愛加あゆインタビュー ミュージカル「Now. Here. This.」「一緒に今を生きているということに全てが繋がる」
11月28日(土)から東京・博品館劇場、その後埼玉・大阪・名古屋にて、ミュージカル「Now. Here. This.」が上演されます。本作を手掛けたのは、トニー賞にノミネートされたブロードウェイの大ヒットミュージカル[title of show]の作り手たち。脚本、音楽、演出、キャストの力が一つになり、みんなが苦難に向き合う今だからこそ、頑張るすべての人類へのエールとして届けられるユニークなサイエンス・ヒューマン・コメディです。
今回お話をうかがったのは、地球ゴージャス「星の大地に降る涙 THE MUSICAL」、ミュージカル『ブロードウェイと銃弾』など数多くの舞台、ミュージカルに出演し、近年は「おじさんはカワイイものがお好き。」など映像作品にも活動の幅を広げている愛加あゆさん。今作への意気込みやこれから始めたいことなどについてたっぷりと語っていただきました。
みんなで合わせたときにどんなハーモニーになるのか楽しみ
――では、まずミュージカル「Now. Here. This.」への出演が決まった際のお気持ちを聞かせてください。
今の時代にとても合った作品だなと思いました。3月に出演した作品が、一週間で中止になってしまって。映像作品に出演したりはしていたんですが、久しぶりの舞台になるので、今からすごく楽しみな気持ちでいっぱいです。
――今作の楽曲を聴いた印象はいかがですか?
まず、数もたくさんありますし、本当に曲ごとに雰囲気が違うんですよ。カラーがガラっと違うので、面白いなという印象ですね。ロックテイストやカントリー調なものもあって、曲調がバラバラで。それから、ラップの原形の「チャンツ」といって音程がついていないリズムだけの歌があって、人生で初めてラップ風の楽曲に挑戦するので、今からちょっとドキドキしてます(笑)。
――これから、本格的にお稽古をされていく感じなんですね。
そうですね。みんなで合わせたときに、どんなハーモニーになるのか本当に楽しみです。みんなのハーモニーが重なるとまた深みも出ると思いますし、ずっとみんなでコーラスをしている感じの作品なので、楽しんでいただけるように頑張りたいです。
――本作は、ブロードウェイの大ヒットミュージカル[title of show] の作り手たちが再び集結されたとのことですが、これから舞台を作り上げていくにあたって楽しみなことはどんなことですか?
私、昔から稽古場がすごく好きなんです。作品を良くしようという思いで毎日過ごしてるんですけど、そこから絆も生まれていきますし、そこで積み上げていく時間が、自分の中では大きいですね。それから、舞台に立ったときにも、そこでまたお客様との出会いが生まれるし、やっぱり生で上演するってことがとても大きなことなので、いまからすごく楽しみです。
――稽古場と本番で楽しみが2回あるような感じですね。
そうですね。毎回違うっていうのも、舞台の面白いところだと思います。