浜中文一主演。ミュージカル「Now. Here. This.」開幕！舞台写真とコメントが到着

2020.11.30

REPORT

11月28日(土)より東京・博品館劇場にてミュージカル「Now. Here. This.」が開幕した。

本作を手がけたのは、トニー賞にもノミネートされたブロードウェイの大ヒットミュージカル[title of show]のクリエイター陣。

自然史博物館をツアーする４人の男女。おちゃらけた若者、真面目な青年、ワーカホリックの女性実業家、表現者を目指す女性。彼らは友人だけど、タイプはバラバラ。地球の起源から生物の誕生や進化、ヒトが誕生するまで…という「生命の神秘と歴史」に触れ、そこから自分自身のアイデンティティにも思いをはせる。今まで経験した偶然や必然、迷い悩み選択した結果、今の自分は生きている――。

小さな舞台の上から、生命と人間にまつわる大きな世界を発信するユニークなミュージカルで、頑張るすべての人類へのエールが詰まっている。

主演を務めるのは、演技力や歌唱・ダンスのスキルに高い評価があり、ミュージカルからストレートプレイまで精力的に活躍する浜中文一。浜中以外のキャストは、[earth][water]の2パターンで入れ替わる。[earth]には元宝塚歌劇団トップスターで、退団後も女優として多彩なジャンルの舞台で活躍を続ける壮一帆、数多くのミュージカル作品に奥行きと深みをもたらす演技巧者・鈴木壮麻ら、[water]には得意のダンスを武器に多数の舞台に出演し、注目を集める寺西拓人(ジャニーズJr.)ら、実力派が揃う。

同じ戯曲でも組み合わせが変わることで起こる化学反応に、注目だ。

浜中文一　コメント

お客様がどういう風な気持ちでどんなことを感じてくださるのか、また、僕たちがどんな風にこの作品を伝えられるか、それが今、不安でもあり、楽しみでもあります。
この作品は、ストーリーが起承転結で進んでいく、というより、シーンごとにその場その場で出てくる感情や、描かれる情景を表現しています。『ああ、自分にもこういうことあったなぁ』と思い出すところも。時系列が行ったり来たりするので、なるべくわかりやすく、演出や舞台セットの力を借りながら、お客様に伝えられればと思います。
人は、それぞれに色々なストーリーや経験があって、本当に様々、あると思うんです。それでも、自由に自分に自信を持って、生きることが大事と思わせてくれる作品だと思います。今回2チームでの上演で、初めての形式でしたが、楽しんでやらせていただきました。皆様も、楽しみにいらしていただければと思います。

舞台写真

earth

water

撮影：田中亜紀

「彩乃かなみ」インタビューミュージカル「Now. Here. This.」「“自分の信念を大切に生きる”ことが、今作に繋がる気がする」

「愛加あゆ」インタビューミュージカル「Now. Here. This.」「一緒に今を生きているということに全てが繋がる」

ストーリー

ハンター、ジェフ、スーザン、ハイジの4人は、自然史博物館へやってきた。ハンターはふざけてはしゃぎまくり、真面目なジェフにたしなめられている。ケータイで仕事の電話をしまくるスーザンと、みんなのチケットを買ってくれるハイジ。まるでタイプの違う男女四人は、すったもんだしつつ博物館のツアーをスタートする。

彼らのガイドは2人の案内役、さまざまな意味で4人を誘導する。
彼らを迎えるのは、地球の起源、生命の誕生と進化、ヒトが誕生するまで…という、いわば、多くの生命と、自分たちのDNAの神秘と歴史。そこから彼らは、これまでの人生で自分たちの身に起きた、あんなことやこんなこと、楽しい思い出や、つらい経験に想いをはせる。

彼らは思う。今、僕が、私が、ここに在るのは、パパやママの祖先の、さらに太古の類人猿あたりからの神秘のおかげ。
そして、自分自身の体験した偶然や必然や、自分の選択の結果だと。迷い、悩み、選べたり選べなかったりしたことの上に、今の自分は生きている。

そして、今（now）ここ（here）から何（this）と向き合い、生きていくのか――。

世界が苦難に向き合う今だからこそ、頑張るすべての人類へのエールとして
このユニークなサイエンス・ヒューマン・コメディをお届けします！！