茅島みずきインタビュー 『Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-』 「歴史的な作品に携わらせていただけることはとても光栄」
INTERVIEW
――今作では、ヒロインのジュリエット役を演じられますが、ご自身の役の見どころを聞かせてください。
10代らしい天真爛漫な部分も多いんですけど、後半にかけては、「愛する人のためを思って死を決意する」という、その年代では考えられない決意をするので、その両方の部分に注目して観ていただけたら嬉しいです。
――物語の前半と後半では、演じ方もかなり変わってきそうですね。
そうですね。最初は両親に従順で、なんでも従うような子だったのが、ロミオに一目惚れをしてからどんどん変わっていくところは、とても面白い部分だと思います。
――『ロミオとジュリエット』は、世界中で愛されているシェイクスピアの名作ですが、この名作を現代で上演するにあたり、どんな気持ちで演じようと考えていますか?
古典作品なので、言い回しがとても難しくて。まずは、言葉の意味を調べて、それを自分に落とし込んでいくところから始めました。現代では、携帯があるので、会おうと思えばいつでも会うことができると思うんですけど、昔はそういう手段が全くないので、ロミオが塀を登ってジュリエットに会いに来る。今の人が見ると、とても新鮮で心に刺さるものになるんじゃないかと思います。
――確かに、文明が発達している今だからこそ、心に刺さりそうな感じがしますね。今作では、道枝駿佑さんがロミオを演じられますが、印象はいかがでしょうか?
休憩時間もずっと台本に向き合っていて、すごくお芝居熱心な方という印象で、とても心強いです。