小瀧望(ジャニーズWEST)、瀬奈じゅん、成河ら出演。『検察側の証人』開幕！ 取材会レポート

――今回、小瀧さんは役作りについていかがでしたか。

小瀧：レナードは素朴な役柄といいますか……。うーん、でも僕自身もかなり素朴なほうなので（笑）。ただ国中から注目されている人物ではあるので、普段から見られている意識は持つようにしています。

――小瀧さんは杉村春子賞を受賞されて、演技も大変評価されていますが、それと共に自信も付いてきたのではないでしょうか？

小瀧：いやー、全然です。みなさんでいただいた賞なので、僕自身がどうこうという問題ではないと思います。でもやっぱりどこかにプレッシャーがあるのでしょうね。今回の稽古を通じて、そのプレッシャーをやっと取っ払えた感じです。思いっきりレナード役、そして『検察側の証人』という作品にぶつかっていきたいという思いが今は強いです。

――ご自身で成長を感じることはありますか？

小瀧：自分で成長を感じることはなくて。多分、人様から見て「成長したな」と思ってもらえることが成長だと思うので、自分ではどうか分からないのですが……。特に成長という意識は持たずに、もっともっともっと貪欲に、常に高みを目指していく。それが僕にとって日々できることなのかなと思っています。

――豪華キャストのみなさんで、個性的な方々がそろっていらっしゃいますが、瀬奈さんは共演者の方にどんな印象をお持ちですか？

瀬奈：成河さんはとにかくもう……変態という名の天才なので（笑）、いい刺激をいつもいただいています。

小瀧さんは、台本に対する読解力と表現力が全くブレない人です。受け取ったことをそのままきちんと表現できるので素晴らしいなと。それって簡単なようでとても難しいことだと思うんですね。初めからさらっと理解できるのが、天才だなと。天才に囲まれる毎日です。

――成河さんの、変態という名の天才とはどういうことでしょうか？（笑）

瀬奈：「そこまで貶める？」というくらいの攻撃力が成河さんにはありまして。とてもマニアックな変態というか（笑）。

小瀧：パワーとエネルギーが凄まじいです。

瀬奈：引き込まれてしまいますね。

次のページ：法廷でのシーンはエネルギーを消耗する