東山光明、大沢健、池田有希子インタビュー Dramatico-musical「BLUE RAIN」「自分の中で生きる意味を見つけていただけたらすごく嬉しい」(前編)
――俳優として、それぞれどんなところに魅力を感じていらっしゃいますか?
大沢:僕がミュージカルの世界になかなか踏み込めなかったのが、芝居から歌に入るときの繋ぎ目がすごく課題だと感じていて。東山くんを見ているとその繋ぎ目がすごくスムーズなんですよね。ミュージカルって歌を歌うけど、お芝居と全く一緒というか、その延長線上に歌があるので、そこがすごいなと思ってお二方を見ています。本当に勉強になりますね。
東山:大沢さんは、本読みのときから本当に声が素敵だなと感じていて。また、役的にもそうですが少しお兄さんなので、優しくて引っ張っていく感じの説得力がとてもありますね。本当にテオにぴったりだなと思います。
ゆっこ(池田)さんは、本番でもお稽古中もですが、毎回お芝居のアプローチが違っていて、ご本人は考えてないとおっしゃっていたので、もしかしたら飽きっぽいのかもしれませんが(笑)。まあそれはないと思いますけど。僕の発するセリフを受けて、それを新たな自分の感情として僕に投げかけてくれるところがやっぱりすごいなと思うし、とても勉強になります。本当にカメレオンのようにスイッチが入って、作品によって全然違うのですごいなって。いろんな経験をされているからこそではあると思いますが、やっぱりそういう部分はうらやましいですね。
池田:(大沢)健ちゃんとご一緒するのはすごく久しぶりなのですが、とにかく演技に信頼のおける俳優さんなので大船に乗った気分です。最初の読み合わせのときから、既に読み込み方や解釈の仕方が「あぁ、お芝居の人だ」って思えて。芝居の画素数がすごく高い役者さんなのでとても勉強になります。
みっちゃん(東山)は、歌の画素数ですよね。歌手としての取り組み方もすごく勉強になるし、毎回全然違って。「このフレーズはここが気持ちいいところだよね」って、みっちゃんが歌うフレーズで気付くことがたくさんあります。この稽古場はみんなから学べるので、本当に勉強になることだらけです。
取材・文:THEATER GIRL編集部
Photo:くさかべまき
公演概要
Dramatico-musical『BLUE RAIN』
ORIGINAL PRODUCTION BY C101
BOOK BY JOUNG HWA CHOO, MUSIC BY SOO HYUN HUH
【脚本・演出】荻田浩一
【音楽監督】河谷萌奈美
【出演】
東山光明・彩乃かなみ・石井雅登・染谷洸太・伊藤広祥
大沢健/池田有希子/今拓哉
【演奏】
河谷萌奈美/門馬由哉・小金坂栄造
【日時/会場】2022年1月13日(木)~1月26日(水)
博品館劇場
【チケット料金】全席指定 10,800円(税込)
【主催】atlas
【公式HP】https://g-atlas.jp/bluedramatico/
【公式Twitter】@BlueDramatico