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佐久間由衣インタビュー 『てにあまる』「ジェットコースターに乗るような感覚で挑みたい」

INTERVIEW

――今回の役どころは、藤原竜也さん演じる“男”の“妻”ということですが、こんなところに注目しながら観てほしいというポイントを聞かせてください。

初めての舞台ということもあって、楽しみなところと緊張するところとがあるんですが。いろいろと気負わずに、自由にやっていきたいなと、私の中では思っています。なんというか……アトラクションに乗りに来た、みたいな(笑)。柄本明さん、藤原竜也さんのジェットコースターに乗りに来て「うわぁぁぁあ!」みたいになってるという感覚で挑もうと思っているので。一生懸命食らい付いていきたいと思うので、見守ってもらえたら嬉しいです。

「どうお芝居と向き合うか」役者の初心に戻れる稽古場

――柄本明さんは、演出家としても演者としても今作に関わられますよね。立ち稽古はまだということですが、本読みでの指示などを受けられてみての印象はいかがでしょうか?

柄本さんご自身も役者さんなので、選ばれる言葉が斬新だなと感じました。「こういうふうに向き合って」みたいなところを、すごく鋭い視点でお話しされるので、自分にとってとても勉強になっています。今回は、舞台だからこうやる、っていう部分でも学ぶことも多いんですけど。それ以前に、どうやってお芝居と向き合っていくか、台本を読んでいくかというところを、初心に戻って教えてもらうような感じになりそうです。

――得られるものが大きそうですね。では、役者としての柄本さんと接してみての思いはどうでしょう?

すごいなと思うところだらけです。本読みの段階でも驚きがいくつもありました。ご自身はすごく穏やかで、物腰も柔らかい優しい方なんですけど、それと同じくらい、常に緊張感も纏ってらして。「こうしてみて」という演出の時にも、自分には全くない引き出しを提示されるんですよ。もう、素晴らしすぎて、すごいっていう言葉しか出てこないです。

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THEATER GIRL編集部

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