皆川猿時、荒川良々、細川徹インタビュー『3年B組皆川先生~2.5時幻目~』 「お客さんをちゃんと笑わせて帰らせたい」
6月17日(木)より本多劇場にて『3年B組皆川先生~2.5時幻目~』が上演されます。2016年、2018年に“バカバカしく”そして“スリリング”な展開で話題を呼んだ舞台『あぶない刑事にヨロシク』。そして今回、3年振りに皆川・荒川コンビが、学園を舞台に帰ってきます。
今回お話をうかがったのは、皆川猿時さんと荒川良々さん、作・演出の細川徹さん。本作の見どころやコロナ禍での舞台上演で思うこと、前作『さらば!あぶない刑事にヨロシク』での思い出深いエピソードなど、たっぷりとお話をうかがいました。
稽古で変わる「まだ覚えなくていい台本」
――前回は刑事モノで、今回は学園モノということですが、どのような舞台になりそうでしょうか?
細川:今回は、刑事から学園に設定が変わりましたけど、やることは変わらないと思います。新喜劇とかもいろんな設定があるけど、やることは変わらないじゃないですか。このコロナ禍という環境ではありますが、お祭り気分で気楽に舞台を楽しんでもらえたらと思っています。
――今回、皆川先生が実は焼き鳥屋さんだったという設定ですが。
細川:もしかしたらそれも変わっちゃうかもしれないです(笑)。
――お二人も、今日が初見なんですか?
皆川:いえ、こんな感じですって台本をチラッと(笑)。
細川:稽古で変わってくるので、まだ全然覚えなくていいです(笑)。
――覚えなくていい台本なんてあるんですね(笑)。
細川:ありますよ。面白くなってからでいいんですよ。
――お二人はいかがでしょうか?
荒川:もうやるしかないですよね。
皆川:今回もほぼ同じメンバーでお送りするわけなんですけど、そこに清宮(レイ)さんが入ったので、すごく新鮮な気持ちでできるかもしれませんね。
――清宮さんとはこれからお会いする感じなんでしょうか?
細川:ぼくは顔合わせで一度会ったけど、ほぼ初舞台だしすごく緊張してると思います。
荒川:嫌でしょうね。初参加が私だけって。
細川:そこまでいじけてないとは思うけど(笑)。
荒川:しかも10代……18?
細川:17歳だったかな。
荒川:17歳かぁ。
皆川:嫌われないようにしたいですよねぇ。「なんか、あいつTシャツ臭いなぁ」とか言われないように (笑)。
荒川:こまめに着替えないと。
細川:季節的にね。稽古のときはちょうど生乾きの、梅雨の時期だからね。
荒川:稽古場が雑巾みたいな臭いするみたいな。
細川:清宮さんがやってるラジオでそんな話になったら嫌ですものね。
皆川:だって、そういうところから嫌われていくんでしょ?
荒川:女性は特に。
細川:お父さんじゃないから大丈夫だと思いますよ(笑)。