ふぉ~ゆ~福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介インタビュー 『ENTA!7 4U. Zepp in de SHOW』 「自分も楽しく、お客さんも楽しめるものこそがエンターテインメント」(後編)
2024年12月18日より横浜・KT Zepp Yokohamaを皮切りに、『ENTA!7 4U. Zepp in de SHOW』が上演されます。12月21日からは大阪・Zepp Namba OSAKA、24日からは名古屋・Zepp Nagoya、2025年1月3日からは東京・Zepp Hanedaと各地での上演も決定しています。
年末恒例となったふぉ~ゆ~のライブエンターテイメントショー『ENTA!』。歌、ダンス、コメディ、トークなど、経験豊富なふぉ~ゆ~ならではのステージが繰り広げられ、毎年恒例の新曲披露に加え、年々パワーアップするバラエティーの仕掛けが詰まった毎公演まったく違うアドリブだらけのステージは、時期も相まって“忘年会”とも称され愛され続けてきました。
7回目の開催となる今年は12月21日(土)の大阪公演で通算公演数100回を迎える記念の年となります。これを記念して、今までは年末にのみ開催していた本公演を、今年は“新年会”と称し年明けにも開催。テーマに「愛の王国」を掲げ、何が起こるかわからないライブエンターテイメント満載で熱いステージが届けられます。
THEATER GIRLはふぉ~ゆ~の福田悠太さん、辰巳雄大さん、越岡裕貴さん、松崎祐介さんにインタビュー。後編では、今回で7回目となる『ENTA!』への思いを語っていただきました。
『ENTA!』ではふぉ~ゆ~によるアドリブも魅力の1つ
――『ENTA!』は今回で7回目となりますが、上演を重ねる中で「メンバーのここがすごい」と思うことはありますでしょうか。
越岡:『ENTA!』っていろんなことをやりすぎて、何をやったのかあまり覚えていないんですよね(笑)。
辰巳:こっしー(=越岡)は「『ENTA!』は自由に楽しんでいいんだ」とスイッチが入ってからは一番楽しんでるなと。だから、何をやったか覚えていないんだろうなって。学校の休み時間に何で盛り上がったのか分からないみたいな。
越岡:うん、そんな感じ!
辰巳:みんなそうだけど、とくにこっしーが楽しそうで。そんなこっしーを見られるのが『ENTA!』ですね。テンションがあがって声が高くなるのがよく聞けます(笑)。
越岡:毎公演コントのシーンもあるし、アドリブとかゲストも違うからこその楽しみ方なのかなって。年末にやる忘年会みたいな感じです。
――アドリブが求められることを楽しめるのは最初からだったのでしょうか。
福田:初演の時はけっこうガチガチに全部決めて、リハーサルもちゃんとしたいと思っていたんですけど、回数を追うごとにあまり決めすぎない方がいいと思い始めたんです。そこからはルールだけ決めて、あとはそれに乗っかって自分たちが楽しむみたいな。『ENTA!』に関しては、お客さんにもそのスタイルの方が楽しんでもらえるなと気づいて。自分たちも緊張しなくなってきて、普段通りにエンジョイできるような状況を自分たちで作っていくようになりました。あとは、プロデューサーから「あれ面白かったから、もう1回やって!」と言われたことは絶対にやらないです(笑)。
松崎:言われたら「それ、今またやって面白い?」って思っちゃうんですよね。
福田:だから、毎回どんどん変わっていく。「さっき面白かったから、やってよ!」と言われて「わかりました!」って言いながら、本番は勝手に違うことをするっていう(笑)。
越岡:それで「こいつやべぇな」と思いながら、みんなどんどん乗っかっていくんですよね。
松崎:だから、初日からだんだん時間が伸びていく(笑)。
辰巳:それは、反省してる!
松崎:でも、しょうがない。楽しんじゃってるから!
辰巳:もともとゲストさんとは、打ち合わせをわざとさせてもらえなかったんです。それは、プロデューサー曰く「これからふぉ~ゆ~がテレビに出るにあたって、テレビはどんなことを話すか決められていない場面が多いから、いつかテレビにたくさん出るときのために」ということだったみたいです。それは今も本当にタメになっています。
松崎:感謝ですよ。ありがとう!
辰巳:生きてるから! 上を向いて「ありがとう」じゃないのよ(笑)。
――今回の『ENTA!7 4U. Zepp in de SHOW』では何をやるのか、今の時点で決まっているのでしょうか?
越岡:本筋は決まっています。
福田:でも、教えてもらえている部分ともらえていない部分があるんです。その感じはイライラします!
越岡:愚痴になってる(笑)。
辰巳:でも「愛の王国をやる」とは聞いています。「愛の王国には国歌もあるし、愛をみんなが語るんだ」って。でも「こういう曲を使ってやりたい」っていう“こういう曲”が、俺らにも分からないんですよね。
松崎:だから、遊びにきてくれる方も分からないんじゃないかな。
辰巳:あと、「ラップをやりたい」って言ったら「あれは言葉が詰まりすぎて入ってこないんだよな」って言われた(笑)。
松崎:それをラップっていうんじゃないの!?
今年の『ENTA!』は2024年から2025年と、年をまたいでの公演に
――『ENTA!』やさまざまな舞台を経験してきたふぉ~ゆ~にとって、エンターテインメントとはどのようなものでしょうか。
福田:『ENTA!』をやってきて「その場でどんどん、さっきよりも面白いことをやる」みたいなことは、まさにエンターテインメントだと思っています。自分も楽しく、お客さんも楽しめるものこそがエンターテインメントだと、『ENTA!』で学びました。
――「これがふぉ~ゆ~のエンターテインメントだ」というものはありますか?
福田:自分たちだけで盛り上がっている時ですかね。
松崎:それが出るのはコントだよね。
越岡:それが許されているのが『ENTA!』だと思います。お客さんを置いていっちゃだめなんだろうけど、この4人だけで楽しんでいる瞬間は「ふぉ~ゆ~だな」と思いますね。この4人だけでお互いを攻めているのも、面白いですし。
辰巳:「ふぉ~ゆ~にしかできないもの」となると、やっぱり自分たちだけで盛り上がっちゃった時なんだろうな。だから、“同級生”っていうのはここに来て、めちゃくちゃ大きいのかなって。全員同い年でふと盛り上がるネタが一緒なのは、同じ時代を生きてきたからというか。だから、エンタメを考える時にふぉ~ゆ~を見ていると、その場で生まれたものやお客さんと共有したその瞬間といった“生のもの”がエンターテインメントの一番おもしろいところなのかなと思います。自分たちが楽しんでいないと楽しませられないということを、ふぉ~ゆ~にいると実感しますね。コンサートでも、自分たちが楽しめていないから変えようと言えるのはふぉ~ゆ~らしさだと思いますし、「この曲は普通にやっても、面白くないんじゃない?」ということもあるので。
――今回の『ENTA!』は、年末と年始をまたぎますね。
辰巳:実家に帰れないな~。毎年2日には帰っていたんですけど、姪っ子とゆっくりできない。
――今までとは違う年末年始になりそうですね。
越岡:でも、年始から楽しい『ENTA!』で始められるのはいいと思いますね。今まで忘年会みたいにやっていた『ENTA!』を新年会としてもできるから。
松崎:となると、変えないといけないところもあるかも。
辰巳:そうだね。今までは「メリー・クリスマス!」からの「来年もよろしく」って言ってたもんね。
福田:あと、『ENTA!』は会場が大事なんですよね。違う会場に行くだけで全然違う『ENTA!』になるので。羽田も楽しみです!
辰巳:どうなっちゃうんだろうね。あと、先輩の言葉を引き継ぐとすると「みんなが休みの時に働く。みんなが働く時にもっと働く」っていうことなのかな。僕らがエンタメだから!
福田:僕らは一応仕事ですけど、その遊びに来る人以上に遊ぶつもりです! 新年会として!
辰巳:でも、年始に後輩が来たらお年玉あげないといけないから……。後輩たちは来ないでください(笑)!
――では、最後に2025年はどんな年にしたいですか?
福田:『ENTA!』に限らず、自分たちなりに計画していることもありますし、実現できるように頑張りたいですね。『ENTA!』の新年会で景気よく始められたらと思います!
取材・文:THEATER GIRL編集部
公演概要
『ENTA!7 4U. Zepp in de SHOW』
構成・演出: 羽雁彰(ENPLEX)・西谷隼人ほか
振付: Shin.1
出演: ふぉ~ゆ~(福田悠太 辰巳雄大 越岡裕貴 松崎祐介)
主催: サンデーフォークプロモーション/CBCテレビ
製作: サンデーフォークプロモーション/ENPLEX
チケット料金 9,400円(税込)※ドリンク代別途600円 (未就学児のご入場はご遠慮いただいております)
【横浜公演】 2024年12月18日(水)~19日(木) KT Zepp Yokohama
【大阪公演】 2024年12月21日(土)~22日(日) Zepp Namba(OSAKA)
【名古屋公演】 2024年12月24日(火)~25日(水) Zepp Nagoya
【東京公演】 2025年1月3日(金)~5日(日) Zepp Haneda(TOKYO)
公式サイト:https://hicbc.com/event/4u_enta7/
リーディング音楽劇『ジャングル大帝』
原作: 手塚治虫
脚本・作詞: 福田響志
演出: ウォーリー木下
音楽: 岩崎 廉
出演:
<レオ編>
福田悠太 辰巳雄大 越岡裕貴 松崎祐介(ふぉ~ゆ~)
太田基裕
梅田彩佳 西川大貴 ダンドイ舞莉花
スペシャルコーラス/浦嶋りんこ
コーラス/吉田純也
ダンサー/ホナガヨウコ 池田遼
バンド/奥田真広 一丸聡子 朝里奈津美(パーカッション)
宮崎達也(マルチリード) 朝田英之(ギター) 山口健一郎(ベース)
中原裕章(キーボード)
<ルネ&ルッキオ編>
深田竜生 黒田光輝
永田崇人 西川大貴 工藤広夢
水嶋凜 ダンドイ舞莉花
上口耕平 宮原浩暢(LE VELVETS)
スペシャルコーラス/浦嶋りんこ
コーラス/吉田純也
ダンサー/ホナガヨウコ 池田遼
バンド/奥田真広 一丸聡子 朝里奈津美(パーカッション)
宮崎達也/竹内理恵(マルチリード) 朝田英之(ギター) 山口健一郎(ベース)
中原裕章(キーボード) 古賀敬一郎(マニピュレーター)
<レオ編>
【東京公演】
2024年12月11日(水)~16日(月)
有楽町よみうりホール
チケット料金:全席指定:10,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可
<ルネ&ルッキオ編>
【大阪公演】
2025年1月10日(金)~13日(月・祝)
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【東京公演】
2025年1月18日(土)~31日(金)
有楽町よみうりホール
公式サイト https://jungle-stage.com
公式X(旧Twitter) @jungle_stage
制作協力 手塚プロダクション
協力 rit.,フジテレビジョン
企画・製作 シーエイティプロデュース