浜中文一主演。舞台「スケリグ」ゲネプロ&取材会レポート!キャスト7人+音楽家1人で描くファンタジックな世界
――今回再演ということで、浜中さんが思う「スケリグとは何者なのか?」ということを教えていただけますでしょうか。
浜中:初演のときからずっと思っていて、再演ができるとなってからも考えたんですが、僕自身も、正直まだ何かわかってないですね。何だと思いました?
――……わかりませんでしたね。
浜中:こればっかりはちょっと難しいですよね。ウォーリーさんは何だと思いますか?
ウォーリー木下:僕はゲネプロや通しを観て、毎回違う感想を持ちますね。今日は、文ちゃんのおじいちゃんかと思ってました。
浜中:僕のおじいちゃん昨日からLINE始めました(笑)。おじいちゃん今80なんぼですね。
ウォーリー木下:勝手に亡くなっていたと思ってたんで(苦笑)。
浜中:勝手に人のおじいちゃんを殺すな(笑)。
ウォーリー木下:つまり、亡くなって会えなくなった人というか。今日は最後のシーンを観たときにそういった印象があって、でもそれは日によってまた違うことを思うんですけど。
浜中:そうなんですよね。だから、こんな人ですっていうことがなかなか言えなくて。原作の(デイヴィッド)アーモンドさんに聞いてもらってもいいですか?(笑)
――観た方がそれぞれ受け取って、自分たちの思うスケリグ像を描いていただけたらいいですよね。
浜中:そうですね。終わってから、それぞれ話してもらえたら嬉しいなと思いますね。
――今回、席数も減ってしまい来られなくなってしまった方もいるかもしれませんが、最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
浜中:僕個人としては、緊急事態宣言が出る直前まで、この紀伊國屋サザンシアターで舞台をさせてもらっていたんですが、中途半端に中止になってしまって。消化不良で終わってしまっていたんですが、また、このスケリグで紀伊國屋サザンシアターでできることが、僕はまだ芝居をしていていいんだなという風に感じてまして。それでも、こういった状況で観に来られる方は、すごく勇気がいると思うし。簡単にぜひ来てくださいとも言えない中で、来てくださる方々には本当に感謝しかないですね。なので、皆さんが変なストレスなく、安心してゆっくり観られるように、僕たちも精一杯やらせていただきます。
取材・文:THEATER GIRL編集部
撮影:岡千里
あらすじ
古い家に引っ越したマイケル(大東立樹)は、荒れ庭のガレージの片隅で、ボロ雑巾のような「彼」を見つけた。ホコリと虫の死骸
まみれの服、捻じ曲がった身体、その背中には奇妙なものが生えていた。 彼の名前は「スケリグ」(浜中文一)。
マイケルにはまだ赤ちゃんの妹がいる。でも重い病気で、パパ(金子昇)とママ(瀬戸カトリーヌ)は妹にかかりきり。マイケルは隣の
家の女の子・ミナ(清水らら)と一緒に、スケリグを助けようと秘密の活躍を始める。月明かりの中の冒険、廃墟に住むフクロウたち、
小さな妹への想い、そして、とても不機嫌でとても不思議なスケリグのくれる奇跡――。
無垢な心が見つめる生と死…、ファンタジックな世界から大切なものが伝わる、切なくてあたたかな救いのストーリー。
公演概要
シーエイティプロデュース 舞台「スケリグ」
■東京公演
会場:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
日程:7月31日(金)~8月16日(日)
■大阪公演
会場:松下IMP ホール
日程:
8月22日(土) 13:00 開演/17:30 開演
8月23日(日) 13:00 開演
■愛知公演
会場:刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール
日程:8月25日 (火) 18:30 開演
■所沢(埼玉)公演
会場:所沢市民文化センターミューズ マーキーホール
日程:9月11日 (金) 18:30 開演
作:デイヴィッド・アーモンド
翻訳:浦辺千鶴
演出:ウォーリー木下
出演:
浜中文一 ・ 大東立樹(ジャニーズJr.) 清水らら
奥村佳恵 工藤広夢 ・ 金子昇 瀬戸カトリーヌ
吉田能【演奏】
公式サイト:https://skellig.jp
企画・製作:シーエイティプロデュース
★東京初日公演を スカパー!オンデマンドにて 生配信決定!
舞台「スケリグ」7 月31 日東京初日公演
販売期間:7月29日(水) 13:00 ~ 8月2日(日) 13:59
配信期間:7月31日(金) 13:30 ~ 8月2日(日) 13:59
開演予定:7月31日(金) 14:00
販売金額:3,500 円(税込)