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生駒里奈×天野一輝×多和田任益インタビュー 梅棒 19th GIFT『クリス、いってきマス!!!』 「いいプレゼントをもらったと思ってもらえるような2時間をお届けしたい」(後編)

INTERVIEW

2024年12月1日(日)より東京公演を皮切りに、大阪、愛知にて梅棒19th GIFT『クリス、いってきマス!!!』が上演されます。

本作は、劇場での主催公演を中心に、「嵐」や「AKB48」等のアーティストLIVE 、映画「コンフィデンスマンJP 英雄編」や「NHK紅白歌合戦」等の映像メディア、宝塚歌劇団や2.5次元舞台等での振付・演出でも活躍するダンスエンターテインメント集団「梅棒」の最新作。

今回は、梅棒から伊藤今人さん(愛知のみ)、梅澤裕介さん、鶴野輝一さん(東京・大阪のみ)、塩野拓矢さん、天野一輝さん、野田裕貴さん、多和田任益さん、ゲストとして生駒里奈さん、志田こはくさん、筒井俊作さん[演劇集団キャラメルボックス]、一色洋平さん、SuGuRuさん、岡島源武さん[Protea*]、髙澤礁太さん、鳥飼真大さん、山﨑琉豊さんが出演します。

1年振りの梅棒完全新作は、笑って泣けて心あたたまるクリスマスファンタジー作品が届けられます。

THEATER GIRLは、ゲストの生駒里奈さん、梅棒の天野一輝さんと多和田任益さんにインタビュー。後編では、それぞれの役柄の印象や本作にちなみ好きなクリスマスシーズンの過ごし方についてお聞きしました。

インタビュー前編はこちら

自分に置き換えて観ていただけるのでは

――それぞれ、役柄についての印象はいかがでしょうか?

生駒:クリスくんは、憧れや推しへの愛がまっすぐな子だなと思うので、自分に置き換えて観ていただけたるのではと思います。さらに、クリスくんの成長や葛藤によって心が動かされる瞬間もあると思いますし。私自身、現時点で悩んでいることといえば、ちょっとおばさんに片足突っ込んでいるくらいなので(笑)。昔はもっと心が素直に「わぁっ」と感動できていたなって。クリスくんを演じていて、いつの間にか大人になってしまったんだなということに気付きました。

もともと私自身が少年なので。根本にあるのがうずまきナルトくんだし、「友情」「努力」「勝利」のジャンプ三大原則が私の三大原則なんです。今回、今までにいなかったおばさんというものが出てきて困惑していますが、そのお陰でいろいろなことを俯瞰して見られるので、物語のバランサーとしていろいろと動けそうだなと思います。

――天野さんは、クリスの師匠のニコラス役を演じられますがいかがでしょうか。

天野:この弟子にしてこの師匠ありというように、真っ直ぐさをすごく大事にしたいなと思います。生駒ちゃんが放つ真っ直ぐって、本当に真っ直ぐなので。日々、何でクリスがニコラスを慕っているんだろうという説得力を出さなければと思っています。

――多和田さんは、今回ヴィランポジションとなるビクター役を演じられますね。

多和田:やっぱり一番大きいのは娘がいることですよね。志田こはくちゃんを今回の公演にと強く望んだのは僕なんです。元々、特撮出身というのもあるし、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』を観て、去年、梅棒 16th showdown『曇天ガエシ』という作品をやっていた時に、稽古場で今人さんにすでにプレゼンをしていたんですよ。「こういう子がいて、こういう顔芸もできて、フィギュアスケートもやっているみたいで、多分ぴったりだと思うんです」みたいなことを伝えて。それから運よく面識ができて、本当にありがたいことに出演が決まったので、僕個人としてもめちゃくちゃ大歓喜でした。生駒ちゃんもめちゃくちゃ喜んでいましたし。

生駒:はい。推しとの共演です。

多和田:伝えた瞬間に、「うわー」と言っていました(笑)。今回親子として絡む場面が多いので、彼女の持つ良さを最大限に引き出してあげたいなって。もちろんそれは梅棒サイドとしてもそうですし、親目線としてもこの可愛いアンバーを見てほしいという気持ちになっているんです。それに、今作はクリスマス・サンタをめぐるストーリーが軸になっていますが、親子の人間ドラマの部分も重要な要素なので、アンバーとの関係性をしっかり作り上げて、丁寧に演じたいなと思っています。

それぞれのクリスマスシーズンの過ごし方とは……⁉

――本作にちなみまして、 皆さんの好きなクリスマスシーズンの過ごし方はありますか?

多和田:僕はこの時期、クリスマスにケーキを予約して食べることを一つの楽しみにしているんです。フルーツタルトがすごく好きなので。どうしても忙しい時は当日に買えないことも多いですけど、行けるところを探して絶対に食べるようにしています。梅棒って割と冬に公演が多いので、ここ数年は大体、すいーつさん(野田裕貴)と一緒に食べていますね。

天野:僕はイベントごとはあまりしないので、なるべく穏やかに静かに過ごしたいと思います。わざわざレストランを予約して食べに行くというよりは、ピザを取ったりするくらいかな。さっきたわでぃ(多和田)も言っていましたが、梅棒は11月~12月頃に公演をやっていることが多いので、なんだかんだみんなと過ごしているからあまりそういう意識がないのかもしれません。 学生の時からそうなんですけどね(笑)。

多和田:今それを聞いて思ったんですけど、ちょうど今年は公演で愛知にいるからクリスマスにケーキ予約できないかも。

生駒:愛知のケーキ屋さんは?

多和田:愛知で予約したことないですけどね(笑)。そしたら東京から愛知のケーキ屋さんを予約して、25日はみんなでケーキを食べよう。

生駒:私はノルディカニッセという北欧のかわいいサンタさんの置物シリーズがあるんですけど、それを毎年集めています。数が増えてきたので、今年は買うか迷っているんですけど。それから、私は12月29日が誕生日なので、クリスマス、誕生日、大晦日、正月というのが、子供の時はゴールデンタイムだったんです。 大人になったらどうでもよくなりましたけど。でも、今年は何個アクセサリーを買ってあげようかなとか、一年の集大成として自分に良いものを買ってあげるという全ての口実を12月に使えるので。大人になってクリスマスプレゼントも誕生日プレゼントも自分で買うので、今年は何にしようかなと思っています。

――では、最後に本作を楽しみにされている方々へメッセージをお願いします。

多和田:クリスマスの時期は寒いですが、梅棒はいつ誰が観てもフラットに笑えて泣けるので、心はとてもあったまると思います。自分も梅棒のそういうところがとても好きなので、皆さんにもその温かさを持ち帰ってもらいたいです。今回、クリスマスというモチーフは梅棒では初なのですが、普通のクリスマスというよりは、いい意味で梅棒ならではの、ちょっとごちゃごちゃしたポップなクリスマスで、絵本を読んでいるような作品になっていると思います。この季節にぴったりなプレゼントを全力でお届けしますので、ご家族や恋人、お友達など、身近な大切な人とも劇場に来ていただけたらと思います。

生駒:タイトルに私の役名がついていますし、2024年最後の仕事納めも梅棒さんなので。しっかり自分も納めつつ、観に来てくださった皆さんの観劇納めとしてよかったと思ってもらえるよう、楽しい年末を過ごしていただけたら嬉しいです。私のお父さんも東京で観劇するタイミングがあまりないのですが、今回は観に来てくれるんです。 多分お父さんの中で、好きな作品をまた更新してもらえると思いますし、家族や身近な人たちと一緒に観てもらって、その夜にチキンを食べたりして楽しい思い出の一つに梅棒を選んでもらえたらと思います。

天野:今回に限った話ではないですが、やっぱりこうやって出てくれる客演さんたちの魅力や新しい一面を見てもらったり、さっき生駒ちゃんも言っていましたが、グループの時とはまた違う表現で踊っている姿を、それぞれの客演の方のファンの皆さんにプレゼントとしてお届けしたいなと思っています。本当にみんな素敵な人たちなので、こはくちゃんを観に来たけど生駒ちゃんを気に入ったり、生駒ちゃんを観に来たけど(一色)洋平くんを気に入ったりということもあると思うし、素敵な皆さんが揃っているので、ぜひ新しい推しを見つけに来てほしいなと思います。僕はさっきクリスマスの過ごし方のエピソードは皆無でしたが、クリスマスに梅棒を観たということが思い出トークになれるような公演をお届けできたらと思っています。どうしても劇場でしか観ることのできない作品なので、騙されたと思って来ていただけたら。いいプレゼントをもらったなと思ってもらえるような、そんな2時間をお届けしたいと思います。

取材・文:THEATER GIRL編集部
撮影:野田涼

インタビュー前編はこちら

公演概要

梅棒 19th GIFT『クリス、いってきマス!!!』

【作・総合演出】伊藤今人[梅棒]
【振付・監修】梅棒

【出演】
伊藤今人(愛知のみ)、梅澤裕介、鶴野輝一(東京・大阪のみ)、塩野拓矢、
天野一輝、野田裕貴、多和田任益[以上、梅棒]
生駒里奈、志田こはく、筒井俊作[演劇集団キャラメルボックス]、一色洋平、SuGuRu
岡島源武[Protea*]、髙澤 礁太、鳥飼 真大、山﨑琉豊
※伊藤今人は愛知公演、鶴野輝一は東京・大阪公演のみの出演となります

【日程・会場】
<東京>2024年12月1日(日)〜12月15日(日)@サンシャイン劇場/20ステージ
<大阪>12月20日(金)〜12月22日(日)@COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール/5ステージ
<愛知>12月26日(木)〜12月27日(金)@ウインクあいち/3ステージ

【チケット料金(全席指定/税込)】 ※未就学児入場不可
SS席:9,500円(前方センターブロック/各回席数限定) S席:8,500円
U-25サービスエリア:3,500円(25歳以下・身分証明書要提示・当日指定席)

公演特設サイト:http://umebou19th.dynamize.net/
梅棒オフィシャルサイト:https://www.umebou.com/
梅棒OFFICIAL FANCLUB『ひのまる弁当』:https://www.umebou.net/

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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