桐山照史(ジャニーズWEST)、松島聡(Sexy Zone)、高橋ひとみら出演。『赤シャツ』ゲネプロ&取材会レポート!
――初舞台とのことで、松島さんは何か準備などされたのでしょうか?
松島:マキノノゾミさんが描かれた戯曲の中で、僕が演じる武右衛門というキャラクターが登場していないところを宮田さんと一緒に考察して、「武右衛門ってどういう子なんだろう? 武右衛門のお父さんやお母さんってどういう方だったのだろう?」というのを自分なりに考えていました。描かれていない部分を想像して、役に入れ込んでいく作業がとても楽しかったです。
桐山:バックボーンを作って?
松島:はい! そうですね。
桐山:あとは着物で稽古する機会が多かったのですが、稽古前に聡ちゃんが「照史くん、稽古着って何ですか? 僕、着物買ったほうがいいですか?」って(笑)。それで稽古着を買っていたよね?
松島:はい。ちゃんと購入して、今は自分で着られるようになりました。今日も自分で着付けして……
桐山:あ、そうなん?
松島:はい。
桐山:綺麗に着てるね。自分でやったん?
松島:自分でやりました。元々着物が好きだったので、着付けをいつか学んでみたくて。だから今回いい機会でしたね。
桐山:偉いな! 僕は衣裳さんのところ行って、着させてもらった(笑)。
――舞台に出演することになって、着付けができるようになって、あと何か他にできるようになったことはありますか?
松島:あとは……、照史くんが稽古中にアドバイスしてくださったのですが、どうしてもお芝居してると一人よがりになっちゃうといいますか、自分だけで芝居してしまうことがあって。相手役の方とうまくコミュニケーションが取れないと悩んでいたときに、照史くんに「どうしたらいいですか?」と聞いたら、「自分一人ではなくて、一緒にステージに立っている方と会話するように意識するともっとお芝居が上手く見えるよ」と言われて……
桐山:お前、めちゃくちゃ恥ずかしいやん! そんなこと一切言っていません(笑)!
松島:いや、言ってくれました(笑)。
桐山:夢かな(笑)?
松島:いや、夢じゃないです(笑)! そういう的確なアドバイスをいただいたので、その日からきちんと向き合って、相手の演じ方に合わせて自分もその都度変えていくことを意識しました。宮田さんも「お芝居を更新していきましょう」とおっしゃってくださって。昨日よかったお芝居でも、今日は違うことも多くあるので、どんどんお芝居をアレンジしながら更新していくことも一つ学びになりましたね。