小池徹平インタビュー ミュージカル『るろうに剣心 京都編』 「心のなかで小さくなっていた炎がまた燃え上がった」(後編)
2022年5月17日より、東京・IHIステージアラウンド東京にてミュージカル『るろうに剣心 京都編』が上演されます。
「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」は、シリーズ累計発行部数 7200 万部を超える和月伸宏原作の大ヒットコミックス。日本の明治時代を舞台にした剣劇漫画で、これまでアニメ、小説、そして実写映画化など、様々なメディアで展開されてきました。今作は2020年秋に同劇場で上演予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で全公演中止となっていました。
脚本・演出を手掛けるのは、数々のグランドミュージカルを手掛けてきた小池修一郎氏。そして、主人公の緋村剣心を、今年俳優生活20周年を迎える小池徹平さんが演じます。
今回THEATER GIRLは小池徹平さんにインタビューを敢行。後編では、役柄への印象や小池さんの思うミュージカルの魅力について語っていただきました。
きらびやかかつ迫力のあるステージになると思う
――小池さんは『るろうに剣心』のどういったところに魅力を感じていらっしゃいますか。
やっぱり、個性豊かなキャラクターに魅力を感じます。少年漫画が大好きなので、かっこいい技や名前も好きですね。1対1の刀での戦闘シーンもあっという間に終わってしまう印象が強いですし、命のやり取りという緊迫感にワクワクした印象があります。
大人になって読み返しても、剣心は強いだけではなく、剣を交えることで戦った相手に本質や生きる道を与えてくれる。生き方を導くような、力になるような言葉を相手にかけるところが好きです。
――ミュージカル作品ならではの『るろうの剣心』の魅力も教えていただけますでしょうか。
以前、小池先生とご一緒したのは『1789 -バスティーユの恋人たち-』というミュージカル作品だったのですが、小池先生の作品はアンサンブルのみなさんによる表現がとても素敵だと思っています。
今回も、ただ激しいストレートの舞台ではなくて、剣のぶつかり合いのシーンも曲に合わせて、きらびやかかつ迫力もあり、ミュージカルならではの表現方法をされるのではないかなと思っています。表現するのは僕たちですが、全体的な構成は小池先生に任せつつ、楽曲も完全オリジナルになると思うので、僕たちがどこまでステアラで表現できるのかというところに期待していますね。