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水江建太インタビュー Bloody Love 歌劇『ババンババンバンバンパイア』「これまでとは違う新しい一面をお見せできるのでは」(後編)

INTERVIEW

2025 年 9 月 20 日(土)より東京国際フォーラム ホールCにて、Bloody Love 歌劇『ババンババンバンバンパイア』が上演されます。

『ババンババンバンバンパイア』は、「別冊少年チャンピオン」 (秋田書店)にて連載中の奥嶋ひろまさ氏による漫画作品。 老舗銭湯で住み込みバイトをする“吸血鬼”の森 蘭丸が、究極の味わいである「18歳童貞の血」を求め、銭湯の一人息子・立野李仁の純潔を守るために奮闘する姿をコミカルに描き、 2025年にTVアニメ化や実写映画化もされるなど、今注目を集める作品の1つです。

主人公の森 蘭丸役を、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ、 MANKAI STAGE『A3!』シリーズやテレビ朝日『仮面ライダー ギーツ』など数々の話題作に出演する、水江建太さんが演じます。

共演には、崎元リストさん、井手柚花さん、山野 光さん、佐奈宏紀さん、染谷俊之さんなど、多彩なキャストが揃いました。

THEATER GIRLは、主演の水江建太さんにインタビュー。後編では、今年30歳という節目を迎えるにあたり役への取り組み方への変化やこれから目指したい俳優像、疲れたときのリフレッシュ法などについてお聞きしました。

インタビュー前編はこちら

「答えの数が増えた」感覚がある

少しずつ硬さが取れてきた感覚があります。以前は「こうでなきゃ納得できない」と自分を縛っていた部分もありましたが、今は柔軟になってきた気がしていて。答えの数が増えた、と言うと大げさかもしれませんが、少しそういう感覚がありますね。

今思えば、当時から必死に目の前のことに取り組んでいたのは変わりません。でも、あの頃は解釈の幅が狭かった気がします。今になって「ほかの選択肢もあったな」と思うこともありますし、きっと数年後には今の自分にも同じことを思うのでしょうね。

どうなんでしょうね。広がるのか、逆に狭まるのか、今はまだ分からないです(笑)。

具体的に「これ」という目標はまだないんです。ただ、自分の中で納得できるスキルアップやステップアップは続けたいです。どんな形になるかはまだ分かりませんが、落ち着くよりも、今だからこそ挑戦を続けたいと思っています。

こういう役は巡り合わせでもありますが、今のタイミングだからこそ出会えたのだと思います。とてもいいご縁をいただけたと感じますね。

身近で学べる環境があることはとてもありがたい

役者として誰かから強く影響を受けた、ということは正直ないかもしれません。というのも、僕は芸能活動を始めたとき、「役者になりたい」という気持ちがスタートではなかったんです。いただいた仕事を続けていく中で、だんだん演じることの面白さに気づいた“後天タイプ”でした。ただ、今は現場で出会う方々から多くのことを学ばせていただいているので、身近で学べる環境があることはとてもありがたいと思っています。

そうですね。スタートはやはり「音楽をやりたい」という思いでした。

それはやっぱり舞台に立ったときですね。「こんな世界があるんだ」と感じました。稽古の段階では、舞台がどのように始まり、どう進んでいくのか全く想像がつきませんでしたが、目の前の稽古を一生懸命積み重ね、いざお客様の前に立って披露したとき、大きな興奮を覚えました。「こんなに素敵な仕事があるんだ」と気づけたのが、役者としての始まりだったのかもしれません。

そうですね。音楽ではあまりそういう段階はないので、とても新鮮でした。

どの現場でも必ず刺激を受けますね。スキルの高い人を見たら「すごいな」と素直に思いますし、「それどうやっているの?」と聞いたり、観察して自分に取り入れることも多いです。

コメディというジャンル自体が新しい挑戦

まさにこの作品が挑戦だと思っています。コメディというジャンル自体が新しい挑戦ですし、役作りのために作品とは別にコメディの映像資料を見たり、全く違うドラマを研究したりしています。今、この役に取り組むこと自体が、「挑戦したいこと」そのものだと感じています。

「チャンスがあれば」というよりも、「その時が来たらやるしかない」という気持ちの方が強かったですね。近くで共演者のお芝居を見ていても、コメディは本当に難しいジャンルだと感じていました。もし自分がやるなら、もっとスキルを磨いてステップアップしなければと思っていたので、今回ようやくそのチャンスが巡ってきた気がしています。だからこそ、目いっぱい自分の力を出し切りたいです。

糖分を摂って、頭を働かせている

休みがあればとにかく寝ることが一番大事だと思うのですが、頭が働かないけどやるしかない、というときの対策として、ラムネにハマっています。糖分を摂って無理やり頭を働かせる感じです。今日も食べてきました(笑)。粒タイプのラムネですが、結構助けられています。食べすぎには注意ですが(笑)、リフレッシュにもなっています。

――最後に、本作を楽しみにしている皆様に向けて、メッセージをお願いします。

まず僕自身、この役を演じることをとても楽しみにしています。そして、皆さんに楽しんでいただけるよう、自分の殻を破って、精一杯森 蘭丸をまっすぐ演じたいと思います。どうぞ応援よろしくお願いします。劇場でお待ちしています。

取材・文:THEATER GIRL編集部
撮影:Jumpei Yamada

インタビュー前編はこちら

公演概要

Bloody Love 歌劇『ババンババンバンバンパイア』

公演期間・劇場 2025年9月20日(土)~9月25日(木) 東京国際フォーラム ホールC

原作:奥嶋ひろまさ『ババンババンバンバンパイア』(秋田書店「別冊少年チャンピオン」連載)

演出:川尻恵太(SUGARBOY)
脚本:渡辺雄介

主題歌: 「ビビビ!」
Produced by Alpha-Enterprise

出演:
森 蘭丸役 水江建太

立野李仁役 崎元リスト
篠塚 葵役 井手柚花
篠塚 健役 山野 光

坂本梅太郎役 佐奈宏紀
山羽カオル役 滝澤エリカ
立野春彦役 髙木 俊
立野珠緒役 美羽あさひ

森 長可役 染谷俊之

<アンサンブル>
伊藤智則 岡村拓真 菅井理久 原池 優
藤本裕真 宮原 遥 溝口雄大 森田力斗

<スウィング>
佐山太一

<映像出演>
浪川大輔
山本弓月

チケット料金: 全席指定:10,800 円(税込)

協力:一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会
協賛:足リラシート(株式会社中村)
主催: 歌劇『バババ』製作委員会(株式会社ネルケプランニング/株式会社テレビ朝日)

公演に関するお問い合わせ ネルケプランニング https://www.nelke.co.jp/contact/
チケットに関するお問い合わせ サンライズプロモーション東京 TEL:0570-00-3337
(平日12:00~15:00)

公式サイト https://blm-bababa.com
公式X https://x.com/blm_bababa

公式YouTube https://www.youtube.com/@blm_bababa

Ⓒ奥嶋ひろまさ(秋田書店)/歌劇『バババ』製作委員会

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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