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エン*ゲキ#05「- 4D -imetor」出演 生駒里奈さん、池田純矢さん特別インタビュー

INTERVIEW

――今作は<量子力学>をテーマとした謎解きミステリーとのことですが、台本を読まれた印象はいかがですか?

生駒:あまり頭が良い方ではないので、最初は難しい言葉が並んでいるなと感じたんですけど、これが完成したときにきっと新しいし面白いものになる! と思って。自分が演じるノアは、やりたいことが詰まっている役なんです。可愛らしいというよりは活発で元気な印象で、アクションもあるし、イリュージョンもある。身体を使って一生懸命表現することが、すごく好きなので、そういう部分もやりたいことと重なりました。ただ、難しい役だと思うので、自分の引き出しを一回壊してから作り直す作業を繰り返していくんだろうなという期待があります。

――今の時点で役作りの準備は始められていますか?

生駒:私は役作りの準備をするというよりは、稽古の中で見つけていくタイプだと思っていて。心の準備だけしておいて、後は稽古をしていく中で、相手からもらったりして自分自身を作っていくのが好きだったりします。なので、ちょっとだけ四次元について勉強してから、(稽古に)入ろうかと思っています(笑)。

池田:稽古初日はだいたい本読みをして解散ってことが普通だと思うんですけど、今回は本読みのあと、みんなに四次元の説明をしてから飲み屋に行こうと思います。「教科書何ページ開いて」みたいな(笑)。

――今から勉強しておけばバッチリですね。

生駒:大丈夫かな(笑)。勉強苦手なんですけど、お芝居のためなら頑張らないと。

人見知り同士、お互いの第一印象

――今回W主演を務められますが、それぞれの第一印象について教えていただけますか。

池田:2017年に「モマの火星探検記」という作品を観に行ったときに、楽屋裏でちらっとお会いしたのが初対面だったんですけど。その時は、「ちっちゃ!」という第一印象で(笑)。今よりもさらに透明感というか、儚さというか……風が吹いたら倒れてしまうんじゃないか、みたいな。富士山のてっぺんに1本だけ花が咲いていたらこんな感じかなという(笑)。

生駒:そんな感じでしたっけ(笑)。

――生駒さんは池田さんの印象はいかがでしたか?

生駒:「この人が池田純矢さんなんだ」と思った印象はあります。「面白かったです」って感想を伝えてくれて。人見知りなので緊張したんですけど、そのときにエン*ゲキシリーズの説明を丁寧にしてくださったのを覚えています。

池田:僕も意外と人見知りの気がありまして。むしろこういう場では楽しくできるんですけど、ご飯に行ったりすると、急に「すみません」みたいになったりして(笑)。

――会話がなかなか繋がらないと。

生駒:繋がるのは、お芝居の話だけで(笑)。

池田:でも、お互い共通の知り合いが多いということと、出演作を観ていることもあって、勝手にすごく近しいものを感じていて。数回会っただけの人だと、もっと距離があるんでしょうけど。

――ほかの共演者にも、玉城裕規さん、松島庄汰さん、田村心さんやプロマジシャンの新子景視さんなど、多彩な方がそろっています。どんなチームワーク、化学反応を期待されますか?

池田:自分の書いた本が俳優の身体を通って音になるというだけで、すごく楽しみなことだらけですし、本当に全てが楽しみなんですけど。まだ今は机上の空論状態なわけで、ギミックとしては成立しているはずだけど、実際に俳優の身体を通るまでは、成立していないという不安な箇所もあったりして。でも、そういうところが逆に楽しみでもありますし、新しく生まれる部分もきっとあるだろうから、それを目撃できるのが純粋に楽しみです。早く稽古をしたいですね。

――稽古自体はまだ先になりますよね。生駒さんは、共演者の方の印象はいかがですか?

生駒:私、皆さん初めましてです。

池田:じつはそれもちょっと狙っていたんですよ。キャスティングの段階で、生駒さんと共演したことのない人をキャスティングしようと。

生駒:また人見知りが発動してしまう(笑)。

池田:みんな僕が俳優として大好きな人たちなので、多分好きになってもらえると思います。

生駒:なら安心です。ただ、最初の一週間だけは人見知りがでちゃう(笑)。

――生駒さんは、共演者の方とはどんな化学反応が楽しみですか?

生駒:色々な作品で名前を見かける方が多いですし、私からすると太刀打ちできないレベルだと思いますけど、共演したことがない分、また自分に新しいものがもらえると思うので、せっかくなら全部もらいたいなと思っています。

――今回、四次元世界と超能力を“イリュージョンマジック”で魅せるとのことですが、どのような演出になりそうでしょうか?

池田:やっぱり根底にはちゃんとお芝居が地続きにある中で、必然的にその表現が生まれれば面白いと思っていて。もしかしたらいくつかの(イリュージョンマジック)の中には、劇場を出るまでマジックだと気づかないものもあるかもしれないです。あれ、よく考えたら不思議だったな。もしかして生駒ちゃんって本当に超能力者なのかな? と思う人もいるかもしれないですし(笑)。

生駒:もの凄く走る予感がするので、今からジムに行ってトレーニングしておきます(笑)。

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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