中川晃教、花總まり、佐藤流司、梅田彩佳ら出演。『銀河鉄道 999THE MUSICAL』制作発表会見レポート！

2022.02.26

REPORT

2022 年4月8日(金)〜4月18日(月)に、東京・日本青年館ホールにて、『銀河鉄道 999THE MUSICAL』が上演される。

『銀河鉄道 999』は、松本零士によるSF漫画作品。のちに、テレビアニメ、アニメ映画の大ヒット作品として名を残した。

今回のミュージカルでは劇場版『銀河鉄道 999』をモチーフに、漫画、アニメ、映画では語られていないキャラクターの過去をオリジナルストーリーにくわえ、作品のテーマである「限りある命(人間)・永遠の命(機械の体)」について描く。

演出には、第 10 回小田島雄志翻訳戯曲賞や第 25 回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞する新進気鋭の演出家・小山ゆうな、脚本・歌詞には数多くの脚本・作詞・訳詞・台本の翻訳を手掛けてきた高橋亜子が担当。音楽監督には映画『銀河鉄道 999』の主題歌をはじめ、「ガンダーラ」「モンキーマジック」といった数々の爆発的ヒットを世に送り出したゴダイゴのミッキー吉野を迎えた。

今回は、中川晃教、花總まり、佐藤流司、梅田彩佳、演出・小山ゆうな、音楽監督・ミッキー吉野らが登壇した製作発表会見の様子をお届けする。

製作発表記者会見レポート

脚本・作詞を担当する高橋亜子は、本日スケジュールの都合により欠席。代わりにメッセージとして「松本零士先生の原作には、限りある命を生きる人間の悲しさと素晴らしさが存分に描かれています。今回はそこにオリジナルストーリーをくわえ、鉄郎という少年が、メーテルやたくさんの人々と触れ合い、彼らに勇気を与え、自分も勇気を得て大きな戦いに挑む姿を描きました。現実の世界では感染症も含め、厳しい状況が続いていますが、未来を信じて立ち向かう哲郎の姿に少しでも勇気を感じていただけたら嬉しいです」と寄せた。

演出を担当する小山ゆうなは「世界的に有名な松本先生の作品に関わらせていただき、大変光栄に思っております。今回はミュージカルということで、錚々たるメンバーの歌に、お芝居に、時にダンスに……と、いろいろな要素で楽しんでいただけると思います。今は旅をすること自体が難しい世の中ですが、宇宙の星々を旅するという体験を客席の皆さまとも共有できるよう、歌、音楽、台本、出演者、そして関わる皆で総力をあげて臨みたいです」と語った。

音楽監督を担当するゴダイゴのミッキー吉野は、楽曲『銀河鉄道999』について触れながら「ずっとここ何年か、コロナ禍においてこの曲に後押しされた感じがしています。ついにこのミュージカルに、しかも音楽監督として参加できる。歌詞にもあるように、『古い夢は置いて新しくスタートしていこう』というイメージを持って、音楽を作っていきたいと思います」と意気込んだ。

会見の途中では、ミッキー吉野による生演奏で、本作のメインテーマ曲「マイ・ディグニティ」を主演・中川晃教が世界観たっぷりと歌い上げた。

本作で星野鉄郎役を演じる中川は、出演が決まったときの喜びについて「『銀河鉄道 999』がミュージカルになるんだ！　という驚きと、日本オリジナルの作品として本作がミュージカル化されることにやりがいと運命を感じています。ワクワクとドキドキの気持ちでいっぱいです」と語った。

また、昨年亡くなった神田沙也加さんの代役として、メーテル役は花總まりが務める。オファーをもらったときの気持ちについて、花總は「お話をいただいたのが突然のことでしたので、ただただ驚きました。さまざまな感情が交錯して、とても複雑な気持ちでしたけれども、神田さんがとても楽しみにしていた役ですので、彼女の分も一生懸命やりたいと思っています」と話した。

機械伯爵を演じる佐藤流司は、「二面性のある役といいますか、役者冥利につきる役をいただけました。知らない人がほとんどいないと言ってもいいくらい有名な作品に参加できることを光栄に思っております」と嬉しさを噛み締めた。

クレア役を務める梅田彩佳も「オファーの連絡をマネージャーさんから電話で聞いたときは、あまりにも嬉しくて、携帯を前に正座して『ありがとうございます』と言いました。『銀河鉄道』の世界に入れることに興奮したことを覚えています」とほほ笑んだ。

今回16歳の星野鉄郎を演じることについて、中川は「鉄郎の実直なところや真面目な性格を見ていくと『学生時代こういう子いたな』とか、『もしかしたら自分にもこういう一面があったのかな』と気付かされることがありました。星野鉄郎は誰でもなくて、星野鉄郎でしかない。そして、中川晃教も中川晃教でしかない。そういったところの強さを持って、16歳を精一杯生きていきたいと思います。誰もが知っている星野鉄郎が、いろんな旅と素晴らしい出会いを通して、その出会いの中で何か気づきを得ていく。そして未来へとまた旅を進めていく。そういう希望に満ちた、でも人間臭さもある。そんな役をお見せできたらと思います」と話した。

さらに、機械伯爵という役柄を演じることについて、佐藤は「彼にはとても大きな夢がありました。そして平和を愛しながら、それでいて本当に頭がよくて優しい人間であった記憶を、最後主人公に託して生涯を終える役柄です。誰にでも愛されるような人間が変わっていく様とか、最後に心が機械になっていく、心まで侵されていく自分との葛藤みたいなものが、現代社会のいろいろなことに合うといいますか、現代の人に刺さる話なのではないかなと思っています」と言葉を選びながら語っていた。

実際にビジュアル撮影で衣装を着てみて、花總は「やっぱり原作があるものは難しいなと思いました。私の中にも『メーテルはこう！』というイメージがありますので、いざ自分が扮装をすると現実とのギャップというか、自分の中ではまだ違うなと思うところがあって、初日までにもっともっと追求して、よりメーテルらしく作っていけたら」と意気込み、梅田は「衣装を着たことで、いよいよ『銀河鉄道』の世界に行けるんだとワクワクしました」と笑顔を見せた。

本稽古に取り組むにあたって楽しみにしていることを聞かれた場面で、花總は「今回初めてご一緒する方が多いので、皆さんと新しく作品を作っていけることが楽しみです。それともう一つ……やっぱり今までは自分一人で役に向かって、悩みながらぶつかりながらやってきたのですが、今回は私の中では一人じゃないので……」と言葉を詰まらせ、「それが自分の中で支えになってくれるかなと。今まで私が感じたことのないお稽古になるだろうし、公演になると思っています」と神田さんへ思いを寄せていた。

最後に、本作への意気込みについて中川は「16歳を精一杯生きていきたいと思います。劇場に足を運んでいただいたお客さまに、感動が伝わる作品を作り上げていくことが第一歩なのかなと思っています。心を込めて作品に挑んでいきたいと思います。どうぞ宜しくお願いします」と締めくくった。

文：矢内あや

公演概要

銀河鉄道 999THE MUSICAL

日程：2022 年 4 月 8 日(金)～4 月 18 日(月)
会場：日本青年館ホール

原作：松本零士
脚本・作詞：高橋亜子
演出：小山ゆうな
音楽監督：ミッキー吉野（ゴダイゴ）

出演：
中川晃教花總まり佐藤流司梅田彩佳徳永ゆうき／藤岡正明
／矢沢洋子松本梨香／北翔海莉／三浦涼介
伊藤広祥、植木達也、木暮真一郎、田中しげ美、中島大介、
三浦孝紀、安里唯、木南清香、坂口杏奈、真田慶子、原広実、望月ちほ(男女別 50 音順）

公式サイト：https://999musical.com/
公式Twitter：@999_TheMusical

【チケット情報】
S 席 13,800 円 S 席 16,800 円（非売品グッズ付）
A 席 9,900 円 U-25 チケット 6,600 円
※U-25 チケット：当日座席指定券引換、要身分証明書、チケットぴあにて一般発売日からの取扱い
※非売品グッズ：T シャツ、トートバッグ他
※非売品グッズの内容は変更になる場合があります。
※S 席（非売品グッズ付）は、S 席と同じ座席エリアです。

【プレイガイド先行 ※先着】2 月 26 日(土)17:00～3 月 4 日(金)23:59
※こちらは一般発売前に行われる最後のチケット先行予約となります。
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テレ朝チケット https://ticket.tv-asahi.co.jp/ex/project/slzi0FE65v
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【一般発売】 3 月 5 日(土)10:00～
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