた話をミュージカルにする作品が評判を得ていまして、日本でもそういったミュージカルが作れたらいいなと思ってやってきました。ビートルズが初来日したとき、僕は中学1年生で、校長に「武道館の周りには行くなよ」と言われていました。そんなエピソードもこの物語には入っています。そこから日本の音楽はロックへとどんどん加速していき、それと共にいろんな時代の流れが押し寄せてくるんですけれども、その中で一人の少年がロックに夢を見て、夢と現実の間で揺れ動くような物語を作れたらいいなと思いました。

今回亀田誠治さんをお招きできたのですが、まさに僕たちの血となり肉となっている先輩たちのロックが僕らの中には流れています。それを亀田さんはきちんと素敵な役ごとに、そして昭和の時代をモチーフに音楽を作ってくれました。かっこいいです。どうぞ、お楽しみに。

亀田:確か3年くらい前なのですが、「史実に基づいた音楽劇を作りたい」と雪之丞さんがおっしゃっていて。そのとき「亀ちゃん、もうとにかく腕を振るって!」と言われました。一番ハードルの高い「任せたよ」みたいな感じで(笑)。

脚本を読みながら、本当に楽しくたくさんの楽曲を手がけさせていただきました。コロナ禍ということもありまして、稽古場にはなかなか直接行けなかったのですが、このキャストのみなさんが僕の作ったメロディーを歌って踊っている画面を見ながら、それに向かって「これだ!」と涙が流れてしまって。そんな瞬間が何度もありました。このパンデミックの中、エンターテイメントの力、音楽の力、演劇の力はみなさんを元気にできるのではないかと思っています。今回この作品に携われて大変光栄でございます。

河原:いつも通り、いい演劇作っています。それだけです。先ほど「お肌抑えましょうか?」とヘアメイクの方が来てくれたのですが、僕は現場の人間なので僕だけ抑えずに……抑えないプライドを持ってここに立っています(笑)。いい初日になるように頑張ります。宜しくお願い致します。

中山:楠瀬涼役を演じさせていただきます中山優馬です。やっとこの日が来たかという気分です。稽古が始まってから今日まで毎日不安の中にいるような感覚だったのですが、「早くこの世界をみなさんにお届けしたい、お披露目したい」という思いは日ごとに強くなっていきまして。こうやってみなさんの前に立てることが本当にうれしいです。こんな厚底を履かせていただいて、僕と(水田)航生くんを見ていただければ分かるのですが、この世界観を早くみなさんにお伝えしたかったです。

この作品を観ている間は、苦しい状況や不安を拭い去れる時間だと思いますので、そういった時間をお届けできるように、一生懸命明日の初日から頑張っていきたいと思います。宜しくお願い致します。

桜井:本当に魅力あふれる作品です。いろんな展開があって面白いですし、どれも素晴らしい楽曲なので、もうどこを見たらいいのか分からないくらい見どころがたくさんある作品だと思います。早くみなさんにお届けしたくて楽しみです。宜しくお願い致します。

水田:先ほど優馬くんも言っていたのですが、この格好が今日から世間に広まってしまうんだなというドキドキとワクワクがあります。自分自身こういう格好をするとその時代にタイムスリップしたような気持ちになれて、この世界にのめり込めるので、お客さまも舞台を観て昭和のロックというものを胸にたくさん吸収して、明るい気持ちになってくださるのではないかなと思います。演劇ができることに感謝を持ちつつ、最後まで駆け抜けられるように日々向上していきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

玉置:本日はお忙しい中、みなさまお越しいただきまして本当にありがとうございます。森雪之丞さん、亀田誠治さん、河原雅彦さんという大尊敬しているみなさんとご一緒できること、そして新たなオリジナルミュージカルを一から作れるということでとても光栄に思っております。そしてキャストのみなさんは一人ひとり全然個性が違うので、その個性がぶつかり合ってパワフルな舞台になっていくと思うのでみなさんに楽しんでいただけるよう千穐楽まで頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願い致します。

浜中:昭和の古き良き八百屋で唯一売れ残ってしまったきのこ役を演じます(笑)。

中山:全然違う(笑)。そんな役ないから!

浜中:(笑)。みんなで楽しんではしゃいでおりますので、ぜひ楽しみにしていてください。宜しくお願い致します。

――本作は森さんの自叙伝的にも感じる物語ですが、実際に扮装された中山さんを見て森さんの印象はいかがでしょうか。

森:二人を比べると分かるのですが、どちらかというと優馬はハンサム系です。ルックスやスタイルに自信がない人はなかなかできない格好ですね。それに比べてですね……。(水田さんのほうを向く)

水田:笑っちゃってるじゃないですか(笑)。

森:航生の格好は……、実は僕こんな格好をしていたんです。でも綺麗さが全然違うので、これはあまりルックスがよくない人間が着るとただ汚いだけのイメージで(笑)。こういうきれいな男に生まれたかったと思いました。

次のページ:クリエイター陣に囲まれて演じた印象とは

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

プロフィール

PICK UP

関連記事一覧