上田堪大インタビュー 『ブルーキャットエレジー』 「メインとなる楽曲は、自分のカラーからはみ出したものがいい」(前編)
MANKAI STAGE『A3!』の雪白 東役など、様々な舞台や映像作品で活躍している「上田堪大(うえだ・かんだい)」さん。10月21日の自身の誕生日には、メジャーデビューシングル『ブルーキャットエレジー』が発売されます。
THEATER GIRL編集部は、上田さんにインタビューを敢行。メジャーデビューへの思い、楽曲の聴きどころやMV撮影の裏側について、たっぷりとお話をうかがいました。
いい意味で今までのイメージを崩せたら
――まずは、メジャーデビューが決まったときのお気持ちを聞かせていただけますか。
前回のCDを出したときもそうなんですけど、今回メジャーデビューのお話をいただいて、まずは驚きが大きかったですね。それから、ファンの皆さんが喜んでくれている顔が頭の中に浮かんで。お手紙で「次の曲も待ってます」という声もたくさんいただいていたので、それに応えられたのは、本当に嬉しかったです。
やっぱり自分ひとりの力だけでは、メジャーデビューの話は来ていないと思いますし、支えてくださっている方の存在が大きかったと思います。
――楽曲を聴かせていただいたのですが、以前発売された1stシングル『イロドリ/記憶の中で』とも、また違った雰囲気で、上田さんの大人の魅力が堪能できる楽曲ですね。
お話をいただいたときから、過去の2曲とはまた色の違ったもので、いい意味で今までのイメージを崩せたらなと思っていて。『ブルーキャットエレジー』は、特にそれを感じられたのかなと思います。
――候補の楽曲がいくつかあって、その中から選ばれたのでしょうか?
『ブルーキャットエレジー』の作曲をしてくれたのがYuさんという、エーステ(MANKAI STAGE『A3!』)などの楽曲を手掛けている方なんですけど。こういう状況(コロナ禍)になる前に、一緒にカラオケに行って僕の歌を聴いてもらったんです。それから二人で話し合って、僕をイメージして楽曲を作ってもらいました。キーも僕の声に合うものにしていただいて。
1曲は、自分のカラーからはみ出したものがいいと思っていたんですけど、もう1曲は、メッセージ性の強いものにしたかったんです。それで、作詞家の方に、今のこの状況(コロナ禍)で、「(ファンの皆さんに)会えない」ということをベースに歌詞を作っていただいて。それから、「そっとネジを回せば」という言葉は、デビュー記念でオルゴールを作っていたことから、歌詞に入れてもらいました。