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城田優、菅井友香(櫻坂46)、三浦翔平ら出演。ミュージカル「カーテンズ」取材会・ゲネプロレポート!

REPORT

2022年2月26日(土)より、東京国際フォーラム ホールCにてミュージカル「カーテンズ」が開幕した。

本作は2007年3月にブロードウェイで上演され、同年のトニー賞では、主演のデビッド・ハイド・ピアーズが主演男優賞を受賞した他、作品賞・脚本賞・作詞作曲賞・演出賞・主演女優賞・助演女優賞の計8部門でノミネートされた。

警部補のフランク・チョフィを演じる城田優は、今回演出も手掛ける。

新人女優のニキを演じる菅井友香(櫻坂46)と看板俳優で振付家のボビーを演じる三浦翔平は、本作が初のミュージカル出演となる。

他にも元女優の作詞家ジョージアを瀬奈じゅん、作曲家のアーロンを岸祐二、プロデューサーのカルメンを原田薫、カルメンの娘で女優のバンビを中嶋紗希、そして演出家のべリングを宮川浩が演じる。

 1959年にボストンの劇場で主演女優が殺害され、ミュージカルオタクの警部補フランク・チョフィ(城田)が駆け付けるが、捜査だけではなく、舞台の内容にも首を突っ込んでいき、予想外の物語が展開してゆく。

今回は城田優、菅井友香、三浦翔平が登壇した取材会とゲネプロのレポートをお届けする。

取材会レポート

初日を迎えるにあたり、今の気持ちを聞くと城田は「ついに来てしまったな、と。もちろんワクワクもあるのですが、やはりコロナ禍での稽古は非常に制限も多く、正直もっと稽古したいです。ですが、素敵なキャスト・スタッフの皆様に支えられ、演出家としても主演としても、あとは皆さんに乗っかると言いますか。

このご時世で足を運んでくださる皆様のために、精一杯歌って踊ってお芝居をして、ハッピーな時間をお届けできるように。その一言に尽きます」と述べた。

菅井は「ついに来たんだなと。今も夢じゃないかと思うくらい、不思議な気持ちです。そんな緊張と共に、このご時世で初日を迎えられるかという不安もあったので、感染対策を徹底してくださったスタッフの皆さんやずっと引っ張ってくださった城田さんには感謝の気持ちでいっぱいです。この気持ちをパワーに変えて、初のミュージカルに体当たりで挑ませていただくので、楽しんでいただけたらなと思います」と述べた。

三浦は「このようなコロナ禍のなか、幕が開けることを大変嬉しく思います。そして、稽古場で培ってきたものを皆さんの前でお披露目できることを全力で。正直言えば、もっと稽古をしたかったなという心残りはありますが、無事に終えられるように精一杯頑張りますので、ぜひ見届けてください」と述べた。

主演と演出を務めたことに関して城田は「こんなことを言っていいか分からないですが、日々後悔(笑)っていうくらい、僕にしか分からない両サイドの大変さ。

毎日家に帰ってからの城田優は、外では見せられないレベルのヘロヘロでした。私事ですが、お休みをいただいていた1月3日頃から今朝の体重が、9キロ違います(笑)。日に日に痩せていきました、そんな感じです……。どんな感じだよっつってね(笑)。

でも本当にやりがいがあります。僕が主演と演出をやろうと思った理由は、誰かが新たなチャレンジをすることで、新たなエンターテイナーが育っていったり「私の方が面白いもの作れる!」というような、切磋琢磨じゃないですけど、お互いに刺激し合って、よりこのエンターテインメント・ミュージカル市場によい刺激を与えられたらという思いもあって。

重圧と責任とプレッシャーのなかにいるのは事実ですが、素敵なキャスト、スタッフが常に私を全力でサポートしてくださいました。主演として引っ張っていきたい気持ちもありますし、みなさんの波に乗っかって、最高のこのカンパニーで素敵な時間を皆さんにお届けできればと思っております」と語った。

菅井と三浦は本作がミュージカル初挑戦となるが、菅井は「信じられない機会をいただいた。嬉しさと同時に、自分の実力が足りないということをお稽古前から実感して、一分一秒も無駄にできないという気持ちでした。トレーニングはしてきたものの、お稽古に入ってからは、まず心を解放するというところから難しいんだなと実感しました。

そのなかで、先生方やキャストの皆さん、そして城田さんには本当に優しく丁寧にサポートしていただいて。私はみなさんを信じて、全てを受け止めて、いいスポンジのつもりで、日々吸収するという形で今日までやってきました」と述べた。

続けて、三浦は「ワクワクとドキドキが止まらないです。正直こんなに大変なんだと、ミュージカルならではのことが多くて、いろいろと勉強させていただきました。今まで見てきた先輩方はバケモンだと思ったのと同時に、自分の力量がやばいんだなと実感しています。でも幕が開けたからには、最大限に頑張りますということしか言えないので。お芝居に関しては、城田演出家の言う通りにやってきたので、一生懸命やりたいと思います」と述べた。

城田から見て、菅井と三浦の印象については「ミュージカルに挑戦したいと思ってくださっていたお二人なので、やはり熱量がすごく高かったです。菅井さんは、ご自身でもおっしゃっていたように、まずは心を解放するところから始めようということで。「何をやらされているんだろう」と思うような、全力ジャンケンをやってみたり。みんなでタメ口で喋るくらい距離をつめていこう、ということを毎日やっていました。

すごく品がよくて、おしとやか。グループのキャプテンとしておそらくシャキッとしていなきゃいけない時間が多かったせいか、完成されてしまっているので。ほぐしてあげるというところから始まったのですが、初日の本読みの音源を今日聞いたら、きっとビックリするくらいすごく成長しました。あえて役を演じすぎずといいますか、彼女の持っている部分が非常に役立つなと。

彼女は時間があれば、僕のところに話を聞きに来るという日々だったので、その甲斐があって、どんどん声も出るようになっていったし、表現も豊かになっていった。これからも伸びてくると思います。なので、非常に期待しています。

翔平は、僕の作品をここ10年はほとんど見てくれているくらいミュージカルが好きで。本当に公私ともに仲良くしてるんですけど。今回お誘いしたところ、ぜひやりたいと言ってくれて。友人同士なので、正直もしかしたら途中バトるかなと思ったんです(笑)。翔平もこだわりというか芯がある人なので。でも、いざ始まってみたら、翔平が「今回俺はとにかくあなたの言うことを聞いて、自分なりに解釈して、やっていきたいと思っている」と言ってくれたことが信頼されているようで、なによりも嬉しかったです。

二人ともきっと初日からどんどん伸びていくと思いますし。やはりそれが生の舞台のいいところだと思っているので。これは他の作品でもあてはまることなのですが、もし2回見るという方は、初日と千秋楽を見るのがおすすめです」と語った。

また、菅井は「カンパニーのなかで起きる事件のお話なんですけれど、一人一人の人間性も楽しんでほしい。あと、個人的には音楽もすごく大好きです。私は馬が大好きなんですけど、馬が走っていそうな躍動感のある華やかで心踊る音楽も楽しんでいただけたらなと思います」と本作の見所を教えてくれた。

最後に、お客様へメッセージとして三浦は「こういう状況の中、足を運んでくださるお客様に対して、めいっぱい最高のパフォーマンスでお返ししたいと思いますので、ぜひ一回のみならず二回三回と足を運んでいただけたら幸いです。ぜひ楽しみにしていてください」と述べた。

菅井は「この状況のなか、劇場に足を運ぶという選択をしてくださった皆様に感謝しています。来ていただいたからには、夢のひとときをお届けしたいです。この1公演が最後かもしれないという思いと共に、全力でニキを演じさせていただきます。みなさんのことを信じて、私も精一杯努力しますので、ぜひこの作品を楽しんでいただけたらなと思います。よろしくお願いします」と述べた。

城田は「我々は非常に幸運なことに初日を迎えることができましたが、今菅井さんからもあったように、これがいつまで続くかという保証はありません。そんななかで、我々が信じているエンターテインメントの力とエネルギーを信じて。足を運んでくださった皆さんには、この時間だけは現実世界の不安や心配ごとを全部忘れてもらって、カーテンズというエンターテイメントにどっぷり浸かっていただいて、お家に帰っていただいて、翌日以降のエネルギーにしていただければと思います。

カンパニー一同精一杯心を込めて演じさせていただきますので、最後の最後までカーテンズをよろしくお願い致します」と力強く述べた。

文・撮影:水谷かな子

公演概要

ミュージカル「カーテンズ」

原作:ピーター・ストーン
脚本:ルパート・ホームズ
作曲:ジョン・カンダ―
作詞:フレッド・エッブ
追加歌詞:ジョン・カンダ―&ルパート・ホームズ
演出:城田優
翻訳・訳詞:福田響志

出演:城田優、菅井友香(櫻坂46)、三浦翔平、原田薫、岸祐二、中嶋紗希、宮川浩、瀬奈じゅん/
中西勝之、米本学仁、高橋卓士/井上花菜、小山侑紀、坂元宏旬、竹内真里、茶谷健太、常住富大、
伯鞘麗名、福田えり、堀江慎也、横山達夫

日程:東京公演2022年2月26日(土)~3月13日(日)
東京国際フォーラムホールC

大阪公演2022年3月18日(金)~3月22日(火)
新歌舞伎座

愛知公演2022年3月26日(土)・27日(日)
愛知県芸術劇場大ホール

※未就学児入場不可※最新の感染対策情報はHPをご確認ください

公式HP:https://www.curtains-musical2022.jp
twitter: @curtains2022

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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