黒柳徹子、藤井流星 (ジャニーズWEST)ら出演。『ハロルドとモード』ゲネプロ&取材会レポート!
――今回演じていらっしゃるモードがまさに黒柳さんにぴったりな役だと思ったのですが、共感できるところはありますか?
黒柳:そうですね。私50年くらい前に長岡輝子さんという女優さんが演じていらっしゃったのを文学座で観たんですね。そのとき、いい芝居だなと思ってね。当時はまだちょっと若かったですが、将来これをやりたいなと思いました。80歳というと昔は相当な年齢に感じましたが、最近はみんなちょっと若くなっているので。本当は90歳くらいにした方がいいのかもしれないですね。
まだ私は90歳にはなってないですが、もう80歳はすでに随分前に過ぎましたので。自分で「80歳になった」と言っていると、ちょっと気が引けるんですけれども。いずれにしましても、いい塩梅の脚本だなと思って、とても気に入ってやらせていただきました。
――今回は79歳と19歳のラブストーリーとなっていますが、藤井さんは恋人役をやってみていかがですか。
藤井:「これ、黒柳さんのために書かれた作品ですよね?」というくらい、黒柳さんの魅力とモードの魅力が共通している部分がいっぱいあって。この年齢差の二人ということで、最初は「どんな恋愛なんだろう?」、「どんな惹かれ方するんだろう?」と思っていたのですが、この脚本を読んだとき二人が引き寄せられる理由がとても腑に落ちました。
――黒柳さんからしても、恋人役で60歳下というのは初めてですよね?
黒柳:ないです、初めてです。
――一番年下の恋人ですね。
黒柳:芝居の中では周りの人たちからいろいろと言われてしまいますが、ただ一緒に遊ぶのは平気よね? ご飯食べに行ったりね。
藤井:したいですね。
黒柳:しましょう。今はコロナ禍なので行けないですが、この騒ぎが終わったら本当にご飯行きましょうね。
藤井:アイスクリーム屋さんも行きましょう!
黒柳:最後にアイスクリーム屋さんでね! 行きましょう。