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中村勘九郎主演、花總まり、古川雄大ら出演。スペクタクルリーディング『バイオーム』制作発表会見レポート!

REPORT

2022年6月8日(水)~12日(日)に東京建物 Brillia HALLにて、スペクタクルリーディング『バイオーム』が上演される。

本公演の脚本を務めるのは、宝塚歌劇団で心に残る数々の名作を手掛けてきた上田久美子。演出は、「麒麟がくる」「精霊の守り人」を手掛けた一色隆司が務める。そして、出演者には、演劇界を牽引する7名の俳優陣が集結。それぞれが一人2役を演じる。

代々続く政治家一族の一人息子ルイとルイの家で働く家政婦ふきの孫娘ケイの2役に、主演の中村勘九郎。精神的に不安定な部分がある一族の一人娘でありルイの母親の怜子、そしてクロマツの芽の2役を演じるのは花總まり。家政婦ふきの一人息子で、父を継いで一家の庭師をしている野口とイングリッシュローズの2役を演じるのは古川雄大。一族の家長で、現在は引退して老獪に学をサポートしている元大臣克人とクロマツの盆栽の2役を演じるのは野添義弘。

ルイの母、怜子の傾倒する花療法士ともえと竜胆の二役を演じるのは安藤聖。一族の婿養子で、元官僚の学と若い大木セコイアに2役を演じるのは成河。ルイの一家に古くから仕える家政婦ふきと、樹齢二百年近い大きな黒松の2役を演じるのは麻実れい。

今回は、作・上田久美子、演出・一色隆司、主演の中村勘九郎、出演の花總まり、古川雄大、野添義弘、安藤聖、成河、麻実れいの制作発表会見のコメントをお届けする。

コメント

上田久美子(作)

この作品は、今の社会や世界から自分が受け取ったものを即興的に形にした物語で、植物の世界と人間の世界が折り重なっている不思議な世界になりました。今までのカテゴリーにはまらない台本になったので、見に来てくださった方が物語のジャンルとして知らなかったものだと感じてもらえると思います。

〈演出を他の人がすることについて〉
一色さんが私の書いた世界をさらに広げてくださる予感があり、わくわくしています。

一色隆司(演出)

上田先生からとてつもない台本をいただき、どうしようと初めは思っていましたが、読み進めると世界がどんどん広がって、自ずと物語が動き出していきました。人物造形がしっかりしているだけでなく、大地や自然の壮大さを感じる物語に、素晴らしいキャストが集まってくださり、ワクワクどきどきしています。素敵な作品をお届けしたい、そんな期待感と高揚感でいっぱいです。

中村勘九郎

豪華な皆様とご一緒できるというだけで幸せですしワクワクしております。脚本を読ませていただいただけでは完成形がどうなるのか想像がつきませんが、稽古をしていい作品を皆さまにお届け出来ればと思っております。ルイとケイという、8歳の男の子と女の子を40歳の私が演じるとどうなるかなという不安しかないのですけれども、遠い昔に置き忘れてきた純粋な心を本番までに取り戻したいと思っています。

花總まり

ルイの母・怜子とクロマツの芽を演じます。
人間と植物の二役は初めてです。この二役の関連性は意味があると感じますし、新たなチャレンジにわくわくしております。
人間と植物の話は興味深く、要所要所にドラマが込められています。
お稽古を通じて皆さんとコミュニケーションを取りながら、自分の役割を果たしていきたいです。

古川雄大

謎めいた庭師の野口とイングリッシュローズを演じます。上田さん、一色さんとご一緒できて嬉しいです。
イングリッシュローズはマダム口調で話すので、資料を見ながら口調を習得して皆様に披露したいと思います!刺激的な機会になると確信しております。楽しみです!

野添義弘

皆さんと今回ご一緒できることを幸せに思っています。この作品は、きっと五感を揺さぶる、見たことの無いものになると期待しています。ぜひ劇場で見たことの無いものを一緒に体験してください。一見厳しく冷酷に見える論理的な克人と、愉快な庶民派のおっさんのようで感覚的なクロマツの盆栽の違いを見せられるよう頑張ります。

安藤聖

豪華な皆さんと一緒に参加できてうれしいです。今回私は、怪しげな花療法士ともえと竜胆を演じます。
竜胆の花言葉は「正義」、その言葉は、ともえも竜胆も共通していると思っています。
台本は絵本を読んでいるような感覚で、いろいろな要素が詰まった作品です。楽しみながら演じたいと思っています。

成河

今回のお話は、生々しい人間ドラマで、全員が少しずつ被害者であり加害者であるというヒリヒリするお話となっています。学は努力して政治家一族に入ったという役どころで、色々なストレスや葛藤を抱えている、生々しい部分を担当しています。登場する政治家一族の庭には、日本古来の植物と西洋の植物が混在している庭になっているということも大事なテーマのひとつにもなっているので、どういう気持ちで何を見守ってきたのかということを考えるとすごく楽しいです。

麻実れい

いわくありげな家政婦・ふきとクロマツを演じます。初めて台本を読んだ時は難しいと思いましたが、何度も読んでる内に噛みごたえのある役だと感じ期待が高まりました。このメンバーで無限大に広がる作品にしていきたいと思います。
歌舞伎以外で勘九郎さんを拝見したのは、赤い着物を着てオペラを演じていた作品が印象的でした。そんな勘九郎さんと近くで一緒にできることが今から楽しみです。

撮影:渡辺美知子

公演概要

スペクタクルリーディング『バイオーム』

日程:2022年6月8日(水)~ 12日(日)
会場:東京建物Brillia HALL

出演:
中村勘九郎 / 花總まり 古川雄大 / 野添義弘 安藤聖 / 成河 / 麻実れい

スタッフ:
作:上田久美子
演出:一色隆司
企画・制作:梅田芸術劇場
主催:梅田芸術劇場
制作協力:NHKエンタープライズ

公式WEBサイト:https://www.umegei.com/biome/
Twitterアカウント:BIOME_UMEGEI

一般発売日:2022年5月21日(土)AM10:00
料金:限定2000部プログラム付きS席11,000円/S席10,000円/A席8,000円/B席5,000円(全席指定/税込)/学生席3,000円(当日座席引換券/税込み)
※学生席の販売はネット会員・オンラインチケット・チケットぴあのみとなります。
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。

チケット販売先
・チケットぴあ
・イープラス
・ローソンチケット
・としまチケットセンター
・梅田芸術劇場オンラインチケット https://ko-ume.pia.jp/ 
・梅田芸術劇場窓口 発売日翌日以降 10:00~18:00

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