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松下優也インタビュー ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』 「世界観や役柄が自分と合いそうと感じ、すぐに出演を決めた」(後編)

INTERVIEW

――ミュージカルの出演は約1年ぶりになりますが、久しぶりに取り組まれていかがですか。

やはり僕自身、歌うこともお芝居することも大好きで。ミュージカルは、どちらもあるじゃないですか。だから本当に楽しい日々だなと実感しています!

――ミュージカルがやはりお好きなんですね。

はい。理屈抜きで、好きですね。 僕はミュージカルだけをやってきた人ではなくて、お芝居はお芝居、音楽は音楽でやってきて。ミュージカル畑の人間ではない分、何といいますか……。どうしても、「なぜこれはこうなるんだろう?」といった疑問を感じやすい立場だと思うんです。ミュージカル以外での独自の経験値があるからこそ。

どの世界にもルールというものが存在すると思いますが、ルールだからといって押し付けられて、「なぜそのルールができたのか」という理由を知らずにやっていたらよくないと思うんですよね。だから、その違和感をしっかりと自分の中で噛み砕いたうえで、もちろんミュージカルに対してきちんとリスペクトを持ちながら演じたいなと思っています。

――いろんな経験がある松下さんだからこその気付きは大切にしつつ、ミュージカルに敬意を持って取り組みたいということなんですね。

そうですね。やはりミュージカルやお芝居など何でもそうですが、チームプレーでしかないと思っています。キャストはもちろん、スタッフさんたちも含めて全体が勝たないと勝ちじゃないというか。そもそも勝負ではないので、一体勝ちとは何なのかという話なんですけど……。それでも全体で勝たなきゃ意味がないと思っていますね。なので、自分の芝居がいいとか悪いとか、そういったことは正直どうでもよくて。

もし自分のお芝居をどうしたらいいか悩んだら、相手がどうやったらやりやすいのかを考えるのが一番の答えでもあるので、自分自身がどうしたいかというのは結構後回しにしています。ミュージカルはどちらかというと、受けの芝居より自分から発信することに重きを置くことも多いですが、それでもいろいろと考えながらやっていますね。いろいろ話しましたが、結論はミュージカルが大好きということです(笑)。

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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