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林光哲インタビュー「人生が変わったと言っていいほど、今までとはまったく違う一年だった」【シアダンフォト Color Feelings vol.02】

INTERVIEW

THEATER GIRLだけの撮り下ろし写真が手に入る「シアダンフォト」企画。

カラー×感情・雰囲気をテーマにしたColor Feelingsシリーズが登場。第2回にお迎えしたのは、ミュージカル『刀剣乱舞』で鬼丸国綱役を演じ、今後も舞台『転生したらスライムだった件』-魔王来襲編&人魔交流編-など、話題作への出演が決まっている林光哲(はやし・みつあき)さん。

今回の撮影テーマは、『グリーン×ワイルド』。インタビューでは、芸能界を目指したきっかけや、グリーンにまつわるエピソードなどをお伺いしてきました。

「シアダンフォト Color Feelings vol.02」は2024年4月26日(金) までの期間限定販売なのでお見逃しなく。

「シアダンフォト Color Feelings vol.02」販売ページはこちら

ミュージカル『刀剣乱舞』出演で運命が大きく変わった2023年。「役が決まったときは怖かった」

――林さんにとって、2023年はどんな一年でしたか?

人生が変わったと言っていいほど、今までとはまったく違う一年でした。やっとこの仕事でやっていく入口に立たせてもらった感覚です。本当に劇的に変わった一年でした。

――やはりミュージカル『刀剣乱舞』への出演は、大きなターニングポイントだったんですね。鬼丸国綱役に決まったときは、どんな心境でしたか?

率直に言うと、決まった瞬間は怖かったです。ミュージカル『刀剣乱舞』というあれだけの偉大なコンテンツに自分が出演するんだと思うと、自分に本当に務まるのだろうか、と不安が先に来ました。

その後、事前に殺陣の稽古やダンスレッスンに行って、本稽古に入っていきましたが、それでもずっと怖い気持ちはありましたね。

いつのまにか現場では、“愛され&いじられキャラ”に

――「ハッシュタグ全滅」がトレンド入りし、林さんのことを「天然キャラなのかな?」と思った方も少なくないと思います。(※自身のSNS投稿でスペースを入れ忘れ、ハッシュタグが機能しなかった事件が発生。そんなお茶目な失敗が”ハッシュタグ全滅”としてトレンド入りし、話題となりました)

「天然」って優しい言葉ですけど、単純に僕は抜けているんですよ。仕事がきっちりできない人間だと、自分では思っています(笑)。以前、親戚の焼肉店でアルバイトをしていたときは、業務ができなさすぎてずっと怒られていました。本当に何回も泣きましたよ。

――ミュージカル『刀剣乱舞』キャストの方々からも、ハッシュタグの件をいじられていて愛されているのが伝わってきました。

ミュージカル『刀剣乱舞』の現場に関しては、ほとんどの方がもれなく僕のことをいじってきます(笑)。でもそれはバカにされているとかそういうわけではなく、「好いてくれてるな」という感じがしてとても心地がいいんですよ。

最初にいじってくれたのは鳥越裕貴さん(笑)。でも、みんなに教えてもらう立場だからこそ、そういう立ち位置にしてくれたのは逆にありがたいなって。

――最初の空気作り、とても大事ですよね。

鳥さん(鳥越さん)が最初にいい雰囲気を作ってくれて、その後、高橋健介くんがみんなに僕のことを紹介してくれて、まだ現場に慣れていない人の架け橋になってくれたんですよ。あれがとてもありがたかったです。それ以外の方々も快く接してくれたり、教えてくれたりして温かい現場でした。

「かっこいい!」と言われるより、笑ってもらえるのが一番嬉しい

――昨年7月にはファンクラブを開設され、ファンの方との交流も多くあったと思います。

調子に乗ってファンクラブなんてやっていますけど(笑)、ファンの方々がいるから舞台に立てているんだなと本当に実感しますね。

僕より年上の方が比較的多いので、「かっこいい!」と崇(あが)めたてまつられるというよりは、かわいがってもらっているなという感じがします。トークイベントで一対一でお話ししたりして「こういう方たちが応援してくれているんだ」というのを直接知れて、温度感が見えたのが嬉しかったです。

イベントにゲストで来ていただいた方が言うには、フランクといいますか、アットホームらしいです。笑いが起こることはありますが、基本的に「キャー!」とかそういうのはないかな(笑)。

――心の中で言っている可能性も?

僕の前では一切出さないですね。「キャー」って言われると、その方向性で期待に応えようとして無理なキャラ作りをしちゃうと思うんですよ。

僕はそういうタイプではないので、笑ってもらえるのが一番嬉しい。理想は大泉洋さんです。喋りが上手で面白くて周りからいじってもらえるし、何より実力があってどんなお芝居もできる。どの状況にも対応できるキャラクターだと思います。かっこいい俳優より、そういうふうになりたいかな。僕よりかっこいい人なんてたくさんいるし、そこで戦ったらボコボコにされちゃうので(笑)。

芸能界に興味をもったのは、あの有名アーティストがきっかけ

――林さんが芸能界を目指したきっかけを教えてください。

興味を持ったきっかけでいうと、「大好きなポルノグラフィティに会いたい!」と思ったのが始まりです。とにかく会いたくて、認知してもらいたいなと思って。

――ポルノグラフィティさんはいつ頃から好きなんですか?

中学3年生くらいですかね? 出ているテレビ番組や雑誌は、常にチェックしていました。ファッションも好きで、似たデザインの服を買ったりしてずっと追っかけています。

――音楽だけでなく、洋服まで!

もはや「ポルノグラフィティさんのようになりたい」と思っていたんです。一目惚れに近いと思います。かっこいいなあ、って。

それからずっと芸能界に憧れはあったものの、やってみたいと言うのが恥ずかしかったんですよ。そのまま時が過ぎて大学2年生になったとき、親戚に「そういうのに興味があるのか?」と聞かれて。

親戚も芸能界に興味があったけど、挑戦しなかったことに後悔していたみたいで。それで「お前が挑戦したいなら、後押しするぞ」と言ってくれたんです。それをきっかけに、祖母の知り合いを通して、今の事務所を紹介してもらうことになって。

ただ、最初は俳優を目指すつもりがなかったんです。社長から「まずは演技レッスンに来たら?」と誘ってもらって、レッスンを受けているうちに、講師の方が俳優という仕事や演技のことを教えてくださって「面白そう。やってみたい!」と思って。その先生のおかげで、芝居ってこんなに奥深い意義があるんだ、と知れました。

――先生から言われたことで、印象的だったことはありましたか?

僕、小さい頃から「変わっている人間」と言われ続けてきたんです。学校で友だちはいても、本質の部分で馴染めない感覚があったというか。「みんなに合わせるために自分を変えたほうがいいのか、でもなんで変えなきゃいけないんだろう?」と悩んでいたときに、先生が「俳優というのは、お前のままでいいんだ。変わっているところが、そのまま武器になる職業なんだよ」と言ってくださって、こんな自分を生かせる場所があるんだと思いました。

――役者としてだけでなくて、人としても嬉しい言葉ですね。まさに恩師のような。

それから今までもちろん紆余曲折ありましたが、芝居の勉強を始めたばかりのときに先生のその考え方や哲学を聞けたからここまで続けてこられた感覚はありますね。

撮影のテーマカラーは『グリーン』。そこから連想するのは……?

――今回撮影のテーマカラーは『グリーン』。林さんは、グリーンにどんなイメージがありますか?

えー、難しいな……。目に優しい、ですかね(笑)?

実はグリーンと聞くと、学生時代のサッカー合宿を思い出すんですよ。静岡に行ったんですけど、ボールを蹴る練習というよりは、とにかく芝生を走らされるので走るための合宿という感じで。

バスで向かったんですが、車内から遠目でグラウンドを見るとすごく綺麗な緑の芝生だったんです。芝生でサッカーできることってあまりないから嬉しいなと思っていたのに、近くに行ってみると、ただただ伸ばしっぱなしになった雑草で。走りにくいし、ボールも草にゴツゴツ当たるし。……って、このグリーンのエピソード、ダメですよね(笑)?

――グリーンには少し苦い思い出があるんですね(笑)。ちなみに、好きな色やテーマカラーはありますか?

色のことを考えるのは、服を着るときですかね。黒を選ぶことが多いと思います。今日も私服は黒です。派手な色を取り入れることはあまりないかな。

髪の毛も最後に染めたのは15年前で、ずっと黒髪。高校生のときに茶髪にしたことがあったんですが、「似合わない」ってみんなに言われました。唯一似合うと言ってくれたのはギャルだけだったんですけど、あまり信用できなかったですね(笑)。

「シアダンフォト Color Feelings vol.02 第一弾」林光哲さんの撮り下ろしフォトが販売開始!

THEATER GIRLだけの撮り下ろし写真が手に入る「シアダンフォト」
新シリーズの「Color Feelings」が登場!

vol.02には、林光哲さんにご登場いただいています。期間限定販売となっておりますのでお見逃しなく!

販売期間:2024年3月27日(水) ~2024年4月26日(金)

「シアダンフォト Color Feelings vol.02」販売ページはこちら

取材・文:矢内あや
Photo:野村雄治
ヘアメイク:YUZUKI合同会社
スタイリング:小倉真樹

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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