佐竹桃華インタビュー 『私ときどきレッサーパンダ』 「どの年代の方が観ても楽しめる作品」(後編)
ディズニープラスにて、ディズニー&ピクサー最新作『私ときどきレッサーパンダ』が絶賛配信中です。
本作は、1990年代、カナダ・トロントに暮らすティーンエイジャーの女の子メイが、ある出来事をきっかけに本当の自分を見失って、感情をコントロールできなくなってしまい、レッサーパンダになってしまった……というストーリー。
今回THEATER GIRLがお話をうかがったのは、主人公のメイ役の日本版声優を務める佐竹桃華さん。インタビュー後編では、佐竹さんの思う本作の見どころや今後やってみたい役柄についてうかがいました。
感情の変化が大きいシーンは楽しんでアフレコができた
――佐竹さんの思う、本作の見どころについて聞かせていただけますか。
面白いシーンは本当にたくさんあるんですけど。メイちゃんが自分のノートに気になっている男の子の妄想の落書きをして、それがお母さんにバレてその落書きを本人のところに持って行ってしまい、メイちゃんが自分の部屋で猛反省するところがあって。
そのシーンは、反省したかと思ったら、大丈夫って平気なフリをしてみたり、半泣きになってみたりと、感情の変化がすごく大きくて。本当に楽しんでアフレコをすることができましたし、面白い感じになってるんじゃないかなと思っています。
――たしかに、コロコロとテンションが変わるシーンもあったりして、畳み掛けるような喋り方も多かったりしますよね。
表情もコロコロ変わりますし、それに合わせて台本も進んでいくので。けっこうテンポがいいなと思っていたんですけど、私が元々早口なところもあるので、そこは関西人で助かった部分はありました。
ディズニー&ピクサーの過去作品を参考に
――普段の喋り方と少し近いところがあった感じなんですね。役に決まってから、準備段階でされていた工夫みたいなものはあったりしますか?
初めてのことなので、何をしたらいいのか最初は分からなかったので、とりあえず、ディズニー&ピクサーの過去作品をいろいろと観ました。いろんな作品を観て、声のテンション感とかエネルギー感を参考にしたり。
私が今19歳で、今回は13歳の役なので、そう聞こえるようにいろいろと勉強しましたね。でも、結局見始めると作品に没頭してしまって、楽しんでしまいましたけど(笑)
――本作の内容にかけた質問もさせていただきたいのですが、普段、佐竹さんが一番自分らしくいられる瞬間はどんなときでしょうか。
やっぱり、家族の前が一番素の自分でいられますね。あとは、やっぱり食べることが大好きなので、ご飯を食べているときが一番自分らしさが出ているんじゃないかなと思います。