前川優希インタビュー　シン る・ひまオリジナ・るミュージカ・る『明治座で逆風に帆を張・る！！』「一年を気持ちよく終わらせるためにも精一杯頑張りたい」（前編）

――第一部のお芝居パートでは源範頼役を演じられますが、こちらへの意気込みはいかがでしょうか？

前回も思ったことですけど、やっぱりあらすじだけではどのように物語に関わってくるのかまだわからないことだらけではあります。ただ、歴史上の史実で源範頼のことを調べてみると、謎に包まれている部分が多いけど、合戦では頼朝に変わって総大将を任されていたらしいんですね。

だから、兄弟、従兄弟といった、いろんな関係性の絆があると思うので、どこまで描けるか分からないですがそういったものを見せられたらなって。

座長の平野良さんは去年もご一緒させていただいたのですが、内藤大希さんや佐奈宏紀さんを始めとした、いろいろな方々と初めてお芝居でご一緒できるので、そういった関係値みたいなものを稽古場で作ってお客様に感じていただけたらなと思います。

どこまで直接的に描けるかわからないですが、受け取ってもらえるようなお芝居ができたら素敵なのかなって思いますね。

――第ニ部のショーパートでは、ジャングルジャナイトクルーズということで、今年もかなり面白そうな演目が満載ですが、前川さんは『大人になりたくない青年』たちのオーディションと『あずま男子』と『GPS』に出演されますね。

本当によく考えますよね（笑）。今から勉強しようと思います。でもどうやら皆さんの反応を見てみたら、あだ名も被ってたりするみたいで。私、「リア恋」枠ですしね（笑）。一体何をすればいいんだろうって……（苦笑）。

でも、ジャングルジャナイトクルーズの『あずま男子』の「リア恋」枠ってすごく意味がわからないなと思うんですけど（笑）。後は『GPS』でも俺、胃薬（Kyabejin）ですしね（笑）。すごいっすよね。もうこれだけで手叩いて拍手したいですもん。

――『GPS』に関しては、本家のように激しく踊るような感じなのでしょうか？

かもしれないですよね。もうここは自分の武器というか、引き出しを最大限に生かしたいなと。でも何が一番怖いかって、パフォーマンス以前の闇の時間みたいな……（笑）。去年もすごく大変でしたから。

――今年もいろんな無茶振りがあるかもしれないと……。

恐らく今年もそれがやってくるんだろうなと思うと、今から準備しておいた方がいいんじゃないかって。でも準備しようにも難しいというか、分からないことだらけなんですけどね（笑）。もう何が起きるか分からないので、ぶつかっていきたいと思います。

――昨年から初参加で、いろんなオマージュをやられていましたが、個人的に今後やってみたいオマージュはありますか？

やっぱり流行りものっていっぱいあるじゃないですか。だからやっぱり、みんなが分かるものをやってみたいですね。今だとやっぱり「東京リベンジャーズ」じゃないですか。

みんながクスクスってなっている中、「何か？」「当然だよ」みたいなテンションで笑いをかっさらいたいなと思います（笑）。

――去年は煮汁プロジェクト（NiziUのオマージュ）をやられてましたしね。

やってましたね～！

――今年はまた、『あずま男子』、『GPS』と、毎年流行を網羅されているような感じがありますよね。

本当にもう年末の総決算というか、「あ～これこれ！」みたいな。まだ参加させていただいて2年目ですけど、祭シリーズといえばこれだなって思いますよね。

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