小西詠斗インタビュー ミュージカル『ジェイミー』 「今作は今の時代に前を向くきっかけになるような作品」
INTERVIEW
――小西さんは、レポーターや映像など幅広いお仕事をされていますが、舞台の魅力はどんなところにあると思いますか?
映像と舞台ではお芝居も全く違うので、その違いがすごく面白いなと思います。舞台は、目の前にいる人がすごい熱量で物語をつくり上げていくところがいいなと思いますし、同じ空間を共有できるのが面白いところだなと感じています。アクシデントがあったりするのも生ならではですし、お芝居の仕方も全然違うので、切り替えは難しいんですけど両方とも面白いです。
――映像と舞台のお芝居はやっぱり全然違うものなんですね。
もちろん声は張りますし、映像は間があったとしても、カット割があるため違和感なく進むのですが、舞台は、全画面で観ることができるので、映像のようなテンポでやっていると、お客さんも「この人、次はこんなこと言うだろうな」って 先が読めてしまうと思うんです。そうするとつまらなくなってしまうので、ワンテンポくらい早めてみたり、テンポをよくしたりすることで飽きさせないように意識をしています。やはり間やテンポも、舞台と映像では全く違うなと思いますね。
――上演を重ねるごとに、ここを変えてみようといった風に、変化を付けたりすることもありますか?
そうですね。毎回、「これやってみよう」と共演者と話していろんなことを思いつくので、公演を重ねるごとにどんどん変わっていきますね。やはり最初と最後では、全然違うものになっていると思います。
――今回、ミュージカル『ジェイミー』は地方公演もありますしね。
そうですね。最後まで、いい意味で完成はしないんじゃないかと思っています。