小関裕太×木村達成インタビュー ミュージカル『四月は君の嘘』「この作品が、観る人の孤独や苦悩を癒せるものになれたら」(後編)
――最後に、ぜひ共演者についてもお話を伺えればと思います。
小関 宮園かをり役の生田絵梨花さんは、この作品でご一緒するのが初めてで、共演もFNS歌謡祭のコーナーぐらいでしかご一緒していないのでまだあまり深くは知らないのですが、素の時の目と歌う時の目が違うことに驚かされました。普段は和やかでほんわかした雰囲気の方なんですけど、楽譜を手に持つと途端にキリっと変わるんです。これから稽古でどんな宮園かをりちゃんを作り上げていくのか楽しみですし、「可愛らしい元気なかをりちゃん」になるんじゃないかなってイメージしています。
水田航生くんは同じ事務所の先輩で、年齢的にもお兄ちゃん的存在。同じ作品に出ていたことはあっても役でガッツリからむのは初めてなので、そういう意味では渡を演じるのがよく知っている航生くんで安心しています(笑)。いろんなシーンで航生くんの初めての表情が観られたらいいなって思いますね。
寺西拓人さんは今回初共演なので人となりとかまだ良くは分からないんですけど、昨日のリハーサルでご一緒した感じだと明るそうな方だったので、これからの稽古でたくさん会話したいなと思っています。
――木村さんの生田さんに対する印象は?
木村 印象・・・・・・印象かぁ。
小関 一緒に舞台やったことはあるんですか?
木村 あるんだけど、ほぼ関わらない役だったんだよね。
――「こんな風に演じてくれたら」とか期待していることでもいいですよ?
木村 僕の「こうなってほしい」をぶち壊して来てほしい! もちろん、どこまで漫画の原作イメージに近づけて来るのかも楽しみだけど、「多分、こうやって来るんだろうな」っていう僕の想像をぶち壊して、土足でどんどん心の中に入って来るような宮園かをりを観たいですね。
水田くんは以前共演させていただいた時に同じ役をやったんですけど、その時に自分が考えている以上の事を考えていて「よくそこまで考えられるな」と思ったので、今回の共演も心強いです。寺西さんとはまだあまり多くをしゃべったことがないですが、一個一個積み上げて有馬公生と渡亮太としてしっかり繋がっていけるようにしていきたいですね。
澤部 椿役の唯月ふうかちゃんは共通の友人がきっかけで以前ご挨拶させていただいたんですけど、すごく明るい方。幼馴染という関係性をどこまで作っていけるか考えながら稽古していきたいです。