櫻井圭登インタビュー シン る・ひまオリジナ・るミュージカ・る『明治座で逆風に帆を張・る!!』「自分でどこまで作れるか、常に新しい影響を与えたい」(前編)
INTERVIEW
――先ほど少し演出の原田優一さんのお話が出ましたが、実際に原田さんの演出を受けられてみていかがですか?
本当に優しい方で、役者に近い存在という感じがします。原田さん自身もプレイヤーとしてやられていらっしゃるからかな? 役者目線で稽古場にいてくださるから、こちらの気持ちもよく分かってくださいます。
「こういう役です」と提示したら、僕たちがどういう経緯で役を作ったのかまで考えてくださるので、それがとてもやりやすくて。役者の目線に立ってくださる優しい方だなと思います。
本当に演劇を愛しているのが伝わってくるんですよね。原田さんの演出を受けることで、僕たちも自然と頑張れています。
――原田さんとは初めてお会いされたのでしょうか?
今回共演する鯨井(康介)さんと共演させていただいたことがあるのですが、鯨井さんと原田さんはとても仲がいいみたいで。なので、原田さんの話は以前から聞いていました。実際にお会いしても素敵な方で、今回ご一緒できて本当によかったと思います。
キャストの皆さんは「それぞれがプロであり、お芝居を愛している方たち」
――想像通りの方だったんですね。出演者の方の印象や、カンパニーの雰囲気についてはいかがでしょうか。
エネルギッシュな方が多いと思います。舞台を作るってこういうことだろうなと改めて実感しますね。自分がどこまでパワーを注げるかで、クオリティも変わってきますし、あとは楽しむことも大事だなと。
舞台上で皆さんが本当に楽しんでいらっしゃる姿を見て、忘れてかけていたことを思い出させてくれたといいますか。そういう意味では皆さんそれぞれがプロであり、お芝居を愛している方たちなんだなと。僕もそうありたいと改めて思いましたね。